F1アゼルバイジャンGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント
2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。
大波乱となったF1アゼルバイジャンGPは、セルジオ・ペレスがレッドブル加入後初勝利となる自身2勝目を挙げた。2位にはセバスチャン・ベッテルが新生アストンマーティンに初表彰台をもたらし、3位にはアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが3回目の表彰台を獲得した。
1位:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
「バクーが大好きだ! レッドブル加入後の初勝利は素晴らしい気分だ。チームは大きな仕事を果たしてくれた。この素晴らしい機会を得られたのも、僕にシートを与えてくれた (レッドブル創業者のディートリッヒ・)マテシッツ氏のおかげで、とても感謝している。マックスは勝利に値する走りをしていし、チームで1-2体制を築いていただけに結果としては残念で、思いきり喜ぶことはできない。まるでジェットコースターのようなレース展開で、1周目から全開で走っていたけど、背後にルイス(ハミルトン)がいたので息つく暇もなかった。とても激しい戦いだったけど、集中し続けた。今日はすべてが完璧に機能したけど、最後のリスタートだけは別で、グリップがなかった。最後のたった2周でこのレースを落とすわけにはいかないと思い、ターン1へのブレーキングをできる限り遅らせていると、ルイスはロックアップしてランオフエリアへ真っすぐ行ってしまった。これが、僕らがどれだけ限界で戦っているか、どれほどのスピードでバトルをしているのかを示している。ルイスには気の毒だし、こうしたことが起きるのはつらいものだけど、僕らはみんなミスと紙一重のところにいる。今日はペースも素晴らしく、レースに向けてとてもいいマシンになっていたことを喜びたいと思う。そして、ここからも全力で取り組み、毎週末ベストを尽くしていく。まだ6戦目で、僕にはまだ伸びしろがありますし、マックスやチームとの関係も最高だ。チャンピオンシップ獲得への道のりはまだ長い」
2位:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
「天にも昇る気分だ。2位は僕たち全員にとって大きな意味がある。表彰台に上がれるとは思っていなかったけど、週末を通して大きな進歩を遂げ、マシンのレースペースは強力だった。昨日は予選の赤旗でチャレンジングだった。でも、リラックスしていたし、自信を持っていレースに臨むことができた。ポイントは、11番グリッドでタイヤを自由に選んでスタートできたことだ。それによって新品のソフトを履いて、スタートで2つポジションを上げ、さらに長く走ってユウキ(角他)をオーバーカットできた。レース後半のプラットフォームが整い、アドバンテージを得ることができた。マシンのフィーリングは良かったし、コース上の出来事や戦略と相まって、本当に特別な結果を得ることができた」
3位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「ものすごいレースウイークだった。FP3でトップになり、予選では4番手、そして今日は表彰台に上がれた。チームのみんなと喜んでいるし、素晴らしい結果だ! そして、レース内容も、残り2周でシャルル(ルクレール)との厳しいバトルを経て、激しく戦って手にしたポディウムだ。レース全体も激しい展開で、前を行くドライバーについていこうとしたけど、レース中盤からはエンジンに少し問題が出て、ストレートでのパワーを失い始めていたので、終盤にかけては厳しくなると分かっていた。それでも、4番手を確保しており、リスタート後にはストレートでシャルルにパスされると思いましたが、目の前に表彰台は見えていたので、全力を尽くした。どうしても表彰台が欲しかった。僕らが好きな、激しくもフェアな戦いだった。マシンはレースウイークを通じて素晴らしく、感触がとてもよかったので、チーム全員にとって最高の結果になった。みんなに表彰台という成果で恩返しができてとてもうれしい。次はフランスに向うけど、今週末で何が上手くいったのかを分析し、次戦に向けてどうやってそれを活かしていくかを確認する必要がある。僕にとってはホームレースになるので、上手くいってほしいけど、まずは今日の結果を祝いたい。もうレッドブルを1本飲んだけど、今夜はもっと飲むことになりそうだ!」
