F1チーム、今季は豪華なモーターホームを廃止してテントと日よけで代用
新型コロナウイルスの猛威から身を守るために、F1は閉鎖的で安全な環境を構築することに取り組んでいる。その結果、来週オーストリアで開幕するグランプリのF1パドックはこれまでとは非常に異なる見栄えとなる。
F1パドック内に新型コロナウイルスが介入するリスクを軽減するために、F1チームはFIA（国際自動車連盟）によって課せられた安全・衛生プロトコルと独自の内部手順に従い、お互いを隔離したバブルの中で運用することになる。
また、レース週末のチームスタッフは80人に制限され、F1チームは設置に大人数のスタッフを必要となる豪華なホスピタリティ構造を日よけのためのテントに置き換えることを決定した。
チームのトラックはピットガレージに隣接して駐車されることはなくなり、パドックから離れた場所に置かれる。
ホスピタリティユニットとして機能していたスペースには、テントの日よけが設置され、スタッフがソーシャルディスタンスを保って作業できるスペースに様変わりする。
メルセデスF1のレースチームロジスティクス責任者であるカール・ファンソンは、チームが新しい対策にどのように取り組むかについていくつかの洞察を提供した。
「モーターホームがなくなることで、通常のヨーロッパのレースと同じセットアップにはならないだろう」とカール・ファンソンは語った。
「F1との同意により、ガレージをレーストラックをさらに遠ざけることになければならない。そして、我々は独自のテントと日よけを設置することになる」
「これによりガレージ内の作業スペースが広がる。ソーシャルディスタンスと快適な作業が容易になる」
また、カール・ファンソン、F1チームが燃料やタイヤなどの外部サプライヤーの受け取りにどのように対処していくかについても説明した。
「通常、燃料はガレージに届けられ、ピレリにスタッフを送ってタイヤを持ってきてもらっていた」
「今後、燃料に関しては納入場所と回収場所が設けられている。タイヤもそこに運ばれる。我々のスタッフが回収場所に行って、タイヤを回収する。その逆も同様だ」
「タイヤを使い終わったら、それを回収場所に持っていく。我々がその場所から離れると、ピレリがそれをピックアップする」
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