F1バーレーンGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント
2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

大波乱となったレースを制したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。ポールポジションからトップを維持し、5連勝となる今シーズン11勝目、通算95勝目を挙げた。2位にはマックス・フェルスタッペン、3位にはアレクサンダー・アルボンが続き、レッドブル・ホンダがダブル表彰台を獲得した。

優勝:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「今日はF1が危険なスポーツであることを僕たちに全員に思い出させた。ロマンの事故を見てショックを受けた。ヘイローが仕事をしてくれたことに本当に感謝しているし、現場にすぐに駆け付けたFIAのメディカルチームの功績を称えたい。ロマンがあのような事故で無事だったことは、安全を追求してF1とFIAが行ってきた仕事がどれだけ素晴らしいものであるかを本当に示していると思う。体力的に本当に厳しいレースだった。マックスはずっと僕のことをプッシュしていたし、今日の彼にはとてもスピードがあった。マシンのスライドに少し苦労していたけど、重要な場面ではマックスの速いラップに十分に対応できた。マックスがピットインした後は、レースの最後がどのような展開になるか少し慎重になっていたけど、チームが戦略について一日を通してずっと正しい判断をしてくれたことにとても感謝している。またこのような結果を得ることができるのは本当に特権だ」

2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「もちろんレースの初めで今日のような大きな炎を見るのはとてもショッキングだ。ああいった炎が出るということは悪いことが起こっているということなので、ロマン(グロージャン)が自力で脱出できたことや、治療で治るケガだったことにみんなが胸をなでおろした。彼の少しでも早い回復を祈っています。ああいった事故はなるべく見たくないものだけど、ドライバースーツの安全性は素晴らしいし、ヘイローがガードレールを彼の頭の上に押し上げたことで、本当に今日は彼の命を救ったと思う。レースではルイス(ハミルトン)についていくためににできることをすべてしたので、あれ以上できることはあまりなかったけど、残念ながら僕たちにはスピードが足りなかった。もう少しプレッシャーをかけられたかもしれないけど、マシンのペースを考えれば結局は2位が今日のベストな結果だったと思う。ダブル表彰台はチームにとって素晴らしいことだし、アレックスのことを思うとうれしく感じている。ここではマシンの動きはいいようなので来週レイアウトが変わってどうなるか楽しみだけど、できればもう少しペースを上げて、できる限りのリザルトを得られればと思っている」

3位:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「今日の結果は運の要素があったことは否定しないし、セルジオはいいレースをしていた。ただ、僕らも何かが起こったときに、チャンスをつかみ取ることができる位置にいたからこその結果なので、とてもうれしい。チームはセルジオのエンジンに問題が起こっているかもしれないと伝えてくれたとき、彼のマシンからオイルが漏れているかもしれないと考えた。そこで彼の真後ろにはつきたくないと思い、ラインを外して走り、それがうまくいった。金曜日のマシンダメージから、チームのみんなは素晴らしい仕事ぶりで土曜に向けてマシンを準備してくれたので、こうしてそれに報いることができてよかった。このレースウィークでは、ペースがずっとよかったので、それが結果に結びついてうれしい。結果には表れていなかったけど、ここ数戦で徐々に向上していたと思うし、今週末さらに前進できたことに満足している。来週は異なるレイアウトだけど、特性は似ているので、この再現ができればと思っている。パドックの全員がそうだったように、僕もロマンがあのアクシデントの後で、自力でマシンから出たのを見てほっとした。あの場面を見返すとショッキングだし、安全分野の担当チームは素晴らしい仕事をしてくれたと思う」

4位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「まず第一にロマンが重傷を負わなくてよかった。彼がマシンから降りるのを見てうれしかったし、これおはF1とFIAがチームと一緒に行った仕事のおかげでスポーツがどれほど安全になったかを証明している。繰り返しになるけど、ヘイローは命を救うことを証明した。僕たちはこの事故からさらに多くのことを学び、スポーツをさらに安全にしていくと確信している。マーシャルとミディカルカーのクルーによって示された勇気も本当に信じられないものだった。それを除けば、とても良いレースだった! このようなレースができたのは久しぶりだと思う。僕たちにとってすべてがほぼ完璧に進んだ。どちらのスタートも本当に良かったし、ルノーの前に出て強いポジションに立つことができた。それが本当に重要だった! レースではそれ以上のことはなかった。たくさんのアクションがあったことは知っているけど、僕たちにはとにかく良い戦略があったし、やらなければならなかったことをやった。僕のレースは退屈ではなかったけど、かなりストレートなものだったし、自分たちのプランを貫いて、自分自身に集中した。それが最初にやりたいと思っていたすべてだし、僕たちはそれをやった。すべてが報われたことをうれしく思う。多くのポイント、4位と5位はチームにとってベストリザルトの1つだ。昨日からうまく挽回できた」

