F1 中国GP
2019年のF1世界選手権 第3戦中国GPのフリー走行が4月12日(金)に上海インターナショナルサーキットで行われた。

トップタイムはメルセデスのバルテリ・ボッタスの記録した1分33秒330をマーク。2番手には0.027秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3番手には0.221秒差でマックス・フェルスタッペンが続いた。

1番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「タイムシートのトップに立つことができたし、一日の締めくくりとしてはOKだったけど、このトラックはラップ全体でっよいバランスを見つけるのが本当に難しい。一歩ずつ進めていって、最後にはクルマの感触がいい感じになったけど、まだ金曜日だし、この先の2日間が重要だ。フェラーリまだストレートで僕たちよりも速いけど、FP2ではほとんどのコーナーで僕たちの方が良かった。まだ改善の余地はあるけど、他のみんなもそれぞれのマシンに作業を加えてくるだろうし、彼らと比べてどれくらい改善できているかは待ってみないとわからない。今後2日間を通して風向きが変わると予報されているし、2週間前のバーレーンでも目にしたように、状況はかなりトリッキーになりそうなので、おもしろくなるかもしれない」

2番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「全体的にポジティブな一日だった。まだいくつか宿題は残っているし、僕たちがコンペティティブだったバーレーンと少し構図は似ている。トラックのいくつか部分ではとても強いけど、他の部分ではまだ改善しなければならない。明日、それに日曜日もとても接戦になると思う。クルマのフィーリングを改善し続けることが鍵になるだろう」

3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「今日はかなりいい手応えだった。マシンのバランスがよく、ほとんど問題もなかったので、満足している。バーレーンでは疑問符が付く結果となったけど、今日の結果で、課題は解決して上位陣にかなり接近できたという自信を全員が感じている。ロングランはよかったけど、ここ上海ではレース中ずっとタイヤをマネージできるか次だし、全員が同じ条件だ。ここまでのペースには満足しているし、今夜はセットアップを微調整していく。明日、ポールポジションを獲るのは難しいだろうし、まだ自分たちの正確なポジションを語るには早いと思うけど、差はかなり詰められているので、レースでは戦えるのではないかと思っている」

4番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「比較的ストレートな一日だったし、プログラムを問題なく消化することができた。かなり気温が低く、タイヤにとっては難しい状況だった。今日クルマに苦しんでいたし、やるべき仕事がある。特に僕の方はね。バルテリの方がクルマをかなり快適に感じていたようだ。今夜はいくつか調整できる部分を見つけるために懸命に作業をして、明日はもっと強くなって戻ってきたい。クルマには上位で戦うペースがあるし、とにかく正しいセットアップを見つける必要がある。僕たちとレッドブル、フェラーリの差がこれほど僅差なのはうれしいことだ。予想していた通り、ストレートではまだフェラーリ勢の方が速そうだけど、全体的に上位のクルマはとても僅差だ。明日も同じようになると考えている」

5番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
「今日の内容には満足していいと思う。両方のセッションを通して問題なくスムーズな走行ができたし、期待通りにプログラムを消化することができた。今日はクルマに乗っていてポジティブだったし、快適に感じることができたし、ショートランとロングランの両方のラップタイムにそれが反映されていると思う。まだ作業しなければならないエリアはいくつかあるし、詳細を評価していかなければならないけど、今日は土曜日に向けて作業するための堅実なベースラインを得ることができた」

6番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)
「FP1でっはいくつか問題に見舞われたけど、FP2は励みになった。僕たちはチームとしてうまく反応できているし、午後に良いベースラインをまとめることができたと思う。フィールは開幕2戦と同じように僅差だし、さらに接近しているかもしれない。何も保証はされていない。金曜日にまともだったからといって、すべての詳細に分析しないのは大きな過ちだ。クルマにはもっと多くのことを望んでいるし、誰かが改善してきた場合に順位を下げないようにする必要がある。クルマはまだ完璧ではない。まだ改善しなければならないことはいくつかある。でも、明日にむけてまとめることができると期待しているし、ポジティブな土曜日になることを願っている」

7番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日のSF90からの感触は良かった。バランスに関してはまだ少しやらなければならない作業があるけど、全体的には僕たちが取り組んだ作業には満足している。レースに役立つであろうロングランのテストができなかったのは残念だけど、心配はしていない。やっていく必要があることの情報はすべて揃っているし、予選にむけてすべてをまとめていくだけだ。特に僕たちとライバルとでとても接戦になりそうだからね」

8番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「このサーキットを走るのは初めてだったけど、それなりの早さでスピード上げることができたと思う。オーストラリアよりもはるかに早くにクルマとセットアップに集中していくことができたのでそこは良かったと思う。それは週末全体にむけてとてもポジティブなことだ。FP2ではさらに進歩を果たすことができたけど、まだやるべき仕事はたくさんある。クルマはまだ望んでいるところにはきていない。でも、いくつか改善を果たせたし、とにかくその方向性を維持する必要がある。全体的に悪くない初日だった」

9番手:ダニエル・リカルド(ルノー)
「ちょっと複雑ではあったけど、僕たちにとって悪い一日ではなかった。午前中はゲートを出てクルマをかなりポジティブに感じることができた。午後はバランスに関していくつかのことを試した。午前中は僕たちが望んでいるものに近づけたと感じているので、明日に向けていくつかのことに取り組んで理解を深めていきたい。ショートランのペースっはトップ10圏内にいると思うし、明日はすべてをまとめて、優れた一発のペースを引き出すことが重要だ」

10番手:ピエール・ガスリー(レッドブル)
「いつももっといい成果を求めてしまうものだけど、今日のプログラムには満足している。僕たちは正しい方向に進んでいると思うし、マックスはマシンのポテンシャルを示してくれた。FP1、FP2ともに多くのテストを行いできるかぎりの開発を進めたので、今日投入したパーツの解析を進めていく。FP2では、タイムを狙ってアタックしていたラップのセクター3でかなり手応えがあったけど、少しタイムをロスしてしまったので、マシンの伸びしろはまだまだあると思いう。今は、明日に向けて集中し、セットアップを向上させなければならない。ここは、タイヤのデグラデーションが大きく、コースレイアウトもフロントタイヤ、特に左側に厳しいサーキットだ。予選向けとレース向けのセットアップのバランスを取らなければならないけど、チームには知見があるので、明日また前進できると信じている」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1中国GP