4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「バクーに到着する前、だいたい4位がレースをフィニッシュする位置であることは予想できた。週末の一つ目のサプライズはポールポジションだった。二つ目のサプライズはミッドフィールドの競争相手が今日とても速かったことだ。上位でスタートしたにも関わらず、2つの上位チームのマシンにオーバーテイクされる可能性があることは十分に分かっていたし、実際にそうなった。最初のピットストップの後、可能な限り最高の仕事をしようと頑張った。最初のセーフティカーに続くリスタートの後、ロックアップしてしまった。2つのフラットスポットで続行するのはレースの最も困難なパートだった。最後まで走れないかもしれないと本気で考えていた。その後、赤旗が出て、表彰台について考えた。残念ながら、それを達成することはできなかったけどね。セブは素晴らしい仕事をした。彼を祝福したい。ピエールもね。最後は彼と激しい戦いだった! 僕たちは仕事を続け、正しい方向にプッシュしていく」
5位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「今日の最終結果には満足しているし、5位は僕たちにできる最高の結果だ。中盤でオーバーテイクするのが難しい長いレースだった。あちこちでクラッシュがあり、そのおかげでいくつかポジションを上げることができた。最後のリスタートで2回オーバーテイクしたのは良かったね。ただ不運としか言いようがないオープニングラップだったけど、レース序盤の自分たちのポジションを考えるといいリカバリーができたと思う。チームとしてはまずまずのポイントを取れた。次に向かうよ! 最後に、マンスール・オジェのご家族にお悔やみを申し上げたい。この結果は彼のものだ」
6位:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
「今週末は多くのポイントが取れたから、チームにとって良かったと思う。チャレンジングな週末で、僕たちはそれにふさわしい働きをしたと思う。終盤のラップはとても楽しかったし、いくつかポジションを取り戻そうとアグレッシブにアタックを試みた。とても堅実な週末ではあったけど、レース中はややペースが足りなかった。それについては見直しが必要だけど、最終的には1日に満足している。これを次のフランスに持っていくのが楽しみだ」
7位:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
「今週末、マシンのペースは力強かっただけに、今日の結果には少しフラストレーションを感じます。レースのスタートはよかったと思いますし、赤旗まではとてもいいパフォーマンスができていたと思います。残念ながら、最終ラップにかけて2つポジションを落としてしまいました。違うやり方があったのかは定かではありませんが、さらに前に行くためにはどうすべきかを学ぶべく、今夜はすべてを分析しします。7位という結果で、チームにとって貴重なポイントをもたらせました。ピエールの表彰台を祝福したいです。チームはそれに相応しい仕事をやり遂げ、素晴らしい結果が出せました!」
8位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「今日は望んでいたようなレースではなかった。週末を通してクルマに感じていたフィーリングとは同じではなかった。スタート時、リスタート時、ピットストップ後に冷えたタイヤを履いたときは毎回フロントのロックとブレーキに苦しめられた。それによるミスが高くつき、僕のレースがダメになった。最終的にはポイント圏内まで何とか戻れたけど、この結果には満足していない。これらの問題が起きた理由を理解し、次のレースで改善を試みる必要がある。これからマラネロに行って取り組む時間がまだあるので、フランスではより強くなって戻ってくると確信している」
9位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
「レース中『もう少しエキサイティングになればいいに』と思った瞬間があったけど、突然それが実現した! ポジティブな瞬間もあったけど、難しい時期もあった。ハードタイヤに少しフラットスポットを作ってしまい、赤旗までの数ラップが難しくなったけど、それほどひどくはなかった。リスタートでは、いい蹴り出しができたと感じたし、アウト側でいい走りができたけど、イン側に2台いたからスペースがほとんどなかった。ターン2の進入でみんながボトルネックになって、後ろから当てられた感じがした。どうすることもできなかったけど、計画を立てて前に進んでいく。マンスールに敬意を表して、キャシーと彼の家族全員にお悔やみを申し上げたい。彼はマクラーレンとこのスポーツ全体に多大な貢献をしたので、非常に惜しまれる」
10位:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「僕のレースはラスト2周になるまで特に何も起こらなかったので、ポイントを持ち帰れて良かったよ。オーバーテイクは意外と難しく、先行マシンに比較的簡単に追いつくことができたけど、抜くことができなかった。赤旗後の再スタートはとても慌ただしかったので、もう少し良い結果を得られたかもしれないけど、ひどく方向に進む可能性もあったので、このポイントを選ぶだろう。最終的には、これ以上のことはできなかったと思う」
カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1アゼルバイジャンGP
大波乱となったF1アゼルバイジャンGPは、セルジオ・ペレスがレッドブル加入後初勝利となる自身2勝目を挙げた。2位にはセバスチャン・ベッテルが新生アストンマーティンに初表彰台をもたらし、3位にはアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが3回目の表彰台を獲得した。
1位:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
「バクーが大好きだ! レッドブル加入後の初勝利は素晴らしい気分だ。チームは大きな仕事を果たしてくれた。この素晴らしい機会を得られたのも、僕にシートを与えてくれた (レッドブル創業者のディートリッヒ・)マテシッツ氏のおかげで、とても感謝している。マックスは勝利に値する走りをしていし、チームで1-2体制を築いていただけに結果としては残念で、思いきり喜ぶことはできない。まるでジェットコースターのようなレース展開で、1周目から全開で走っていたけど、背後にルイス(ハミルトン)がいたので息つく暇もなかった。とても激しい戦いだったけど、集中し続けた。今日はすべてが完璧に機能したけど、最後のリスタートだけは別で、グリップがなかった。最後のたった2周でこのレースを落とすわけにはいかないと思い、ターン1へのブレーキングをできる限り遅らせていると、ルイスはロックアップしてランオフエリアへ真っすぐ行ってしまった。これが、僕らがどれだけ限界で戦っているか、どれほどのスピードでバトルをしているのかを示している。ルイスには気の毒だし、こうしたことが起きるのはつらいものだけど、僕らはみんなミスと紙一重のところにいる。今日はペースも素晴らしく、レースに向けてとてもいいマシンになっていたことを喜びたいと思う。そして、ここからも全力で取り組み、毎週末ベストを尽くしていく。まだ6戦目で、僕にはまだ伸びしろがありますし、マックスやチームとの関係も最高だ。チャンピオンシップ獲得への道のりはまだ長い」
2位:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
「天にも昇る気分だ。2位は僕たち全員にとって大きな意味がある。表彰台に上がれるとは思っていなかったけど、週末を通して大きな進歩を遂げ、マシンのレースペースは強力だった。昨日は予選の赤旗でチャレンジングだった。でも、リラックスしていたし、自信を持っていレースに臨むことができた。ポイントは、11番グリッドでタイヤを自由に選んでスタートできたことだ。それによって新品のソフトを履いて、スタートで2つポジションを上げ、さらに長く走ってユウキ(角他)をオーバーカットできた。レース後半のプラットフォームが整い、アドバンテージを得ることができた。マシンのフィーリングは良かったし、コース上の出来事や戦略と相まって、本当に特別な結果を得ることができた」
3位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「ものすごいレースウイークだった。FP3でトップになり、予選では4番手、そして今日は表彰台に上がれた。チームのみんなと喜んでいるし、素晴らしい結果だ! そして、レース内容も、残り2周でシャルル(ルクレール)との厳しいバトルを経て、激しく戦って手にしたポディウムだ。レース全体も激しい展開で、前を行くドライバーについていこうとしたけど、レース中盤からはエンジンに少し問題が出て、ストレートでのパワーを失い始めていたので、終盤にかけては厳しくなると分かっていた。それでも、4番手を確保しており、リスタート後にはストレートでシャルルにパスされると思いましたが、目の前に表彰台は見えていたので、全力を尽くした。どうしても表彰台が欲しかった。僕らが好きな、激しくもフェアな戦いだった。マシンはレースウイークを通じて素晴らしく、感触がとてもよかったので、チーム全員にとって最高の結果になった。みんなに表彰台という成果で恩返しができてとてもうれしい。次はフランスに向うけど、今週末で何が上手くいったのかを分析し、次戦に向けてどうやってそれを活かしていくかを確認する必要がある。僕にとってはホームレースになるので、上手くいってほしいけど、まずは今日の結果を祝いたい。もうレッドブルを1本飲んだけど、今夜はもっと飲むことになりそうだ!」
4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「バクーに到着する前、だいたい4位がレースをフィニッシュする位置であることは予想できた。週末の一つ目のサプライズはポールポジションだった。二つ目のサプライズはミッドフィールドの競争相手が今日とても速かったことだ。上位でスタートしたにも関わらず、2つの上位チームのマシンにオーバーテイクされる可能性があることは十分に分かっていたし、実際にそうなった。最初のピットストップの後、可能な限り最高の仕事をしようと頑張った。最初のセーフティカーに続くリスタートの後、ロックアップしてしまった。2つのフラットスポットで続行するのはレースの最も困難なパートだった。最後まで走れないかもしれないと本気で考えていた。その後、赤旗が出て、表彰台について考えた。残念ながら、それを達成することはできなかったけどね。セブは素晴らしい仕事をした。彼を祝福したい。ピエールもね。最後は彼と激しい戦いだった! 僕たちは仕事を続け、正しい方向にプッシュしていく」
