2025年F1ドライバーラインナップ 残り4枠はしばらく埋まる気配なし
2025年の各チームのF1ドライバーラインナップは出揃いつつあり、残りはメルセデス、アルピーヌ、RB F1チーム、ザウバー/アウディの4枠となった。

ウィリアムズは今週末のベルギーグランプリを前にカルロス・サインツJr.との複数年契約を発表し、2025年のF1ドライバーラインナップのジグソーパズルの最新ピースが揃った。

ルイス・ハミルトンが2月に来年フェラーリに移籍し、メルセデスとの長年にわたる非常に成功したパートナーシップを終了すると発表し、ドライバー市場をスタートさせた。

そして、シリーシーズンの“ボトルの栓”と呼ばれていたカルロス・サインツJr.は2025年も契約を結んだ16人目のドライバーとなり、空席はわずか4つとなり、ルーキーのオリバー・ベアマンがハースF1チームのシートをかくとくしたことで、コックピットを埋める必要のあるドライバーの数よりも市場に出ているドライバーの数の方が多いことなる。

現役ドライバーで2025年のシートが確定していないのは
ダニエル・リカルド
バルテリ・ボッタス
周冠宇
ケビン・マグヌッセン
ローガン・サージェント

また、2025年のシートが噂されているのは
アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)
ミック・シューマッハ(アルピーヌ)
リアム・ローソン(レッドブル/RB)
アイザック・ハジャー(RB)
ポール・アロン(アルピーヌ)
ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
などがいる。

シートが残っているチームのうち、ザウバー/アウディはマネジメント体制が変更になり、アルピーヌもチーム代表交代、さらにメルセデスのカスタマーチーム化という噂あり、それがドライバー選定に影響を与える可能性がある。

また、RB F1チームは、シニアチームのレッドブルのセルジオ・ペレスのパフォーマンスが鍵を握っており、場合によってはドライバーラインナップが一新される可能性がある。

メルセデス
ジョージ・ラッセルが確定。チーム代表のトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンの後任としてマックス・フェルスタッペンを希望していることを公言しているが、現実的には愛弟子のアンドレア・キミ・アントネッリが第一候補だとしている。仮にアントネッリが準備不足だと判断した場合、バルテリ・ボッタスの復帰が理に適っているが、ボッタス自身は複数年契約を望んでおり、実現は難しそうだ。

RB F1チーム
角田裕毅が確定。ただし、レッドブル・レーシングのジュニアチームの状況は複雑であり、セルジオ・ペレスのパフォーマンスによって2025年はRBを含めたシャフルが行われることになる。仮にペレスが解雇された場合、角田裕毅、ダニエル・リカルド、リアム・ローソンがシニアチームの候補となる。リカルドが残りのレースで期待されたパフォーマンスを発揮できない場合、ペレスと同じように放出される可能性があり、両者が放出された場合、アイザック・ハジャーにチャンスが巡ってくる可能性がある。

アルピーヌ
ピエール・ガスリーが確定。リザーブドライバーのジャック・ドゥーハンの昇格が最も論理的で確実だと考えられている。ただし、チーム代表がハイテックの創設者であるオリバー・オークスに交代になったことで、選定基準が変わる可能性があり、ハイテックでジュニアカテゴリーを戦っているポール・アロンの名前が浮上。さらに2025年kからメルセデスのカスタマーPUを搭載することになった場合には、アンドレア・キミ・アントネッリやミック・シューマッハというケースもあり得るかもしれない。

ザウバーF1チーム
アウディへのワークスチーム化の準備を進めるなかで、ニコ・ヒュルケンベルグが1人目のドライバーとして確定。だが、その後、チーム内の権力闘争の末、マッティア・ビノットがCEO兼COOに就任。ビノットは経験豊富なドライバーを求めているとされ、これまで除外されていたバルテリ・ボッタス、中国のスポンサーをもたらせる周冠宇も再び候補に挙がる可能性がある。また、ルーキーではあるが、ビノットがマクラーレンの育成ドライバーであるガブリエル・ボルトレトとの契約に関心を示しているとの報道もある。

レッドブル
マックス・フェルスタッペン
セルジオ・ペレス

マクラーレン
ランド・ノリス
オスカー・ピアストリ

フェラーリ
シャルル・ルクレール
ルイス・ハミルトン

アストンマーティン
フェルナンド・アロンソ
ランス・ストロール

ハースF1チーム
エステバン・オコン
オリバー・ベアマン

ウィリアムズ
アレクサンダー・アルボン
カルロス・サインツJr.

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1ドライバー