レッドブルF1育成の岩佐歩夢、F2初優勝「実力で勝ち取った勝利」
レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢は、FIA F2選手権第9戦のフィーチャーレースでF2初優勝を飾り、シリーズランキングで9位に浮上した。
定刻より10分遅れ、午前9時45分にフォーメーションラップがスタート。気温は28℃、路面温度は39℃で、朝方とはいえ暑く日差しの強いなかでのレースとなった。
フロントロウ、2番手から好スタートを切った岩佐歩夢だが、さらに好ダッシュを決めた4番グリッドのマシンがトップに立ち、岩佐歩夢は2番手をキープして第1コーナーを通過した。トップの背後に迫る岩佐歩夢は、ターン8でアウト側からトップに並びかけ、オーバーテイクを決めて首位に立った。
岩佐歩夢はトップで1周目を終え、2周目に後続のアクシデントでセーフティカーが導入された。6周目にレースが再開となり、リスタートを絶妙のタイミングで決めた岩佐歩夢は2番手に約1秒の差をつけて、その後も徐々に2番手を引き離していく。
ソフトタイヤでスタートした岩佐歩夢は、15周目にピットインしタイヤ交換を行った。チームは素早い作業で岩佐歩夢を送り出し、岩佐歩夢はその時点では4番手でコースに復帰。同じ戦略のマシンのなかではトップを守ることに成功する。
ペースに勝る岩佐歩夢は、全車がピットインを終えた20周目には2番手に4秒の差をつける独走状態に。終盤戦に入っても岩佐歩夢のペースは後続に優り、周回を重ねるごとにその差を広げて、岩佐歩夢は2位に8秒以上の差をつけて、F2ルーキーイヤーにして初優勝を飾った。
岩佐歩夢は25ポイントを加算し、シリーズポイントは72ポイント。ランキングは9位にジャンプアップした。
「優勝はすごくうれしいとともに、これまで悔しい思いをたくさんしてきたので、少しホッとしたという気持ちもあります」と岩佐歩夢はコメント。
「勝てるポテンシャルがあるのに、なかなか結果が出なかった悔しさは、これまで経験のないくらいのものでしたし、自分もチームもやるべきことをちゃんとやればこの位置にいられるということを示せたのもとてもよかったと思います」
「レースは、スタートはあまりよくなかったのですが、焦らずに狙いを決めて1周目にトップをオーバーテイクできたことが大きかったと思います。その後は、タイヤマネジメントに気を使いすぎることなく常にプッシュの状態でしたが、タイヤに問題はなく、ペースもずっとよかったので、いいマシンに仕上げてくれたチームに感謝しています」
「全体としては、マシン、ドライビング、ピット作業などほぼすべてが完ぺきなレースで、チームと自分が実力で勝ち取った優勝だと思います。しかしまだ改善すべき点もあり、この流れを大切にして今後も結果を出していかなければならないと、改めて気合いを入れ直してがんばります」
カテゴリー: F1 / FIA F2 / 岩佐歩夢
定刻より10分遅れ、午前9時45分にフォーメーションラップがスタート。気温は28℃、路面温度は39℃で、朝方とはいえ暑く日差しの強いなかでのレースとなった。
フロントロウ、2番手から好スタートを切った岩佐歩夢だが、さらに好ダッシュを決めた4番グリッドのマシンがトップに立ち、岩佐歩夢は2番手をキープして第1コーナーを通過した。トップの背後に迫る岩佐歩夢は、ターン8でアウト側からトップに並びかけ、オーバーテイクを決めて首位に立った。
岩佐歩夢はトップで1周目を終え、2周目に後続のアクシデントでセーフティカーが導入された。6周目にレースが再開となり、リスタートを絶妙のタイミングで決めた岩佐歩夢は2番手に約1秒の差をつけて、その後も徐々に2番手を引き離していく。
ソフトタイヤでスタートした岩佐歩夢は、15周目にピットインしタイヤ交換を行った。チームは素早い作業で岩佐歩夢を送り出し、岩佐歩夢はその時点では4番手でコースに復帰。同じ戦略のマシンのなかではトップを守ることに成功する。
ペースに勝る岩佐歩夢は、全車がピットインを終えた20周目には2番手に4秒の差をつける独走状態に。終盤戦に入っても岩佐歩夢のペースは後続に優り、周回を重ねるごとにその差を広げて、岩佐歩夢は2位に8秒以上の差をつけて、F2ルーキーイヤーにして初優勝を飾った。
岩佐歩夢は25ポイントを加算し、シリーズポイントは72ポイント。ランキングは9位にジャンプアップした。
「優勝はすごくうれしいとともに、これまで悔しい思いをたくさんしてきたので、少しホッとしたという気持ちもあります」と岩佐歩夢はコメント。
「勝てるポテンシャルがあるのに、なかなか結果が出なかった悔しさは、これまで経験のないくらいのものでしたし、自分もチームもやるべきことをちゃんとやればこの位置にいられるということを示せたのもとてもよかったと思います」
「レースは、スタートはあまりよくなかったのですが、焦らずに狙いを決めて1周目にトップをオーバーテイクできたことが大きかったと思います。その後は、タイヤマネジメントに気を使いすぎることなく常にプッシュの状態でしたが、タイヤに問題はなく、ペースもずっとよかったので、いいマシンに仕上げてくれたチームに感謝しています」
「全体としては、マシン、ドライビング、ピット作業などほぼすべてが完ぺきなレースで、チームと自分が実力で勝ち取った優勝だと思います。しかしまだ改善すべき点もあり、この流れを大切にして今後も結果を出していかなければならないと、改めて気合いを入れ直してがんばります」
カテゴリー: F1 / FIA F2 / 岩佐歩夢