F1アイフェルGP 決勝:ドライバーコメント(11位~DNF)
2020年のF1世界選手権 第11戦 F1アイフェルGPの決勝で11位~DNFだったドライバーのコメント。
7年ぶりのニュルブルクリンクでの開催となったF1アイフェルGPでは、初日が雨で流れたことで特にロングランでのタイヤ情報が不足したままで決勝を迎えた。そのため、タイヤを自由に選択できる11番手以降でスタートしたドライバーでの戦略、また終盤のセーフティカーによって見極めが難しいレースとなった。
11位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「ポイントを獲得したかったけど、全体的にタイヤにあまりに苦労していた。スタートは悪くなかったと思う。ミディアムコンパウンドを履いていたけど、アルファロメオのジョビナッツィに1つ順位を奪られただけだった。でも、一旦タイヤが正しいウインドウに入ると、彼の後ろで身動きが取れなくなったし、追い抜くのにかなり苦労した。リスクを冒しすぎてタイヤにダメージを負ってしまったのかもしれない。ピットインを余儀なくされ、その後は反撃するのがとても難しかった。終盤のセーフティカーにとってポイントのチャンスはあるかもしれないと思い、マグヌッセンと戦い、ジョビナッツィも抜こうと渡来した。結局、最後のポイントを獲得することはできなかったけどね。とても難しい一日だった」
12位:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「最高の週末ではなかった。でも、昨日を終えて、難しい仕事になることは分かっていた。スタートは問題なかったけど、そのあと前の何台かを避けなければならず、多くの順位を失った。もう少し前を走れていたかもしれないけど、セーフティカーでいくつか順位が犠牲になったし、最終リザルトは素晴らしいものとは言えない。フラストレーションの溜まる主馬圧だったけど、気持ちを切り替えて、次回またトライしなければならない」
13位:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「今日はいくつかチャンスがあったけど、それを逃してがっかりしている。僕たちは間違った戦略を採っていたけど、レース前にそれを知る術はない。最高のチャンスを得ることができると考える戦略を選択したけど、実際にはレースはうまくいかなかった。序盤にフロントウイングにダメージを負っていたし、全体的にあまり僕の日とは言えなかった。でも、それがレースだ」
14位:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
「今日はチャレンジングなレースだったし、できる限りハードにプッシュした。理由をピンポイントで指摘することはできないけど、特にハースやアルファロメオと比較して全体的にペースが足りなかった。セーフティカー後は良いポジションにいたけど、後ろには僕たちよりも速い予選タイヤを履いたマシンがいた。ダニール(クビアト)と楽しいバトルができたし、最後の5~6周はターン1で防除していた。ターン1、2、4でのバトルは楽しかった。気持ちを切り替えて、今週末ペースがなかった理由を分析しなければならない」
15位:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
「アルボンと接触した瞬間から後方での戦いになり、いい結果にはならなかった。彼がどうしたかったのかは分からないけど、結果として僕のフロントウイングは破損してしまい、フロアとブレーキダクトにも大きなダメージが残った。さらに、ピットへ入るまではフロントウイングなしで低速走行せねばならず、当然ウイング交換にも時間がかかるわけで、そのあと僕にできることはあまり残されていなかった。マシンはダウンフォースを大きく失っており、苦しかった。雨が降るなど挽回できるチャンスを願っていたが、何も起こらなかった。アルボンとのインシデントまではとても力強いレースができていると感じていただけに、残念です。もっといい結果を残せたはずだと思う」
DNF:ランド・ノリス(マクラーレン)
「スタートは良かった。戦略とピットストップは僕たちを力強いポジションに置くためにまずまずの第1スティントを意味していた。その後、ピットストップの前にパワーユニットに問題が発生して、全てのラップで多くのタイムが犠牲になっていた。表彰台を争っていると思っていたけど、4位になれる可能性からどんどん離れていった。今日は多くのポイントを獲得できたはずだけど、そうはいかなかった。今週末のチームのすべてのハードワークと努力に感謝している。残念だ。でも、次がある」
DNF:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「今日のマシンのペースはよかったので、このような結果になり、本来いるべきポジションでフィニッシュできなかったことは残念だ。1周目に接触を避けようとしてタイヤをロックアップさせてしまい、フラットスポットができて深刻なバイブレーションが発生していたので、早めにピットストップを行わなければならなかった。ダニールとの接触は、まだ何が起きていたかよく分かっていないので、もう一度振り返る必要がある。僕が思うに、リスタート時、彼はシケインの進入で少しワイドになったのかもしれないし、僕もややミスジャッジがあったかもしれない。その後、チームからはマシンの温度が上昇しているのを見て、ピットインしてリタイアするように言われた。最初はデータからパワーユニットの問題のように見えたが、チームが調査したところデブリがラジエーターに入って温度の上昇を引き起こしていたことを解明してくれた。マシンの感触がよかっただけに、今日の結果は僕らが望んでいたものではないけど、前を向いて、2週間後のポルティマオを楽しみにしようと思う」
