F1 フランスGP 金曜フリー走行:トップ10ドライバーコメント
2018年のF1世界選手権 第8戦 フランスGPのフリー走行が6月22日(金)にポール・リカール・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が両方のセッションでトップタイムを記録した。
シーズン第8戦となるフランスGPが、ポール・リカール・サーキットで開幕。フランスGPは2008年以来10年ぶり、ポール・リカールでのF1グランプリは1990年以来28年ぶりとなる。
初日のフリー走行でトップタイムを記録したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。今週末、新スペックの“フェーズ2.1”パワーユニットを投入したメルセデスは序盤から速さを見せた。一方でバルテリ・ボッタスには水漏れのトラブルが発生し、懸念を残している。
2番手には0.704秒差でダニエル・リカルド、3番手には0.732秒差でマックス・フェルスタッペンとレッドブル勢、4番手はキミ・ライコネン、5番手はセバスチャン・ベッテルとフェラーリ勢が続いた。6番手タイムを記録したのはロマン・グロージャン。チームメイトのケビン・マグヌッセンも9番手タイムを記録するなど、ハースは好調な初日を迎えた。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーがトップ10入りしている。
1番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「ここは美しいし、本当に素晴らしい場所だ。新しいサーキットに来るのはいつも挑戦だけど、常に新しいことを学んでいるものだし、僕は他の誰よりも先にそのリズムの中に入り込もうとするのが大好きなんだ。多くの異なるラインを取ることができるし、トラックのリファレンスポイントを見つけるのはトリッキーだ。カラフルなラインはさており、自分がどこにいるかを伝えるのが難しい。例えば、バックストレートにはコーナーがどこかを知るための場所がいくつもある。見極めるのが本当に難しい。新しいエンジンはクリーンでフレッシュな感じがするけど、全員がエンジンのパワーを上げる明日になるまで完全なポテンシャルはわからない。ファクトリーのみんなが正しい方法でこのエンジンを用意するために本当に懸命にプッシュしてきたし、彼らに心から感謝したい。これを使って素晴らしい結果を出せることを願っているよ! 今日は良いセッションだった。今後も週末を通してこのパフォーマンスを維持する必要がある」
2番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「このトラックはかなり楽しいね。通常、このようなオープンサーキットではいくつかの特性が失われてしまうものだけど、実際、ここのレイアウトは楽しいし、速いので、思っていた以上に楽しんでいるよ。ウォールがかなり近いモナコやカナダのようなトラックからここに来るといつも違った感じがするけど、それを楽しんでいる。ターン1とターン2はいい感じだ。ラップのスタートなので正しくまとめることがもちろん重要っだけど、特にそれらを楽しんでいる。今日の僕たちは比較的速かったけど、ロングランではちょっとアップダウンがあったし、今夜もう少し取り組んでいかなければならないのは確かだけど、悪い金曜日ではなかった。今日は多くの情報を得ることができた。ダウンフォースは疑問点だし、変更することになるかもしれない。週末ずっと改善を続けて強い状態でいられることを願っている。今日は2台で異なる方向性で進めたけど、明日にむけてクルマがどのように機能し、どのようにベストなセットアップの方向性を得られるかを学ぶという点で本当に良かったと思う」
3番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「1回目のプラクティスはちょっと妥協を強いられた。数周でホイールにダメージを負ってしまったからね。新しいトラックなので出来る限り多く走行したいものだし、あんなに時間を失ってしまったのは理想的ではなかった。トリッキーな1回目のセッションの後、僕たちはクルマに多くの変更を施して、感触は良くなった。トラックでの初めての経験を楽しむことができた。お気に入りのトラックとは言えないけど、最悪と言うわけではないのは確かだ。このトラックがオーバーテイクに関してどうかはまだわからな。プラクティスではできるだけ多くの余白を残しておくものだし、まだ誰にも追従していないので、それを見つけるのはレースまで待つことになるけど、ロングコーナーが多いので追従するのは難しいだろう。タイヤは熱にとても敏感だし、ここはかなり暖かいので、クルマの最大限を引き出すためには予選までにスイッチを入れられるようにすることが重要だ。今夜はラインをもう少し見直して、タイヤについて考えてみるつもりだし、明日はいくつか改善して戻ってこれることを願っている」
4番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「良い一日だった。新しい場所は楽しいし、異なるものなので楽しかった。午後のセッションは気象条件がかなりトリッキーだった。コース上は最も楽な状況ではなかったけど、全体的にはOKだった。タイヤに関してもかなりいい感じだと思う。もちろん、全員にとって新しいトラックなので、過去と今日を比較することはできないけど、特に問題はなかったと思う」
