アリス・パウエル
女性ドライバーのアリス・パウエルは、女性限定のF1シリーズを設立するというバーニー・エクレストンのアイデアを歓迎している。

F1最高権威のバーニー・エクレストンは、グランプリ前に別のイベントを開催することが女性ドライバーへの門戸を開くことになるのではないかと考えている。

「現時点では考えているだけだ」とバーニー・エクレストンは述べた。

「しかし、彼女らはメインイベント前、もしくいは土曜日にレースをすることができるだろうし、また別の関心を集められるだろう」

現在、F1では、スージー・ヴォルフがウィリアムズのテストドライバー、カルメン・ホルダがロータスの開発ドライバーと、2名の女性ドライバーがチームと契約している。

「いくつかの理由で女性は参入していない。また、その理由は、我々が彼女らを望んでいないからではない」とバーニー・エクレストンは続ける。

「彼女らは、多くの注目や評判、そして多くのスポンサーを集めてくるだろうし、当然、我々は彼女らの参入を望んでいる」

しかし、このアイデアにスージー・ヴォルフは反対。“ノーマルな競技者”としてグリッドに加わることを探求し続けたいと述べている。

「そんなレースで勝利することに興味はないと胸に手をあてて誓えます。そんなレースなら参加しない方がいいです。なぜなら、いったい私は何で勝利のでしょう? グリッドを埋めるために女の子しか探さないようなレースですよ」

F3やGP3でシングルシーターを戦ったアリス・パウエル(22歳)の見解は少し異なる。

「男性と競争することに慣れているので、実際ちょっと混乱しています」とコメント。

「男性と女性が同じレベルで競争する世界でも数少ないスポーツのひとつです。私にとってそれは特別なことです」

「でも、F1カーを走らせる機会を拒絶したくはないですし、その意味では良いアイデアだと思っています」

「私の疑問は資金がどうなっているかです。資金は本当に厳しいですからね」

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カテゴリー: F1 / バーニー・エクレストン