DNF:エステバン・オコン(ルノー)
「今日は素晴らしいチームリザルトだし、素晴らしい表彰台を獲得したダニエルとチームを祝福したい。コンストラクターズ選手権にとって大きな結果だ。それが最も重要なことだからね。それに今シーズンのチームの進歩を強調している。僕サイドは正直まずまずだったし、間違いなくトップ5フィニッシュに向かっていた。スタートはうまくいかなかったけど、第1スティントでタイヤをかなりうまく管理できていたし、僕たちは良い位置につけていた。基本的にステアリング、ブレーキ、ギアを失った。油圧の問題だし、調査していく。残念だけど、気持ちを切り替えて次のレースを楽しみにしている」
DNF:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「フラストレーションが溜まるレースの終わり方だ。バーチャルセーフティカー中にパワーを失い始めるまで本当に楽しかった。スタートと最初の数コーナーでのルイスとのバトルは素晴らしかったし、彼に楽をさせるつもりはなかった。もちろん、その後ターン1でロックアップしてポジションを失い、それによって早めのピットストップをしなければならなかった。新品タイヤはかなりいい感じだったし、アンダーカットの可能性があるかもしれないと期待していた。まだ勝ちを目指してプレーできることはいろいろあった。でも、そのあとかなり大きくパワーロスした。パワーユニットの何かに問題があった。それが何だったのかは調査する必要があるけど、本当に不運だった。リカバーできるか数周走ってみたけど、他に僕たちにできることはなかった
DNF:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「とても苛立たしいアイフェルGPの終わり方だった。セバスチャン(ベッテル)とレースをしていて、キミ(ライコネン)がすぐ後ろにいた。前のコーナーでセバスチャンを抜いていたけど、彼はDRSを使って抜き返してきた。キミは僕たちの戦いのすぐ後ろにいたけど、ミスをしてマシンのコントロールを失って僕に突っ込んできた。それによってマシンはダメージを負い、タイヤがパンクした。完走するにはあまりにダメージが酷かったので、マシンをリタイアさせなければならなかった。でも、レースではこういうこともある。それまではマシンのフィーリングは良かったし、周りと同じようなペースがあった。彼らとは少し違い戦略でレースをしていたし、チャンスはあった。レース展開を見れば間違いなくチャンスはあったので残念だ」
カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ドイツGP
7年ぶりのニュルブルクリンクでの開催となったF1アイフェルGPでは、初日が雨で流れたことで特にロングランでのタイヤ情報が不足したままで決勝を迎えた。そのため、タイヤを自由に選択できる11番手以降でスタートしたドライバーでの戦略、また終盤のセーフティカーによって見極めが難しいレースとなった。
11位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「ポイントを獲得したかったけど、全体的にタイヤにあまりに苦労していた。スタートは悪くなかったと思う。ミディアムコンパウンドを履いていたけど、アルファロメオのジョビナッツィに1つ順位を奪られただけだった。でも、一旦タイヤが正しいウインドウに入ると、彼の後ろで身動きが取れなくなったし、追い抜くのにかなり苦労した。リスクを冒しすぎてタイヤにダメージを負ってしまったのかもしれない。ピットインを余儀なくされ、その後は反撃するのがとても難しかった。終盤のセーフティカーにとってポイントのチャンスはあるかもしれないと思い、マグヌッセンと戦い、ジョビナッツィも抜こうと渡来した。結局、最後のポイントを獲得することはできなかったけどね。とても難しい一日だった」
12位:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「最高の週末ではなかった。でも、昨日を終えて、難しい仕事になることは分かっていた。スタートは問題なかったけど、そのあと前の何台かを避けなければならず、多くの順位を失った。もう少し前を走れていたかもしれないけど、セーフティカーでいくつか順位が犠牲になったし、最終リザルトは素晴らしいものとは言えない。フラストレーションの溜まる主馬圧だったけど、気持ちを切り替えて、次回またトライしなければならない」
13位:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「今日はいくつかチャンスがあったけど、それを逃してがっかりしている。僕たちは間違った戦略を採っていたけど、レース前にそれを知る術はない。最高のチャンスを得ることができると考える戦略を選択したけど、実際にはレースはうまくいかなかった。序盤にフロントウイングにダメージを負っていたし、全体的にあまり僕の日とは言えなかった。でも、それがレースだ」
14位:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
