F1イギリスGP 金曜フリー走行:全ドライバーコメント(1)
F1イギリスGPの金曜フリー走行の上位5チームのドライバーコメント。2020年のF1世界選手権 第4戦 F1イギリスGPの2回のフリー走行が7月31日(金)にシルバストーン・サーキットで行われた。

初めての8月開催となったF1イギリスGPだが、金曜日は例外的に高い気温のなかでセッションが行われた。午前中はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムを記録。午後にはランス・ストロール(レーシング・ポイント)がトップタイムをマークした。

メルセデス
ルイス・ハミルトン
「正直、とても難しい1日だった。バランスが完全ではなかったし、今日は風がコンディションをとてもトリッキーなものにしていた。今夜はその部分に取り組んで、いつものような感触を得られなかった理由を解明していく。ドライビングが難しい1日だったけど、最悪というわけではないし、このチームの素晴らしいところは常に詳細まで深掘りすることだ。夜の間に良い変更ができることを願っている。明日はもっと涼しくなるはずだし、レッドブルとレーシング・ポイントは強そうなので接戦になるといいね」

バルテリ・ボッタス
「マシンはいい感じだ。最初のセッションはバランス面で少しトリッキーだったけど、2回目のセッションでのフィーリングはそれほど悪くなかった。でも、ギャップはかなり小さいし、レーシング・ポイントとレッドブルはどちらも強そうだ。だから、僕たちにはやるべき仕事がある。通常、僕たちは予選に向けてステップアップできるはずなので、今夜の改善を楽観視している。残りの週末は路面温度が下がり、風向きが変化し、コンディションが完全に変わる。このトラックでは常にそれがかなり大きな影響を与えるので、誰がそうした変化に最も早く反応できるかの戦いになる。今夜は仕事に取りかかり、マシンからどれくらいパフォーマンスを絞り出せるかやってみなければならない。十分なものを引き出せることを願っている」

フェラーリ
セバスチャン・ベッテル
「どうも噛み合わない1日あったし、午前のセッションを失ったのは残念だった。午後もブレーキペダルに問題があり、少し時間がかかってしまったので、リズムを掴むがちょっと難しかった。あまり多く周回はできなかったけど、明日に向けてマシンを改善するのに役立ちそうなことは少し学べたのでどこまでいけるかやってみよう。明日はトラックがもう少し涼しくなるはずだし、もっといい日になるはずだ。ヒュルケンベルグ? かつてはドイツ人ドライバーが7~8人いた時代もあったので、僕1人ではないはうれしいね! ニコにとっては良かったけど、もちろん、みんながセルジオ(ペレス)が早く良くなることを願っている」

シャルル・ルクレール
「予選パフォーマンスに関する限って言えば、まずまずの1日だった。でも、レースペースはそこまでではなさそうだ。ロングランではマシンはかなり運転しにくかったし、バランスも悪かった。ミスをしないようにするのが難しかった。明日と日曜日は気温がかなり変わるみたいだし、レースペースを上げるためにまだいろいろ変えられると覆っている。予選ペースは多少妥協を強いられることになるだろうけどね」

レッドブル・ホンダ
マックス・フェルスタッペン
「FP2でアタックラップ中にブロックされてしまい、思うようなアタックができずに終わってしまった。しかし今日は悪くない初日になったと思う。改善を重ねた新しいマシンパーツをテストしましたが、いい方向に作用しているようなので安心している。もちろんまだ多くの改善点は残されているし、レースウイークの金曜日は他のチームが何をしているのかは分からない。マシンにいい手応えは感じているけど、引き続き改善に努めていく。ロングランでも調子はよさそうだけど、このレースウイークにかけて天気が変動していきそうなので、どう状況が変わっていくかはまだ分からない。総合的にはポジティブな初日を迎えることができたと思う。明日、自分たちが本当にどのポジションにいるかが分かるだろう」

アレクサンダー・アルボン
「FP2でのアクシデント以外は、今日はとてもポジティブな結果の一日になった。大したことはなく、僕自身も無事だった。リアが流れてしまい、マシンを制御することができなかった。持ち直したと思ったが、リアの挙動を失ってしまった。何が起こったのかデータを解析したいと思う。チームとしては、大きな一歩を踏み出せた初日だったと思う。今日はあまり期待できないと予想していたけどが、FP1を走りだしてみるとマシンの感触もよく手応えを感じることができた。もちろんメルセデスはまだすべてのポテンシャルを見せているとは思っていないけど、僕たちのチームのマシンのほうがバランスがよさそうに見えたので、より理解できているのではないだろうか。明日は風や気温が今日とは大きく変わりそうなので、リセットされるような気持ちだが、今のところとてもいい方向に進んでいると思う」

マクラーレン
カルロス・サインツ
「それは激しい金曜日だったし、新しいアップグレードをテストし、トラックの状態に適応する必要があった。FP1からFP2にかけて、風が強まり、気温がかなり上昇しました。それによって路面がタイヤにとってトリッキーになり、マシンの運転がより困難になった。FP1からFP2への改善があり、ポジティブな初日だったと思うが、マシンのフィーリングはまだそこまでではない。僕たちのラップタイムは競争力があるように見えるが、一部のマシンは赤旗に妨げられていたので、僕たちが実際にどノ一にいるかを確認するのは明日まで待たなければならない。楽しみにしているよ!」

ランド・ノリス
「走行プランのほとんどをこなせたという点では、まずまずの1日だった。唯一、FP2だけが難しかった。終盤に小さな後退があり、燃料を積んだペースで2~3周しかすることができなかったことには少しイライラさせられた。それ以外では、今週末にむけたアップグレードとマシンのいくつかの変更に取り組み、今僕たちが持っているものについて理解を深めることができた。全体的に見て、風がマシンに大きな影響を与える困難な1日だった。風は状況をトリッキーなものにしていた。それを除けば、必要なものをこなせたという点でポジティブだった」

ルノー
ダニエル・リカルド
「ファンがいないここで運転するのは少し違った感じがした。ファンの存在を最も感じられる場所だからね。いつもドライブするのが楽しいトラックなので、この場所が提供する高速区間を楽しむことができた。走行に関しては、いくつか有望な兆候を示していたけど、僕サイドでは、マシンの一貫性が少し欠けていた。満足できる走行もあったので、やるべきことはいくつかある。いつものように、グループ間のマシンはかなり拮抗している。明日は気温が下がるので、かなり変化するはずだ」

エステバンオコン
「まずまずな1日だったと思う。新しいアップデートをテストして、高速コーナーがたくさんある非常に速いコースでマシンの感触をつかめたのは良かった。暑さとかなり強い風が吹くトリッキーなコンディションでマシンをテストするのは興味深いことだった。全体として、今日はかなりうまくいったが、明日予選に臨むためにもう少しペースを引き出せるはずだ。データを確認し、必要に応じて明日の準備を整えていく」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1イギリスGP