F1スペインGP 予選:トップ10 ドライバーコメント
2020年のF1世界選手権 第6戦 F1スペインGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

予選は再びメルセデス同士の戦いとなり、ルイス・ハミルトンがバルテリ・ボッタスを0.059秒の僅差で上回って今季4回目となるポールポジションを獲得。3番手には0.708秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続いた。

1番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「チームにとって素晴らしい結果だし、みんながプッシュし続けてくれたことに感謝している。とても暑くて、風が強く、トリッキーなセッションだった。一晩欠けていくつかの変更を行い、一歩前進することができたし、各予選セッションの最初のラップはとても満足できるものだった。Q3の1回目はとても堅実な走りができたけど、まだ少し改善の余地があった。でも、2回目はそれほど良くなかったし、速く走ることができなかった。最終的にバルテリ(ボッタス)とは大接戦だったし、いつも気が抜けない。1,000分の1秒でも重要になってくる。明日のレースはこれまでとはまったく違う展開になるから難しくなるだろう。一発の速さでは僕たちが優位に立っているように見えるけど、レッドブルのレースペースは良さそうだ。ターン1までのストレートの距離が非常に長いので、激しいバトルになるだろう」

2番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「ルイスとの接戦になることは分かっていたけど、彼のQ3の最初の走行は本当にクリーンで素晴らしいラップだった。特に僕が今日ずっと苦戦しているセクター3が良かった。あのセクターではマシンのバランスが良くなかったけど、予選を通してどんどん良くなっていった。最終的にそれでも十分ではなかったので少し悔しい。ルイスはいい仕事をしたし、チームとして誇りに思うことができる力強いパフォーマンスだった。明日の決勝に関しては、ロングランで競争力があったけど、常に前にいる人に最高のチャンスがあるので、スタートからターン1までの長い距離が僕の最大のチャンスになると思う。先頭でそこに行けるように頑張りたい。レッドブルはロングランで非常に強力だったし、明日も速いと確信している」

3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「予選ではマシンのパフォーマンスを全て出し切ることができた。ラップタイムはメルセデスの2台におよばなかったが、ロングランではいい勝負ができた。レースウイークを通して3番手で決勝も3番手スタートになるが、明日はもっと前でフィニッシュしたい。昨日のロングランではマシンのバランスもタイヤの感触もよかったので、同じような気温が予想される明日も同様のいい走りをしたい。メルセデスの2台にプレッシャーをかけ、いいファイトをしたい。いい走りをする自信がある。メルセデスに勝つのは簡単ではないが、諦めずに戦う」

4番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
「チャレンジングな予選だったけど、4番手には本当に満足している。コース上は非常に暑く、セッション全体を通して最終セクターの風向きが変わっていた。路面が非常に暑かったので、強くプッシュしすぎず、アウトラップのタイヤの準備を慎重に行わなければならなかった。過去2週間を欠場していたので身体的なチャレンジもあった。明日は、戦略を生かせるトラックポジションを得るために力強いスタートを切ることが鍵になる。オーバーテイクは難しく、タイヤマネジメントが本当にチャレンジとなるだおる。今回も異なるコンディションと異なるコースでのマシンの強みを示すことができたことにとても満足している」

5番手:ランス・ストロール(レーシングポイント)
「暑かった! カナダ人はこの暑さに耐えられるようにできていない。雪の方がいいね! チームとしての結果には本当に満足している。4番手と5番手は素晴らしい結果だよ。この暑さと最終セクターの強風はチャレンジングだった。Q3では良いラップができた。ターン10で0.1秒を失ってしまったと思うけど、全力を尽くせたし、今日のマシンは強力だった。レースではタイヤマネジメントがとても重要になることは明らかだけど、ここははオーバーテイクも難しい。明日ポイントを目指して戦う絶好のポジションにいる」

6番手:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「予選の内容に全て満足しているわけではないが、6番手は前2戦に比べていい結果だし、いいレースができる位置だと思っている。オーバーテイクが難しいサーキットなので、予選でいい位置に入るのが大切だった。もう少しいいペースで走りたかったけどね。マシンのフィーリングに少し違和感があり、Q3の2回目のスティントよりもユーズドタイヤで走った1回目のほうが感触がよかったので、今夜原因を分析したいと思う。明日はオーバーテイクを狙えるように戦略を立て、いいレースをしたい。タイヤのデグラデーションに気を配り、できるだけ多くのポイントを獲得したい」

7番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)
「チームにとってポジティブな土曜日だった。マシンのバランスには満足しているし、特にセクター1と2ではマシンを限界までプッシュできた。昨日、チームは僕のエンジンを交換することを蹴って下。それによって先週末から抱えていた問題は解決したようだし、その点にも満足している。でも、ラップは完璧ではなかった。同じセクターの自己ベストのタイムと比較してセクター3で少し失っていた。たぶんアルボンの前の6番手を獲得できたかもしれない。でも、全体的には力強い予選だった。ラップの前半の感触は良かったけど、リアエンドには満足できなかったので、最終セクターを引き続き調査委する。明日に向けて改善するために何ができるか見てみよう。全体的にはポジティブな日だったし、高温でタフなレースを楽しみにしている」

8番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「予選は悪くなかったけど、まだ改善の余地がある。予選までずっと満足していたけど、Q3の最後のランでロックアップしてしまった。ターン10で少しプッシュしすぎてフロントがロックしてしまい0.1秒くらい失った。それがなければいくつかポジションを上げられていたかもしれない。それについては少し落胆しているけど、それ以外はQ3に進出できたし満足だ。とても接戦だったと思うし、そもそもQ3に進出するために十分な仕事ができた。僕たちより間違いなく速いフェラーリ2台の前にいることもとてもハッピーだ。明日はエキサイティングなレースになるはずだ」

9番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「予選の結果にはがっかりしている。今日のマシンにはあまり満足していなかった。予選の序盤はそれほど悪くなかったけど、アンダーステアが多かったし、セッションごとにどんどん悪化して、とにかく問題を抱えながらでは走ることができなかった。最終的に9番手にがっかりしているし、問題を調査して、修正する方法を理解する必要がある。単純に僕たちはクイックラップで速さが足りない。明日はソフトタイヤでスタートする。おそらくここではベストなタイヤではないし、僕たちの後ろの人々はミディアムもしくはハードでスタートするはずだ。おそらくそれが最善の戦略なので簡単にはいかないだろう」

10番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「昨日はマシンのフィーリングがよくなくて難しい一日だったが、今日はQ3まで進むことができてよかった。Q2でいい位置に入れたので、新品タイヤを決勝に温存することにした。ソフトタイヤを4セットしか使えないので、Q2の最初のスティントをユーズドのソフトタイヤで走ったが、いいタイムが出せた。Q3は接戦だったので10番手でも悪くない結果だが、もう少しいいタイムが出せたはずなので少し悔しい。明日の決勝は激戦になると思うが、前戦の分をリカバリーするためにも、少しでも多くポイントを獲得したい」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1スペインGP