5位:カルロス・サインツ(マクラーレン)
「まず第一に、今日最も重要なことは、グロージャンが無事だということだ。あのような恐ろしい事故の後で彼がマシンから飛び降りるのを見て本当に安心した。これはモータースポーツがいかに危険かということの最も難しいリマインダーだと思う。現在、信じられないほどの安全対策が施されているにも関わらず、このようなビーストを限界まで走らせているとき、僕たちの命は毎週末まだ危険に晒されている。そのことは尊重されなければならない。ポジティブな面として、今日起こったことが、F1とFIAが毎年マシンをより安全に保つためにチームと協力して素晴らしい仕事をしていることを強調していることだ。たとえば、今夜のこと見て、誰もヘイローを批判しなくなると思う。最後に、マーシャルと僕たちピットクルーの仕事を強調したい。彼らはマシンを運転することはないかもしれないけど、同じように大きな危険に晒されているし、彼らは僕たち全員を保護するための鍵だ。僕に関して言えば、15番手から5位はまた良いカムバックが果たせた! ソフトタイヤで非常に強力な第1スティントを管理できた。多くの人をオーバーテイクしたけど、同時にそのタイヤを長持ちさせることができた。ミディアムでの2回目のスティントも非常に強力だったし、ルノーの2台をパスして、ランドとのギャップを埋める良いペースがあった。素晴らしいレースだったし、チームにとってチャンピオンシップの順位に重要な多くのポイントを獲得することができた」

6位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「今日なによりも大切なのは、ロマンがあの恐ろしいクラッシュから自力で脱出する姿を見られたことだ。ショッキングなシーンだったけど、彼が無事だったことを心からうれしく思ったし、彼が回復して、早く復帰してくれることを願っている。パフォーマンス面では、自分たちの仕事ぶりに大満足だ。ギャンブルとも言えるリスキーな戦略を採ったけど、それが功を奏した。自分のキャリアでも一番タフなレースだったかもしれない。コクピットの中で多くのハードワークをして、なるべくタイヤを傷めないようにマネージしながらプッシュして、可能な限り多くの周回を走ろうと取り組んだ。本当に難しいことをやってのけなければならなかったけど、僕たちにとっては今年のベストレースの一つと言える結果を得ることができた。最大の結果を残し、またポイントを獲得できたことがうれしい」

7位:ダニエル・リカルド(ルノー)
「まずは事故後にロマンが無事だったことをうれしく思っている。あの後では、今日の結果はそれほど重要ではないし、ちょっとした後付けにすぎない。彼が脱出して歩いているのを見て安心したし、彼がすぐに回復することを願っている。それが今日の重要なことだ。レースに関しては僕たちが望んでいたものではなかったけど、ベストを尽くしたし、それでもポイントを獲得することはできた。来週に集中しているし、まだチャンピオンシップは終わっていないで、もっと強くなって戻ってくる」

8位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「ロマンが無事でとてもうれしい。今日はそれが最も重要なことだし、彼があのような大事故から逃れることができたことにとても安心している。レースの再開時にパンクに見舞われた。接触があったとは思わないし、デブリも見えなかったので、何が原因なのかはよく分からない。順位を上げるために戦ったけど、僕たちは他の大部分よりも大きなウイングをつけていたので、マシンのトレインを抜け出すのは簡単ではなかった。最後にもう1回パンクしたけど、幸いにもセーフティカー期間中だったのでポジションを失わずに済んだ。来週、もっとうまくやれることがないか検討する必要がある。トラックレイアウトは異なるけど、多くの特性は同じままなので、今週末から学べることがたくさんあるのは確かだ。来週はもっと運に恵まれることを願っている」

9位:エステバン・オコン(ルノー)
「何よりも重要なのはロマン(グロージャン)のニュースだ。彼がすぐに回復することを願っている。クレイジーな事故だった。チームはマシンに乗っている僕に彼は大丈夫だと伝えてくれたけど、映像を見て信じられなかった。彼が無事だったのは奇跡だし、彼が元気だと聞いてうれしい。あの事故があったので今日はレースは二の次だった。マクラーレンは僕たちよりも少し速かったし、レースには見直せることがたくさんある。来週、短いレイアウトで何ができるかを確認して、ポイントを取り戻したいと思う」

10位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「ロマンのクラッシュの後、とても気分が悪くなった。レース中にこのような感じたのは初めてかもしれない。誰かを抑えようとしてバックミラーでどうなっているかを見ていたけど、ターン9で炎が見えた。心配だったし、ロマンについてのニュースを待っていた。彼が無事だと伝えられて本当にうれしかった。とても長い時間だったように思えた。僕たちのマシンを安全にすることに取り組んでいる人々を称えたい。彼らが行ってきた仕事がどれくらい素晴らしいものかを見るのは感動的だ! ロマンが無事だとわかった後は再びレースに集中した。今日は僕たちにとって難しいレースだったし、実際に僕たちには十分な速さがなかった。スタートはとても良かったけど、残念ながら、その後はすべて下り坂だった。10位は今日僕たちが達成できた最高の結果だった。あと2つグランプリがあるし、それらを最大限に活用していきたい」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1バーレーンGP