フォーミュラ2 牧野任祐 福住仁嶺 ジョージ・ラッセル
FIA F2選手権 第5戦の決勝レース1がフランスのポール・リカール・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)がポール・トゥ・ウィンで優勝。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は8位、福住仁嶺(BWT Arden)は9位入賞を果たした。

シーズン第5戦のレース1が、ポール・リカール・サーキットで行われた。予選でタイムが伸びなかった牧野任祐(RUSSIAN TIME)は16番手、福住仁嶺(BWT Arden)は18番手からのスタートとなった。

午後5時45分、時折降っていた雨もスタート時には上がり、ドライコンディションでスタートが切られた。レースは開始早々から荒れ模様となったが、牧野任祐と福住仁嶺はそれらを切り抜けポジションアップ。牧野任祐が12番手、福住仁嶺は13番手で1周目を終えた。

スタート後、間も無く雨が降り始め、混乱に拍車をかける展開となる。スピンやコースアウト、そして早々にタイヤ交換を行うチームも出て8周目には牧野任祐が6番手、福住仁嶺は10番手を走行。ともに激しいポジション争いを展開する。

レース中盤、雨は上がりコンディションは回復し始める。牧野任祐は14周終了時点でピットインし、タイヤ交換を行った。これにより牧野任祐は11番手となり、上位を目指し追い上げを開始する。福住仁嶺はタイヤ交換を引き延ばし、ポジションを4番手まで上げる。そして、22周目に福住仁嶺はピットインしタイヤ交換を行うと8番手でレースに復帰した。

レース終盤、福住仁嶺と牧野任祐を交えた3台による激しい8番手争いが展開される。残り3周まで8番手を走行していた福住仁嶺は28周目にパスされポジションダウン。牧野任祐にも先行を許し10番手となる。最終ラップ、牧野任祐は先行車と激しい8番手争いを展開し、一旦は8番手に上がったものの、すぐに抜き返されて9番手でフィニッシュを迎えた。

優勝はポールポジションからスタートしたメルセデスの育成ドライバーのジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)。2位にはセルジオ・セッテ・カマラ(Carlin)、3位でロベルト・メルヒ(MP Motorsport)がチェッカーを受けたが、レース後にタイヤ内圧の違反で失格処分となり、ルカ・ギオット(Campos)が繰り上がった。

牧野任祐が8位、福住仁嶺が9位となり、初めて2人が共に入賞を果たす結果となった。牧野任祐はレース2、ポールポジションからスタートして初の表彰台を目指す。

2018年 F2 第5戦 フランス レース1 結果

PNoDriverTeam
18ジョージ・ラッセルART Grand Prix
218セルジオ・セッテ・カマラCarlin
39ロベルト・メルヒMP Motorsport
414ルカ・ギオットCampos Vexatec Racing
521アントニ・フォコCharouz Racing System
64ニック・デ・フリースPERTAMINA PREMA Theodore Racing
720ルイス・デレトラズCharouz Racing System
86ニコラス・ラティフィDAMS
92牧野任祐RUSSIAN TIME
1012福住仁嶺BWT Arden
1116アルジュン・マイニTrident
127ジャック・エイトケンART Grand Prix
1311マキシミリアン・ギュンターBWT Arden
1417サンティノ・フェルッチTrident
151アルテム・マルケロフRUSSIAN TIME
1615ロイ・ニッサニーCampos Vexatec Racing
1719ランド・ノリスCarlin
185アレクサンダー・アルボンDAMS
1910ラルフ・ボスチャングMP Motorsport
203ショーン・ゲラエルPERTAMINA PREMA Theodore Racing


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カテゴリー: F1 / FIA F2