5位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「今日の最終結果には満足しているし、5位は僕たちにできる最高の結果だ。中盤でオーバーテイクするのが難しい長いレースだった。あちこちでクラッシュがあり、そのおかげでいくつかポジションを上げることができた。最後のリスタートで2回オーバーテイクしたのは良かったね。ただ不運としか言いようがないオープニングラップだったけど、レース序盤の自分たちのポジションを考えるといいリカバリーができたと思う。チームとしてはまずまずのポイントを取れた。次に向かうよ! 最後に、マンスール・オジェのご家族にお悔やみを申し上げたい。この結果は彼のものだ」
6位:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
「今週末は多くのポイントが取れたから、チームにとって良かったと思う。チャレンジングな週末で、僕たちはそれにふさわしい働きをしたと思う。終盤のラップはとても楽しかったし、いくつかポジションを取り戻そうとアグレッシブにアタックを試みた。とても堅実な週末ではあったけど、レース中はややペースが足りなかった。それについては見直しが必要だけど、最終的には1日に満足している。これを次のフランスに持っていくのが楽しみだ」
7位:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
「今週末、マシンのペースは力強かっただけに、今日の結果には少しフラストレーションを感じます。レースのスタートはよかったと思いますし、赤旗まではとてもいいパフォーマンスができていたと思います。残念ながら、最終ラップにかけて2つポジションを落としてしまいました。違うやり方があったのかは定かではありませんが、さらに前に行くためにはどうすべきかを学ぶべく、今夜はすべてを分析しします。7位という結果で、チームにとって貴重なポイントをもたらせました。ピエールの表彰台を祝福したいです。チームはそれに相応しい仕事をやり遂げ、素晴らしい結果が出せました!」
8位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「今日は望んでいたようなレースではなかった。週末を通してクルマに感じていたフィーリングとは同じではなかった。スタート時、リスタート時、ピットストップ後に冷えたタイヤを履いたときは毎回フロントのロックとブレーキに苦しめられた。それによるミスが高くつき、僕のレースがダメになった。最終的にはポイント圏内まで何とか戻れたけど、この結果には満足していない。これらの問題が起きた理由を理解し、次のレースで改善を試みる必要がある。これからマラネロに行って取り組む時間がまだあるので、フランスではより強くなって戻ってくると確信している」
9位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
「レース中『もう少しエキサイティングになればいいに』と思った瞬間があったけど、突然それが実現した! ポジティブな瞬間もあったけど、難しい時期もあった。ハードタイヤに少しフラットスポットを作ってしまい、赤旗までの数ラップが難しくなったけど、それほどひどくはなかった。リスタートでは、いい蹴り出しができたと感じたし、アウト側でいい走りができたけど、イン側に2台いたからスペースがほとんどなかった。ターン2の進入でみんながボトルネックになって、後ろから当てられた感じがした。どうすることもできなかったけど、計画を立てて前に進んでいく。マンスールに敬意を表して、キャシーと彼の家族全員にお悔やみを申し上げたい。彼はマクラーレンとこのスポーツ全体に多大な貢献をしたので、非常に惜しまれる」
10位:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「僕のレースはラスト2周になるまで特に何も起こらなかったので、ポイントを持ち帰れて良かったよ。オーバーテイクは意外と難しく、先行マシンに比較的簡単に追いつくことができたけど、抜くことができなかった。赤旗後の再スタートはとても慌ただしかったので、もう少し良い結果を得られたかもしれないけど、ひどく方向に進む可能性もあったので、このポイントを選ぶだろう。最終的には、これ以上のことはできなかったと思う」
カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1アゼルバイジャンGP