「今日はチャレンジングなレースだったし、できる限りハードにプッシュした。理由をピンポイントで指摘することはできないけど、特にハースやアルファロメオと比較して全体的にペースが足りなかった。セーフティカー後は良いポジションにいたけど、後ろには僕たちよりも速い予選タイヤを履いたマシンがいた。ダニール(クビアト)と楽しいバトルができたし、最後の5~6周はターン1で防除していた。ターン1、2、4でのバトルは楽しかった。気持ちを切り替えて、今週末ペースがなかった理由を分析しなければならない」
15位:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
「アルボンと接触した瞬間から後方での戦いになり、いい結果にはならなかった。彼がどうしたかったのかは分からないけど、結果として僕のフロントウイングは破損してしまい、フロアとブレーキダクトにも大きなダメージが残った。さらに、ピットへ入るまではフロントウイングなしで低速走行せねばならず、当然ウイング交換にも時間がかかるわけで、そのあと僕にできることはあまり残されていなかった。マシンはダウンフォースを大きく失っており、苦しかった。雨が降るなど挽回できるチャンスを願っていたが、何も起こらなかった。アルボンとのインシデントまではとても力強いレースができていると感じていただけに、残念です。もっといい結果を残せたはずだと思う」
DNF:ランド・ノリス(マクラーレン)
「スタートは良かった。戦略とピットストップは僕たちを力強いポジションに置くためにまずまずの第1スティントを意味していた。その後、ピットストップの前にパワーユニットに問題が発生して、全てのラップで多くのタイムが犠牲になっていた。表彰台を争っていると思っていたけど、4位になれる可能性からどんどん離れていった。今日は多くのポイントを獲得できたはずだけど、そうはいかなかった。今週末のチームのすべてのハードワークと努力に感謝している。残念だ。でも、次がある」
DNF:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「今日のマシンのペースはよかったので、このような結果になり、本来いるべきポジションでフィニッシュできなかったことは残念だ。1周目に接触を避けようとしてタイヤをロックアップさせてしまい、フラットスポットができて深刻なバイブレーションが発生していたので、早めにピットストップを行わなければならなかった。ダニールとの接触は、まだ何が起きていたかよく分かっていないので、もう一度振り返る必要がある。僕が思うに、リスタート時、彼はシケインの進入で少しワイドになったのかもしれないし、僕もややミスジャッジがあったかもしれない。その後、チームからはマシンの温度が上昇しているのを見て、ピットインしてリタイアするように言われた。最初はデータからパワーユニットの問題のように見えたが、チームが調査したところデブリがラジエーターに入って温度の上昇を引き起こしていたことを解明してくれた。マシンの感触がよかっただけに、今日の結果は僕らが望んでいたものではないけど、前を向いて、2週間後のポルティマオを楽しみにしようと思う」
DNF:エステバン・オコン(ルノー)
「今日は素晴らしいチームリザルトだし、素晴らしい表彰台を獲得したダニエルとチームを祝福したい。コンストラクターズ選手権にとって大きな結果だ。それが最も重要なことだからね。それに今シーズンのチームの進歩を強調している。僕サイドは正直まずまずだったし、間違いなくトップ5フィニッシュに向かっていた。スタートはうまくいかなかったけど、第1スティントでタイヤをかなりうまく管理できていたし、僕たちは良い位置につけていた。基本的にステアリング、ブレーキ、ギアを失った。油圧の問題だし、調査していく。残念だけど、気持ちを切り替えて次のレースを楽しみにしている」
DNF:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「フラストレーションが溜まるレースの終わり方だ。バーチャルセーフティカー中にパワーを失い始めるまで本当に楽しかった。スタートと最初の数コーナーでのルイスとのバトルは素晴らしかったし、彼に楽をさせるつもりはなかった。もちろん、その後ターン1でロックアップしてポジションを失い、それによって早めのピットストップをしなければならなかった。新品タイヤはかなりいい感じだったし、アンダーカットの可能性があるかもしれないと期待していた。まだ勝ちを目指してプレーできることはいろいろあった。でも、そのあとかなり大きくパワーロスした。パワーユニットの何かに問題があった。それが何だったのかは調査する必要があるけど、本当に不運だった。リカバーできるか数周走ってみたけど、他に僕たちにできることはなかった
DNF:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「とても苛立たしいアイフェルGPの終わり方だった。セバスチャン(ベッテル)とレースをしていて、キミ(ライコネン)がすぐ後ろにいた。前のコーナーでセバスチャンを抜いていたけど、彼はDRSを使って抜き返してきた。キミは僕たちの戦いのすぐ後ろにいたけど、ミスをしてマシンのコントロールを失って僕に突っ込んできた。それによってマシンはダメージを負い、タイヤがパンクした。完走するにはあまりにダメージが酷かったので、マシンをリタイアさせなければならなかった。でも、レースではこういうこともある。それまではマシンのフィーリングは良かったし、周りと同じようなペースがあった。彼らとは少し違い戦略でレースをしていたし、チャンスはあった。レース展開を見れば間違いなくチャンスはあったので残念だ」
カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ドイツGP