ミッドランド M16:最初で最後のロシアライセンスのF1マシン
2006年のこの日、新生ミッドランドF1レーシングがシルバーストーンで1号車を発表した。

億万長者のアレックス・シュナイダーは前年にエディ・ジョーダンのチームを買収していたが、ジョーダン・ブランドはそのままだった。2006年、チームは新たな名称を手に入れ、初めてロシアのライセンスでレースに参戦した。

ドライバーはポルトガルのティアゴ・モンテイロとオランダのクリスティヤン・アルバース。しかし、両ドライバーともポイント獲得には至らず、全18戦中13回のリタイアを喫した。さらにドイツGPでは、フレキシブルウィングの不正使用で失格処分を受けた。

シーズン終了後、アレックス・シュナイダーはチームを売却。ロシアの旗を掲げず、スパイカーF1と改名した。2007年末にさらに売却された後、2008年からはフォース・インディアとなり、2018年夏にはローレンス・ストロールとその仲間がチームを買収し、レーシング・ポイントとなった。
そして、今はもちろん、チーム・シルバーストーンはアストンマーティンF1チームの旗の下でレースをしている。

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カテゴリー: F1 / F1マシン