F1ロシアGP 予選:トップ10 ドライバーコメント
2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。5戦連続、今季8回目、通算96回目となるポールポジション獲得となった。2番手には0.563秒でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがメルセデス勢に割って入り、7戦続いていたメルセデスのフロントロー独占にストップをかけた。

ルイス・ハミルトンはソフト、マックス・フェルスタッペンとバルテリ・ボッタスはミディアムでのスタートとなる。

1番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「覚えている中でも最もタフな予選セッションだったし、ずっとはらはらしていた。でも、もっとひどくなっていたかもしれないので、みんなが冷静なままでいてくれたことにとても感謝している。Q2はものすごくチャレンジングだった。最初のアタックは、最終コーナーでトラックリミットを超えたので、タイムが抹消された。チームは僕を呼び戻して、給油し、新しいタイヤに交換していたけど、2回目のアタックを始めたときに赤旗が出た。そのあとは、最後のアタックをするまでとてもギリギリだった。アウトラップの最終セクターで数台オーバーテイクしたけど、ルノーの後ろでタイムをロスした。ボノが『行け、行け、行け』と言っているのが聞こえたので、ラインを越えられるよう加速した。いろいろなことが起きていたので、とにかく落ち着いて、自分の中心を見つけなければならなかった。バルテリは週末を通して強かったので、最後のQ3アタックで結果を出さざるを得なかった。最終セッションの最初のアタックは本当によかったし、改善するのは難しいだろうと思っていた。でも、2回目のアタックでわずかだけど見い出すことができた。ポールポジションを獲得できたのはよかったけど、このトラックは、最初のブレーキングゾーンまでの距離が長いので、おそらくポールポジションが最悪の場所だろう。だから、ターン2までは厳しいバトルになるだろうし、特に僕はソフトタイヤでスタートするのでチャレンジングなレースになるだろう。レースをスタートするには良いコンパウンドだが、最初のスティントには最悪のタイヤだ。今夜はレースに向けた最善のアプローチをじっくり考えるつもりだ」

2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「2番手:に入れるとは予想していなかった。こういうことはあまり言わないけど、今日は今までの予選の中でもベストの一つだったと思う。Q1、Q2はマシンバランスに苦しんだけど、Q3に向けて安定するように改善したところ、特に2回目の走行でうまく機能した。もちろんポールポジション獲得や優勝に向けて戦えることが一番だけど、今シーズンは常にそれが狙えるとは思っていない。だから、メルセデスの2台に割って入りフロントローを獲得できたのは、満足できる結果だと思っている。明日のレースは路面がきれいでない側のグリッドからスタートするので不利な面もあるけど、ミディアムタイヤでスタートするというアドバンテージもある。スムーズなスタートができれば、ここではその後のトウの影響が大きいので、ターン2に入るまでに、何かを起こせるかもしない。メルセデスの2台はレース全般をとおしていいペースで走ると思うので倒すのは簡単ではないけど、今日の結果には満足しているし、想像以上の結果を引き出せたと思っている」

3番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「かなりいい感じだったし、Q1とQ2ではペースがあると感じていた。どちらのセッションも順調に進んだし、スムーズだった。でも、Q3はトリッキーなセッションだった。ゲインを見つけられると感じていたけど、他の方がもっと見つけたのは明らかだ。Q3の1回目の走行ではタイヤがちょっと冷えすぎていたので、最終コーナーの立ち上がりで大きくふらついてしまし、ターン2にむけてすでにコンマ数秒失っていた。2回目の走行を待っていたし、実際、ミスはなかったので、どうしてポールに近づけなかったのかわからない。ちょっとクエスチョンマークがあるし、デブリーフで調べて、その理由を理解する必要がある。でも、3番手:はここでは実際にはスタートするにはかなり良い位置だ。それに僕は正しいタイヤを履いていると思う。以前にここで3番手:からスタートしたことがあるし、何が起こったのかを調べて、同じことをしたい。まだやれることはいろいろとある」