5番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「他チームが何をしていかはあまり見ていないけど、ロングランの感触はかなりいい感じだったし、かなり一貫性があった。ここではクルマにもっと多くのポテンシャルがあると思う。特に速いラップは明日解放していく必要がある部分だし、それができればうまくいくはずだ。セッション序盤は風がかなり問題だったけど、落ち着いた後はすべてがまとまってきた。最終的に今日の走行にはそれなりに満足している」
6番手:ロマン・グロージャン (ハース)
「非常にポジティブな一日だった。多くのフランスの旗が目に入ったし、母国で走るのはとても特別な気分だ。クルマはとても速かったし、それにはとても満足している。いくつか良いラップを走れることができた。クルマを改善できることはいくつかあるけど、チーム全体にとって良いスタートだった。今日のような仕事を続けて、明日も良いパフォーマンスを発揮して、トップ3チームの真後ろを争えることを期待している」
7番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「フランスにレースのために戻ってきたことを楽しんでいる。ここではジュニアフォーミュラでしかレースをしたことがないし、グランプリが開催されるのはクールなことだ。好きなサーキットだけど、難しいし、非常にテクニカルなトラックだ。特にターン6とターン7からバックストレートへ入るところはね。FP1はまずまずだったけど、FP2はちょっとトリッキーだった。少ししか走れなかったし、そのあと水漏れが発生してしまった。現在、調査中だ。残念ながら、それによってあまり多くのロングランができなかった。今日は新スペックのエンジンを走らせたけど、フレッシュでいい感じだ。でも、まだフルパワーでは走っていないし、もっと多くのポテンシャルを発見できるはずだ。水漏れの原因を特定する必要があるけど、新しいエンジンで走行を続けられると確信している。両方のセッションで競争力があったけど、フェラーリが金曜日にパフォーマンスを隠しているのはわかっているし、明日と日曜日が僕たちにとってどのような展開になるか見てみよう」
番手:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン)
「今日のコンディションはちょっとトリッキーだった。FP1では風が大きな役割を果たしたし、午後には風向きが変わった。コースは海に近いので常に風向きが変化する。かなり標準的な金曜日だった。サーキットを理解して習得し、良いベースセットアップを造り上げることに務めた。トラックはいい感じだ。とてもスムーズだし、新しいアスファルトはとてもグリップがある。それはドライバーにとって常に助かることだ。最終セクターがかなり気に入っているし、ターン11と12はかなりチャレンジングだ。日曜日にはそこでアクションが見られるかもしれないね。先行マシンにより接近するためにレーシングウラインを変更できるかもしれない。レース中にそれでオーバーテイクができるか見てみよう。FP2の最後にバーチャルセーフティカーが入ったことで、まだロングランでのタイアの情報が少し欠けているけど、明日のプラクティスで取り戻すつもりだ。明日はまだいくつかセットアップの可能性を追求できるし、もう少し競争力を上げられることを願っている」
9番手:ケビン・マグヌッセン (ハース)
「今日はいい感じだった。クルマはここで競争力がありそうだし、ポジティブだ。でも、タイヤに関して学ばなければならないことがある。タイヤを正しいウインドウに入れることが常に焦点を当てなければならないメインの部分だ。今夜はその部分を調べていく。高速な部分やいい感じのブレーキングゾーンがたくさんあるクールなトラックだ。実際、かなり楽しいトラックだ。明日、状況がどう進化していくかは様子を見てみなければならない。誰もが改善している。自分たちがどの位置にいるかはわからないものだ。でも、今週末をポイントを獲りたいし、そのためには予選をうまくやる必要がある。どうなるように頑張っていく」
10番手:ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ)
「初のF1フル参戦シーズンで母国GPの初日を走ることが出来て、いい気分だった。FP1で8番手、FP2で10番手というのはポジティブなスタートだし、いいペースで走れていると思う。まだまだいいパフォーマンスが出来ると思っているので、明日はもっとペースを上げられるように頑張る。今日の前半は風が強く、セッションの合間で風向きが変わるとても難しいコンディションで、正しいセッティングを見つけるのが大変だった。正しいセッティングを見つけられたと思うし、予選でいい結果を出して、母国GPを素晴らしいものにしたい」
関連:2018年 F1フランスGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1フランスGP
シーズン第8戦となるフランスGPが、ポール・リカール・サーキットで開幕。フランスGPは2008年以来10年ぶり、ポール・リカールでのF1グランプリは1990年以来28年ぶりとなる。
初日のフリー走行でトップタイムを記録したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。今週末、新スペックの“フェーズ2.1”パワーユニットを投入したメルセデスは序盤から速さを見せた。一方でバルテリ・ボッタスには水漏れのトラブルが発生し、懸念を残している。
