F1、2022年のピットストップはフローデフレクターで困難に?
マクラーレンF1のテクニカルディレクターを務めるジェームズ・キーは、2022年にピットストップは次世代F1マシンの新しい18インチホイールのフローデフレクターによってさらに困難になる可能性があると考えている。

2022年に導入される大幅なF1レギュレーション変更に先駆けて、7月のF1イギリスGPでは2022年の次世代F1マシンのプロトタイプが展示された。

明らかな目に見える違いものに、フロントホイールから突き出ているフローデフレクターがある。

セバスチャン・ベッテルは、タイヤサイズの拡大とフローデフレクターの追加による視認性の問題を指摘しており、シミュレーターでの走行で「カバーと大きなホイールでは縁石がまったく見えない」と語っている。

しかし、マクラーレンF1のテクニカルディレクターを務めるジェームズ・キーは、ドライバーの視点よりもチームの視点から影響を考えており、ピットストップでの潜在的な障害の可能性を提起した。

「それは明らかに密接な関係がある。ホイールアセンブリは異なる形状であり、重くなるので、実際に慣れるためにはヒューマン・トゥ・ヒューマンなものになるだろう」とジェームズ・キーは語った。

「その分野にはさまざまなサービスもある。デモンストレーターカーには、マッドガード(泥除け)と呼ばれるものがある」

「だが、当然ながら、それらはマッドガードではない。それらは空力デバイスだが、フロントホイールのマッドガードのように見える」

「位置を間違えない限りは邪魔にはならない。だら、フロントホイールを交換したり、取り外したりしている男の腕にはある意味で邪魔なる」

「ドラムの表面も異なる。それらの形状はすべて規定されている。誰もが同じ形状だが、それらは異なる課題を提示する。

また、ジェームズ・キーは、シルバーストンで展示された残りのマシンは「正確」であるが「未開発」であると述べた。

「我々が目にしたものが2022年のマシンの表現なのは確かだと思うが、我々が来年に示すものと比べるとかなりベーシックなものだと思う」とジェームズ・キーは語る。

「正確な表現だ。例えば、後ろのディフューザー、フロアのエントリー、フロントウイングの形状を見ると、それらすべてがそこにある」

「それに似た比率になるが、それはベースラインのマシンであり、未開発のマシンだと言わなければならない」

「だが、コックピット、ヘイローのセットアップ方法、湾曲したリアウィング、フロントウィングのエンドプレートの非常にスイープされた形状などはすべてがリアルだ」

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カテゴリー: F1 / F1マシン