バーニー・エクレストン 「F1は新型コロナで史上最大の危機を迎えている」
元F1最高経営責任者のバーニー・エクレストンは、新型コロナウイルスによって2020年のF1世界選手権が大幅に遅れた場合、F1の存在自体にとって深刻な脅威になると考えている。

新型コロナウイルスの世界的な大流行により、2020年のF1世界選手権は最初の8戦が延期・中止となっている。現時点では、6月14日のF1カナダGPが最短での開催だが、すでに7月19日の第12戦イギリスGPの開催さえも不透明な状況となっている。

このような極端な中断により、F1は夏休みを早め、伝統的な8月のシャットダウンの期間にレースを組み込むことを可能にした。F1上層部は懸命に2020年シーズンを救おうとしている。

だが、F1チームは、レースの欠如によって財政的に打撃を受ける可能性があり、存続の瀬戸際に立っているチームがいるとの懸念が高まっている。

新型コロナウイルスのパンデミックは、F1でこれまでに知られてきたなかで最大の脅威かと質問されたバーニー・エクレストンは「イエス」と Daily Mail にコメント。

「良い面を目を向けてみよう。このパンデミックを整理し、もはや問題なくなるまで6か月かかる。それでもF1がレースに開催するのはまだ容易ではない」

「それは種をまくようなものではない。やらなければならないことはものすごくたくさんある。プロモーターに観客が参加するかどうかを知らないステージングイベントにリスクを負わせる必要がある」

「通常、人々は何をするかについて計画を立てる。彼らはある日、目を覚まして、シルバーストンや他のどこかに行こうと言うことはない」

「そして、すべてが解決されている場合でも、参加者が必要だ。そして、次の質問は、F1は生きており、上手く機能しているのかということになる。それはまた別のことだ」

「ウィリアムズのような小規模なチームでも、スタッフには支払いと請求の支払いがあり、レースで収入を得られないことは簡単ではない」

バーニー・エクレストンは、CEOとして在職中、経済的に苦労していたチームを支援することが多かったが、チームが生き残るためには、現在のF1で費やしている金額を大幅に削減する必要があると警告する。

「昔、人々がそれほど大きなスタッフを抱えておらず、問題に遭遇した際には、私はいつも彼らを救済していた。彼らに私に返済するまでにしばらく時間を与えた」とバーニー・エクレストンは説明した。

「それもまた別の世界だ。それは非常に個人的なものでした。親愛なるフランク(ウィリアムズ)のように電話で『バーニーはあなたを助けることがでるか?』と言っていた。その後、彼も『あなたはフランクを助けた。私にはできないのか?』と言うことはなかった」

「自分が正しいと思ったことをした。リバティ・メディアは非常に成功している会社であり、(ジョン)マローン(オーナー)は非常に優れた事業運営者であり、F1が必要かどうかを確認するだろう」

「私からは、我々はF1は良いビジネスだと思うので多額の資金を投入すると言うだろう。つまり、F1は我々が投資するものだとね」

「その後、素晴らしい仕事をするすべてのプロモーターを購入し、彼らからリスクを取り除くだろう。その後、レースの運営を担当する。それが最初のことだろう」

「それからチームを維持しようとする。彼らに非常に良い方法伝える。彼らの運営方法を変えろとね」。

「彼らがあまりに多すぎるお金を費やす費やしていることを彼らに伝える。いいや、あまりに多すぎるお金を浪費しているとね。たとえば、これらの流血の大きなモータースポーツだ。ここは時々エゴが邪魔になるところだ」

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カテゴリー: F1 / バーニー・エクレストン