松下信治、MPモータースポーツを離脱 / FIA-F2
FIA-F2選手権に参戦していた松下信治が、MPモータースポーツを離脱することが発表された。

MPモータースポーツは、松下信治がチームを離れ、第10戦ロシア大会からジュリアーノ・アレジを起用することを発表。フェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーであるアレジは序盤戦をHWA Racelabから参戦し、ランキング17位につけている。

HWA RacelabにはF3に参戦していたジェイク・ヒューズが加入する。

MPモータースポーツは、松下信治の離脱について「彼は他の場所で新たなチャレンジに進むことを決定した」と語り、「良い条件での別れであり、お互いに今後の活躍を祈っている」とした。

長くホンダの育成ドライバーだった松下信治は、2018年に日本のスーパーフォーミュラでの1年を経て、昨年カーリンからFIA-F2に参戦したが、ランキング6位で終了し、F1スーパーライセンスポイントを満たすことができなかった。

この結果を受け、ホンダはカーリンのシートを角田裕毅に引き継ぐことを決定。ホンダは、2020年にスーパーフォーミュラとSUPER GTへの参戦をオファーしたが、松下信治はその機会を断り、GP2/F2での5シーズン目にむけて自ら資金を集め、MPモータースポーツのシートを手に入れていた。

シーズン序盤は厳しい状況が続いていたが、8月15日(日)にバルセロナで開催されたレース1で待望の今季初優勝。「まさに地獄からの天国。どんな時も諦めない、言うのは簡単だけど、この連戦の状況で、悩みに悩んでいました」と松下信治は自身のTwitterに投稿していた。

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カテゴリー: F1 / FIA F2