4番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
「今日のパフォーマンスにはとても満足している。4番手は達成できる最大ン減だった。マックス・フェルスタッペンと2台のメルセデスはとても強かったからね。僕たちは直近のライバルたちの前で予選を終えることができたし、それが重要だ。本当にタフなセッションだった。風が変化し続けて、赤旗による妨げもあった。セッションをうまく管理し、マシンから最大限の力を引き出すことができたのはチームの功績だ。ここで表彰台を獲得するのは難しいかもしれないけど、ターン2までの距離が長いので、スタートは何が起こるかわからない。力強いスタートを切り、タイヤをうまく管理すれば、明日は良い結果を目指して戦えると思う」

5番手:ダニエル・リカルド(ルノー)
「全体として、明日の5番手に満足している。ポールポジションを争っていないことはわかっていたけど、Q2のラップの後、3番手か4番手に手が届きそうに感じた。Q2のそのラップは完璧だったし、それを改善するのは難しいことは分かっていたけどね。Q3は少し苦労した。タイムを改善できたかもしれないけど、結果には満足している。通常、僕はこのサーキットに強いわけではないので、週末中ずっと速く走れいてることはポジティブだ。明日は間違いなくレースができると思うし、楽しめるはずだ」

6番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)
「僕たちにとって挑戦的なセッションだったので、今日は6番手にとても満足している。FP3のペースは励みになったけど、予選が始まるとすぐに風の状態や路面温度が変化し、マシンのバランスが崩れてしまった。それでも、Q1の最初の走行から何とか良いラップができたし、Q3のために新しいセットを保存し、最後のアタックですべてのセクターをまとめて、明日のために6番手を獲得することができた。レースにむけて良いスターティングポジションだし、明日は確実に仕事を終え必要がある」

7番手:エステバン・オコン(ルノー)
「今日は非常にまともな結果だと思う。今週末は僕たちは素晴らしいペースを示してきたし、マシンのパフォーマンスは間違いなく力強だった。僕としては、結果に満足しているし、3つのセッションすべてを通してマシンは本当に良かった。全体として、僕たちは明日にむけて戦いのなかにいるし、そこは非常にポジションだ。僕たちがいるところからスタートするのは素晴らしいことだし、前のマシンに目を向けることができる。僕たちは戦えるに加われると思うし、明日は面白くなるだろう。どんなことも可能だと思うし、レースにむけて良い状態だ」

8番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「赤旗とラップでのトラフィックによって乱雑な予選だったし、トリッキーだったけど、マシンはペースが良く、かなり自信があった。最終予選では2セットの新しいタイヤがなかったので少し難しくなった。それでも満足している。8番手はひどいとは思わない。接戦だったし、何マイルもうまくできたとは思わない」

9番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「昨日のフリー走行は普段よりも難しかったので、今日の結果には満足している。ショートランで望んだようなパフォーマンスが出せなかったので、予選に向けて自信があったわけではない。だから、明日の決勝のスターティンググリッドには満足している。マシンは決勝に向けていい形に仕上がっていると思う。ロングランでの走りは力強いし、望んだバランスになっている。中団は手強いライバルが多いけど、決勝ではいい戦いをしたい。最近の決勝ではアクシデントが多いので、そのようなことが起こった際には確実に機会をモノにしたいと思う」

10番手:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「今日の予選Q3で何が起こったのか、今の時点ではよく分かっていないので、この後エンジニアたちと一緒に分析をする必要があると思っている。Q1とQ2はまずまずだったけど、他のマシンがQ3でタイムを上げていた中で、僕たちだけが改善することができなかった。マシンのポテンシャルを出し切り、僕もいいラップを走れたと思っていたので、なぜこのような結果になったのか難しいところだ。いくつか小さなことを変えて、あとコンマ数秒上げることはできたかもしれないけど、結果としてはライバルに対してそれ以上の差がついており、何が起こっているのかよく分からないけど、とにかく懸命に作業をするしかない。何台かのマシンがスピンを喫したり、トラックリミットを超えていたけど、それはFP3から予選に向けて風向きが大きく変わったためだと思う。明日もっと順位を上げるために、ここから分析を行う。1コーナーまでの距離が長く、あらゆることが起こり得るので、そのなかで自分たちのできる限りのことを行っていくだけだ」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ロシアGP