2024年F1 オランダGP 決勝:11位以下 ドライバーコメント
F1オランダGPの決勝で11位以下だったドライバーのコメント。2024年のF1世界選手権 第15戦 オランダGPの決勝が8月25日(日)に行われた。

11番グリッドからスタートした角田裕毅(RB)は、ソフトタイヤでスタートする2ストップという主流ではない戦略を選択したが機能せず6つポジションを下げて17位でフィニッシュ。チームメイトのダニエル・リカルドは代表的な1ストップ戦略で2つ順位を上げて12位であり、チームの戦略に疑問が残るレースとなった。

11位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「今はちょっとがっかりしている。とても難しい週末だったが、2つの有意義なセッションで好転することができた。レースの大部分は非常に有望に見えまが、戦略が間違っていたと思う。ピットストップでアグレッシブになりすぎたのかもしれない。でも、戻ってもっと理解する必要がある。最後に、ピエール(ガスリー)とフェルナンド(アロンソ)のタイヤの方がずっとフレッシュだったので、反撃できなかった。今日は1、2ポイント獲得できたかもしれないので残念だが、全体的には難しい週末からうまく立ち直ったと思う」

12位:ダニエル・リカルド(RB)
「今日のレースでポイント獲得はできなかったが、昨日よりは断然よくなったため満足している。予選の結果により、後方からスタートとなったのは悔しかったものの、レースではうまくまとめられたので、強さをみせることができた。ミッドフィールドのバトルでは、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)をはじめ、他のドライバーたちの方が速く、できる限りのことをした。ペースの面ではプッシュして終盤にランス・ストロール(アストンマーティン)に追いつけたし、全体的に満足している。次戦ではスタートからフィニッシュまでをうまくまとめて、予選では決勝に向けてよいスタートポジションを獲得したいと思う」

13位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日は後ろからもっと速いクルマがスタートすることはわかっていたので、ルイス・ハミルトンとカルロス・サインツに追い抜かれたのは驚きではなかった。その時点から、クルマにそれ以上のペースがなかったので、ポジションを維持することに集中した。今週末の結果を振り返り、さらなるパフォーマンスを発揮するためにプッシュし続ける必要があることはわかっているし、モンツァに焦点を移すつもりだ」

14位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「今日はタフなレースだった。スタートでポジションを下げてしまったことで、ミッドフィールドのバトルを勝ち抜くだけの純粋なペースが残念ながらなかった。本来のスタート位置からスタートできていれば、このサーキットでは9位は可能だったかもしれないが、それが現実だ。残念ながら、このことで最も利益を得たのは僕たちのチャンピオンシップのライバルたちであり、これは二重の打撃だ。戦略面でいくつか試してみたが、前方の他のマシンをカバーしたことで、彼らのチームメイトを助けることになってしまったのは少し残念だ。 ポジティブな面を挙げるとすれば、アップグレードがうまくいったことと、マシンが強力であることだ。この厳しい週末から得た課題と学びを活かし、モンツァに集中していきたい」

15位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「今回は、異なる期待を抱いて臨んだレースだったし、僕たちにとって学ぶべきことが多かった週末だった。全体的に、難しいレースの日であり、厳しい週末だった。15位でフィニッシュしたのが僕たちの最終的な順位であり、追い越しが難しいコース上でのトラフィックや先行車に阻まれて、それが精一杯だった。僕たちにとって重要なのは、なぜここで苦戦したのか、どこを改善できるのかを理解することであり、チーム一丸となって取り組んでいく。一方で、ザントフォールトではピエールが素晴らしいペースを見せ、チームに貴重なポイントをもたらしてくれた。 状況を好転させ、来週のモンツァではより強くなって戻ってくるために、あと数日しかない。 またそこでレースができることを楽しみにしているし、トラックの変更が何をもたらすか見てみたい」

2024年F1 オランダGP 決勝 角田裕毅角田裕毅(RB)

16位:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「まず、今日、車を走れる状態にしてくれたすべての人に感謝したい。どれほど大変な作業なのかを知っているので、本当に感謝している。とは言え、今日は少しペースが足りなかった。1ストップ作戦を試みたが、ディフェンスや青旗が多くて対応が難しかった。でも、スタート位置からして、常に厳しい戦いになることは分かっていた」

17位:角田裕毅(RB)
「チーム内で戦略を分けて戦いましたが、特に私の方はうまくいきませんでした。2ストップ戦略がうまくいくかは半々でしたが、ピットインのタイミングが遅くなってしまいました。ソフトタイヤでスタートしてポジションを落としてしまい、その後はトラフィックに引っかかり、空気の流れが悪い中で走らなくてはなりませんでした。スタート位置から大きく後退したフィニッシュとなってしまい、とても悔しいです。チームとしてもっとよいレースができたはずですが、この週末から学び、以降のレースの改善につながるように取り組んでいきたいと思います」

18位:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「ピットレーンからスタートした時、難しいレースになるだろうと分かっていた。実際そうだった。僕がいた場所から見ると、ペースはまずまずに見えた。まだ全員のタイムを見る必要があるが、他のドライバーと戦っている時は力強いと感じた。1、2周目にコースを外れて順位を落とし、最初のピットストップ後にトラフィックにはまりました。ペースは悪くなかったと思う。大した成果は出せなかったが、ペースはまずまずであった。素晴らしいというほどではないが、悪くもなかった。次のレースでは、ダウンフォースのレベルがもっと中程度になるし、良い結果になることを期待している」

19位:バルテリ・ボッタス(ザウバー)
「間違いなく今シーズンで最も厳しい週末となってしまった。レースはそれを証明した。スタートはうまくいって、まずまずのポジションまで上がることができた。最初の数周はすべてがうまくコントロールできていたが、すぐに前の車についていくことができないことに気づいた。そのとき、現実に直面した。レースでは十分なスピードがなく、それがそのまま結果につながってしまった。異なるコンパウンドのタイヤで状況が改善することを期待したが、すべてのタイヤを試したが違いはなかった。この独特なサーキットが僕たちの弱点を際立たせ、車の繊細さを浮き彫りにしていたんだと思う。バンク、路面、キャンバー、風など、すべてが僕たちにとって不利に働いた。僕たちは後退していないが、今週末は将来に向けて多くのことを学び、吸収する機会となった。何よりも、来週のモンツァ・トラックはまったく異なるものになるだろう。次のレースにはより大きな期待を抱いている。チームとして、自信を失わないよう努力を続け、前進し続けなければならない。まだ多くのレースが残っている」

20位:周冠宇(ザウバー)
「今週末は僕たちにとって厳しいものとなった。間違いなく、休み明けに望んでいたようなものではなかった。コースが乾くと、週末を通して僕たちの主なライバルたちと比べてかなり遅れをとってしまった。今日のレースもそのような展開となった。いずれにしても、燃料が多い状態で僕たちがなぜこれほど苦戦しているのかを理解することが重要だ。僕たちが実施した変更は十分な効果をもたらさなかった。今日のレースは難しいものになるだろうと覚悟していた。オープニングラップからグリップに苦しみ、すぐに集団についていくのが難しくなった。モンツァではコースレイアウトが異なるため、風の影響も受けにくく、状況は良くなるはずだ。これまでのところ、僕たちの車は極端なコンディションにかなり敏感に反応している。シーズン終了までには、その点を改善しなければならない」

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カテゴリー: F1 / F1オランダGP / F1ドライバー