エステバン・オコン、マクラーレンでシート合わせとの報道
エステバン・オコンの将来は不確実なものとなっている。当初はメルセデスはオコンのルノーへの移籍をまとめていたが、ダニエル・リカルドの電撃移籍によって立ち消えとなった。
さらに現所属チームのフォースインディアのオーナーシップが変わり、ランス・ストロールの父親であるローレンス・ストロールのコンソーシアムが買収。来季のランス・ストロールの移籍は確実とされており、エステバン・オコンがシートを失うことになると考えられている。
エステバン・オコン自身、フォースインディアのシート喪失は覚悟しているようだ。F1ベルギーGPの予選後にはセバスチャン・ベッテルとエステバン・オコンとの会話がテレビカメラにとって盗聴されている。
セバスチャン・ベッテルに「来年はどこに行くの？ここに残るの？」と聞かれたエステバン・オコンは「いいや。このシートはランスが買った」と答えたと伝えられている。
それだけでなく、早ければF1シンガポールGPでランス・ストロールの移籍が実現するとも噂されている。
そんな中、Movister+ のジャーナリストを務めるノエミ・デ・ミゲルは、エステバン・オコンがワーキングのマクラーレンのファクトリーを訪問し、シート合わせの準備を実施したと自身のTwitterで報告。186cmというオコンの高身長によって思わぬ問題が発生したとの詳しい情報まで伝ええている。
「エステバン・オコンは、ワーキングでマクラーレンのシートをテストをしたが、かなり複雑になっているみたい。コクピットのシートの穴よりも大きいとのこと。来シーズンのマシンの設計は進行している・・・」
また同じMovister+ のジャーナリストを務めるアルバート・ファブレガスは、エステバン・オコンのシート合わせはF1シンガポールGPを目指しものだと伝えてる。
「マクラーレンはオコンがワーキングを訪問してシート合わせを行った件についてコメントは避けている。最新の非公式の状況によると、彼らはシンガポールを目指してオコンの身長にシートを適応させることに取り組んでいる」
エステバン・オコンのキャリアをマネジメントしているメルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフも、今シーズン中にオコンのマクラーレン移籍が実現する可能性を示唆している。
「現時点で多くの議論が行われている」とトト・ヴォルフはコメント。
「その動きを決めるのはひとつの利害関係者だけではない。いくつかのチェスの駒が動く必要がある。それはまだはっきりはしていない」
エステバン・オコンのマクラーレン移籍が実現した場合、シートを失うのはストフェル・バンドーンだとされている。だが、マクラーレンのスポーティングディレクターを務めるジル・ド・フェランは、ストフェル・バンドーンのシートは安泰だと主張している。
「現時点で他の計画はない。彼は残りのシーズンもクルマに乗ることになるだろう」とジル・ド・フェランはコメント。
エステバン・オコンがマクラーレンのファクトリーを訪問してシート合わせを行ったとの報道について質問されたジル・ド・フェランは「エステバンは我々のドライバーではないし、そのようなことにコメントするつもりはない」と語った。
フォースインディアのチームプリンシパルを務めるオトマー・サフナウアーも、エステバン・オコンを交代する計画はないと主張している。
だがトト・ヴォルフは、2019年以降のエステバン・オコンについては解決策を見つけることができることを確信していると述べた。
「将来、エステバン・オコンがレースに勝ち、チャンピオンシップを争うことになるのは間違いないことだ」とトト・ヴォルフはコメント。
「ブダペストで彼の将来ははっきりしたと思っていたが、48時間ですべてが変わった。だが、不満を言っても意味はない」
「多くの関心があるし、彼とチームにとって正しい選択肢を選択するために今後数日でマーケットを精査していく。だが、私は彼の将来について非常に楽観的だ」
ランス・ストロールがシーズン中にフォースインディアに移籍した場合、後任を務めるのはロバート・クビサだと言われている。
ランス・ストロール → フォースインディア
ロバート・クビサ → ウィリアムズ
エステバン・オコン → マクラーレン
ストフェル・バンドーン → OUT
上記の移籍は今シーズン中に実現するのだろうか。今後数週間の展開に注目したい。
カテゴリー： F1 / エステバン・オコン / マクラーレンF1チーム
