エステバン・グティエレス インディカー
デイル・コイル・レーシングは、インディ500の予選で負傷したセバスチャン・ブルデーの代役として今週末のデトロイトで元F1ドライバーのエステバン・グティエレスが18号車に乗ることを発表した。

セバスチャン・ブルデーは、インディ500予選1日目の3周目にターン2でコントロールを乱してバリアに高速でクラッシュ。骨盤や腰の右側など複数箇所を骨折。現在、復帰を目指して回復に専念している。

「非常に競争的なチームであるデイル・コイン・レーシングに加入できることをとても嬉しく思う」とエステバン・グティエレスはコメント。

「デイル・コインから連絡があったとき、ペライゾン・インディカー・シリーズを経験することは素晴らしい機会であることに疑いはなかった。僕の目標は出来る限り素早く学ぶことだ。インディカーはドライバーにとって非常にチャレンジングなシリーズだけど、このチャンスを生かす準備はできている」

「デトロイトでのデビューレースに興奮している。再びダラーラのクルマを運転し、チーム、エンジニア、ホンダと仕事を始めるのが待ち切れない」

「ダラーラのクルマにはGP3とGP2シリーズでとても良い思い出があるし、ハースF1チームでも非常に良い仕事をしていた。デイル・コイン・レーシング、ホンダ、そして、メキシコのファンのためにベストを尽くすつもりだ」

チームオーナーのデイル・コインは「No.18にセバスチャンがいないのは寂しいが、今週末にむけた代役の選択には非常に満足している」とコメント。

「エステバンには、特にF1とGP2シリーズ時代のオープンホイールレーシングでの素晴らしいバックグラウンドがある。学習曲線になるが、彼はインディカーでうまくやると思うし、我々が今週末デトロイトで彼がどのような走りをするか楽しみにしている」

エステバン・グティエレスは2011年にザウバーのリザーブドライバーに就任。2013年にレースドライバーに昇格し、日本GPでは自身最高の7位でフィニッシュ。

2014年末にザウバーのシートを失ったグティエレスは、2015年のフェラーリのリザーブドライバーとして過ごし、2016年にハースでF1復帰。4回の11位フィニッシュを果たした。今年は、シーズン途中からフォーミュラEに参戦している。


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カテゴリー: F1 / エステバン・グティエレス / インディカー