メルセデス・ベンツ ドイツツーリングカー選手権
元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、DTM(ドイツツーリングカー選手権)を存続させるというタスクを科せられた。

メルセデスは24日(月)、2018年シーズン限りでDTMから撤退し、代わりに2019/2020シーズンからフォーミュラEに参戦することを発表。レース界に衝撃を与えた。

今年3月、ゲルハルト・ベルガーは、DTMの運営組織ITRの代表に就任。DTMを統括していく役割を担っている。

「ニュースを聞いたときは棒で殴られたような感じだった」とゲルハルト・ベルガーは Auto Bild にコメント。

実際、メルセデスの撤退はDTMにとって大きな衝撃となっている。メルセデスが抜けることで、シリーズはアウディとBMWの2メーカーしかいなくなる。アウディのモータースポーツ責任者を務めるディーター・ガスは「現時点で、アウディとシリーズにとっての行く末がどうなるか予測できない」と述べている。

DTMの広報担当は「我々は、スポーツおよびフェアな精神でメルセデスの決定を尊重する必要がある」と語っている。

しかし、メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、DTMから撤退するという決断をしたのは“時代精神が異なる方向に向かっている”ためだと述べている。

この発言に対し、ゲルハルト・ベルガーは「メルセデスは2018年末まで長いリードタイムをとって発表した。それは状況を分析し、将来のために生き残ることができるコンセプトを提案する時間をITRに残した」と DPA通信 にコメント。

「DTMは世界で最も重要なツーリングカーシリーズのひとつだ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / DTM(ドイツツーリングカー選手権)