F1
2019年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーGPのフリー走行が8月30日(金)にスパ・フランコルシャンで行われた。

快晴のコンディションで行われた2回のセッションでは、フェラーリが両方ともトップタイムを記録。今シーズン初勝利にむけて順調なスタートを切った。

1番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「夏休みの後、かなり良い初日だった。このサーキットは本当に好きだし、ドライビングが楽しい。トラックはかなり長いし、あらゆるタイプのコーナーがあって、とてもユニークな流れがある。僕たちはフリー走行で上位につけたけど、現実的にライバルは明日とても競争力があると予想しなければならない。今日の予選ペースは強かったけど、ロングランについて改善するという仕事がある。ストレートで速ければ、日曜日はオーバーテイクできるチャンスがあるだろう。そこはポジティブだ。過去数回のグランプリでは多くのバトルがあって素晴らしかったので、今回のレースもまたエキサイティングなものになることを期待している」

2番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「ポジティブな一日だったし、このようなトラックでマシンに戻れるのは素晴らしいことだ。コックピットからの感触はよかったけど、改善の余地はまだあると思う。まだ金曜日だといことを忘れないようにしよう。本格化するのは明日の午後からだし、重要なのは日曜日だ。アタックに関しては、パフォーマンスはOKだったけど、レースは1周ではないので、レースペース、特にセクター2を改善しなければならない。今日の2回のセッションでは、ミドルセクターでかなりスライドしていたので、レースに向けてタイヤの挙動を最適化するのが重要になるだろう。明日にむけてやるべき仕事はまだある」

3番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「このようなトラックでまたクルマに乗れるのは特ににうれしい。今日は楽しんだ。予定通りにプログラムを消化できたし、1日が進むにつれて小さなゲインを見つけることができた。ほぼ通常通りの金曜の業務だった。このトラックではフェラーリとレッドブルが速いだのは初めから分かっていたことだけど、今日のフェラーリはストレートで特に強かった。明日に向けてパフォーマンスを全て見つけられるように今夜は懸命にプッシュしていく。彼らと戦いたければ大きな一歩が必要だ。でも、少なくともFP1からFP2にかけて堅実なゲインは得られた」

4番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「FP1はあまり良いスタートではなかった。スロットルペダルに問題があった。基本的にパワーがなくアイドリングしていた。いくつかスイッチを切り替えて直すことができたので、マシンをガレージに戻した。再びコースに戻った時にまた別の問題が生じてちょっと混乱していたけど、終盤になって何周か走ることができた。FP2に向けて変更したので、マシンの感触はかなりよくなったけど、今夜やるべき仕事がある。フェラーリは特にセクター1で強い。僕たちはミドルセクターで少しタイムを取り戻しているし、セクター3はかなり拮抗しているように思う。彼らは1年を通してストレートで強かったので、今週末は彼らに本当に有利になるだろうと感じていた。今週末純粋なペースでプレッシャーがかけれないのであれば、プレッシャーをかける方法を見つけなければならない」

5番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
「2回目のフリー走行の終盤に発生した問題については今も調査中だけど、オイル圧が落ちたことでエンジンが切れたようだ。残りの週末にあまり影響がないことを願っているけど、何らかのダメージがあるのか、変更が必要になるかどうかは待ってみなければわからない。その時まではかなり良い感じだった。マシンは両方のセッションで強力だったし、投入した新しいパーツはすぐに違いをもたらしている。明日までに改善すべきエリアはまだたくさんあるけれど、感触はポジティブだ」

6番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「今日のマシンの感触は、特にFP2中のバランスがよく、セカンドセクターで特に速さをみせることができた。僕のマシンはややパワーを抑えたエンジンモードを使用しており、幾分ラップタイムを犠牲にすることになった。明日には通常に戻すことができるので問題はないと思うし、初日である金曜に無理をしてリスクを負わないことがベストだ。フェラーリ勢にとってこのサーキットは、僕たちに比べると合っているコースのようで、とてつもない速さをみせている彼らに勝つことは難しいかもしれない。いかにメルセデス勢に近づけるか、明日に向けて改善をしていきたいと思う。まだやるべきことはあるが、総合的にマシンの仕上がりには満足している」

7番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「足の心配をしてくれてありがとう。大丈夫だ。それを除けば、今日はあまり満足していない。ラップタイムはまあまあだったけど、クルマのセットアップに関してやらなければならない多くの仕事がある。バランスを取ることができれば、明日は改善できると信じている」

8番手:ランス・ストロール(レーシングポイント)
「今シーズンこれまでの中では少しまともな金曜日だったし、それは有望だ。一貫性のある走りができたし、マシンのペースは良さそうだ。スパで期待していた状態だ。僕のシートの後方で熱の放出に問題が発生していたので、今夜はそれを調べていくけど、全体的にはポジティブな感触だ。エンジンペナルティを受けるのは残念だけど、仕方ない。予選ではやれることをやるつもりだ。でも、焦点は日曜日に向けたマシンのセットアップだ。そのうえでポイントを獲得できるように可能な限りたくさんのマシンを追い抜かなければならない! 楽しみにしているし、残りが良い週末になると信じている」

9番手:ダニエル・リカルド(ルノー)
「まずまずの一日だったし、再開できてうれしい。休みはそれほど長いと感じなかったので、全てがいつも通りのフィーリングだ。僕たちは両方のセッションでトップ10に入っている。正しい一歩でスタートできたみたいだけど、まだ少し見つけなければならないものがある。午後は自分たちが思っていたほど前進できなかったかもしれない。あと少しだけ細かい部分やピースをうまくまとめるだけだ。それ以外はトラックもいいし、天気もいい。何が起きるか見てみよう」

10番手:アレクサンダー・アルボン(レッドブル)
「まるで学校の初日のようにワクワクした1日だった。マシンの感触もよく、走行を楽しむことができて、いい初日を迎えられたと感じている。まだマシンについて学んでいる途中だし、なるべく長い走行距離を走りながら、焦らずに進めていこうと思っている。もちろんトロロッソと違うことも多いので、できる限り早く慣れるように努めている。速くすばらしいマシンを用意してもらえているので、あとは僕自身がうまく扱えるようにならなければならない。今日の午前中に行われたFP1では、感触はよかったけど、ゆっくり慣れていく感じだった。午後はロングランを重視してテストを行った。ペナルティーがあるため、ショートランというより日曜の決勝中のレースペースを重要視している。チームの皆が温かく迎えてくれているおかげで、居心地がよく過ごさせてもらっている。今の時点では期待したいことや目標はまだなけど、まずは新しいチームとマシンでの初戦でいいレースがしたいと思っている」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ベルギーGP