2021年 F1スペインGP 予選:ドライバーコメント(11番手~20番手)
2021年のF1世界選手権 第4戦 F1スペインGPの予選で11番手~20番手だったドライバーのコメント。

F1スペインGPの予選では過去3戦でQ3進出を果たしていたピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がQ2でノックタウトとなり12番手。チームメイトの角田裕毅はQ1で敗退となり16番手となった。

11番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「1000分の数秒というほんのわずかなマージンでQ3進出を逃したのは残念だ。ポジティブなのは、11番手からスタートすることで、スタートタイヤを柔軟に選択できることだ。レースではタイヤの摩耗が非常に重要な要因になると思うので、それが命運を左右する可能性がある。ここはオーバーテイクが簡単ではないけど、良いスタートを切って、ターン1までの長い走行で順位を上げることができれば、日曜日にポイントを獲得する良いプラットフォームを自分たちに与えることができるかもしれない」

12番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「最終的な結果については本当に残念だ。今年Q3進出を逃したのは初めてで、それが0.02秒差というのは言葉もない。マシンバランスについては満足しているけど、グリップに苦しんでいる。各所でスライドして、タイヤをオーバーヒートさせてしまっていて、このコースではそれが大きな影響になる。今年の初めはもう少し競争力があったけど、それを忘れてもう一度中団の争いをリードするためにどう挽回すればいいかを理解する必要がある。とはいえ、ポイントが決まるのは明日だし、僕たちは12番手からタイヤを選んでスタートできるので、それがレースでのアドバンテージになってくれればと思っている」

13番手:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
「Q2の最後のラップは完全にクリーンではなかった。グリッドが非常にタイトな場合、そのような小さなことが大きな違いを生む可能性がある。今日はQ3に進出する良いチャンスがあったと思うけど、ミッドフィールドのグループの間違った端にいることになってしまった。ペースが似ているチームがかなり多いので、簡単なレースにはならないだろうけど、頑張って、懸命にプッシュして、自分たちに何ができるか見ていきたい。長いレースでは何が起こるか決して分からないし、タイヤをケアして、レースペースを生かせば、ポイントを争えるはずだ」

14番手:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
「良いセッションだった。マシンから最大限を引き出せたと思う。Q2ラップは良かったし、もう少し改善できたかもしれないけど、Q3はまだちょっと遠すぎた。でも、僕たちは改善を続けているし、再びQ2に進出できたことはチームにとって良い結果だ。自分のパフォーマンスには満足している。まだトップ10入りという目標は達成できていないけど、僕たちは進歩している。明日のレースペースがどうなるか見てみよう。ここはオーバーテイクが難しいので、1周目が重要になるけど、すべてのチャンスを最大限に活用する準備はできている」

15番手:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「今日のQ2進出は最大限だったと思う。僕たちは他の場所と比較してこのサーキットではマシンがそこまで完璧に機能してくれないことは分かっていた。FP2で少し苦労したけど、今日はコンディションが落ち着いていた。マシンははるかに良いウインドウに入っていた。僕たちは角田やライコネンのようなマシンをアウトクオリファイできたし、今日は本当に最大化することができたと思う。温暖なコンディションなので面白いレースになるだろう。明日は少し雨の可能性もある。レース前かレース後かは分からないけど、雨が到着して、少しスパイスを効かせてくれることを期待している」

16番手:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
「マシンにはQ2に簡単に進出できるだけの速さがあるだけに、うまくグリップさせることができていないことにフラストレーションを感じています。同じセッティングのときでもチームメートのガスリー選手と僕のマシンに対するフィードバックが大きく違っているので、それがこのマシンの特性なのか、僕たちのドライビングスタイルの違いからきているのかきちんと理解する必要があります。そのうえで、エンジニアとデータをさらに細かく見直してみるつもりです。その部分が理解できれば、このマシンのポテンシャルを最大限引き出すことができるはずです」

17番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「Q1敗退は期待外れだ。午前中がよかっただけにね。マシンの感触は良かったし、ラップも悪くはなかった。でも、最終セクターでロスしてしまった。ラップの最後、前のマシンに近づきすぎしまった。それだけのことだ。かなり近づいてしまったし、正しく理解しなければ、代償を払うことになる。明日、戦いに戻るために何ができるか見ていく。オーバーテイクが簡単な場所ではないけど、全力を尽くす」

18番手:ミック・シューマッハ(ハース)
「本当に満足しているし、僕たちの最高の土曜日、予選セッションのひとつだ。僕たちはなんとか望んでいるところまでマシンを持っていくことができたし、金曜日から土曜日にかけて徹夜で大きな変更を加えた。それが適切だったのは間違いない。チームと自分がマシンを現在の状態に持っていくためにすべて正しい措置を講じることができたと感じている。予測家たちは僕たちはウィリアムズの後ろだろうと言っていたけど、ここで僕たちはウィリアムズの一台の前にいる。でも、僕たちはもう少し高い目標を設定しなければならないし、Q2に近づかなければならない。僕たちはそのための正しい道を進んでいると思う。でも、レースはタフだと思う。たぶんレースではもう少しリアのデグラデーションが出てくるだろう。誰もがそうだと思う。どうなるか見ていきたいと思う」

19番手:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
「ここまで僕たちにとって難しい週末になっている。2回目の走行で膨らんでしまってマシンにダメージを負ってしまったし、それは残りのフライングラップに影響を与えた。少しトラフィックもあったし、全員が自分のラップに向けて密集していたけど、それは誰にとっても同じことだ。レースに関しては、ここはタイヤが新しくないと難しいし、明日はチャレンジになると思う」

20番手:ニキータ・マゼピン(ハース)
「ソフトでの最初と最後の両方の走行でターゲット温度があったけど、2回目の走行はちょっと難しかった。でも、熱が入っているときは本当にいい感じだった。クリーンな予選ができたのは2回目だし、かなり満足している。その反面、まだバランスに満足していない。現時点でのマシンの感触は実際に僕が望んでいるものではない。運転するのがかなり難しい。可能な限りベストなラップタイムを維持しつつ、サーキットにマシンを留めておくのは一苦労だ。見つけなければならないことはたくさんあるけど、クリーンは予選ができたのは良い一歩だ」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1スペインGP