2番手には0.704秒差でダニエル・リカルド、3番手には0.732秒差でマックス・フェルスタッペンとレッドブル勢、4番手はキミ・ライコネン、5番手はセバスチャン・ベッテルとフェラーリ勢が続いた。6番手タイムを記録したのはロマン・グロージャン。チームメイトのケビン・マグヌッセンも9番手タイムを記録するなど、ハースは好調な初日を迎えた。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーがトップ10入りしている。
1番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「ここは美しいし、本当に素晴らしい場所だ。新しいサーキットに来るのはいつも挑戦だけど、常に新しいことを学んでいるものだし、僕は他の誰よりも先にそのリズムの中に入り込もうとするのが大好きなんだ。多くの異なるラインを取ることができるし、トラックのリファレンスポイントを見つけるのはトリッキーだ。カラフルなラインはさており、自分がどこにいるかを伝えるのが難しい。例えば、バックストレートにはコーナーがどこかを知るための場所がいくつもある。見極めるのが本当に難しい。新しいエンジンはクリーンでフレッシュな感じがするけど、全員がエンジンのパワーを上げる明日になるまで完全なポテンシャルはわからない。ファクトリーのみんなが正しい方法でこのエンジンを用意するために本当に懸命にプッシュしてきたし、彼らに心から感謝したい。これを使って素晴らしい結果を出せることを願っているよ! 今日は良いセッションだった。今後も週末を通してこのパフォーマンスを維持する必要がある」
2番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「このトラックはかなり楽しいね。通常、このようなオープンサーキットではいくつかの特性が失われてしまうものだけど、実際、ここのレイアウトは楽しいし、速いので、思っていた以上に楽しんでいるよ。ウォールがかなり近いモナコやカナダのようなトラックからここに来るといつも違った感じがするけど、それを楽しんでいる。ターン1とターン2はいい感じだ。ラップのスタートなので正しくまとめることがもちろん重要っだけど、特にそれらを楽しんでいる。今日の僕たちは比較的速かったけど、ロングランではちょっとアップダウンがあったし、今夜もう少し取り組んでいかなければならないのは確かだけど、悪い金曜日ではなかった。今日は多くの情報を得ることができた。ダウンフォースは疑問点だし、変更することになるかもしれない。週末ずっと改善を続けて強い状態でいられることを願っている。今日は2台で異なる方向性で進めたけど、明日にむけてクルマがどのように機能し、どのようにベストなセットアップの方向性を得られるかを学ぶという点で本当に良かったと思う」
3番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「1回目のプラクティスはちょっと妥協を強いられた。数周でホイールにダメージを負ってしまったからね。新しいトラックなので出来る限り多く走行したいものだし、あんなに時間を失ってしまったのは理想的ではなかった。トリッキーな1回目のセッションの後、僕たちはクルマに多くの変更を施して、感触は良くなった。トラックでの初めての経験を楽しむことができた。お気に入りのトラックとは言えないけど、最悪と言うわけではないのは確かだ。このトラックがオーバーテイクに関してどうかはまだわからな。プラクティスではできるだけ多くの余白を残しておくものだし、まだ誰にも追従していないので、それを見つけるのはレースまで待つことになるけど、ロングコーナーが多いので追従するのは難しいだろう。タイヤは熱にとても敏感だし、ここはかなり暖かいので、クルマの最大限を引き出すためには予選までにスイッチを入れられるようにすることが重要だ。今夜はラインをもう少し見直して、タイヤについて考えてみるつもりだし、明日はいくつか改善して戻ってこれることを願っている」
4番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「良い一日だった。新しい場所は楽しいし、異なるものなので楽しかった。午後のセッションは気象条件がかなりトリッキーだった。コース上は最も楽な状況ではなかったけど、全体的にはOKだった。タイヤに関してもかなりいい感じだと思う。もちろん、全員にとって新しいトラックなので、過去と今日を比較することはできないけど、特に問題はなかったと思う」
5番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「他チームが何をしていかはあまり見ていないけど、ロングランの感触はかなりいい感じだったし、かなり一貫性があった。ここではクルマにもっと多くのポテンシャルがあると思う。特に速いラップは明日解放していく必要がある部分だし、それができればうまくいくはずだ。セッション序盤は風がかなり問題だったけど、落ち着いた後はすべてがまとまってきた。最終的に今日の走行にはそれなりに満足している」
6番手:ロマン・グロージャン (ハース)
「非常にポジティブな一日だった。多くのフランスの旗が目に入ったし、母国で走るのはとても特別な気分だ。クルマはとても速かったし、それにはとても満足している。いくつか良いラップを走れることができた。クルマを改善できることはいくつかあるけど、チーム全体にとって良いスタートだった。今日のような仕事を続けて、明日も良いパフォーマンスを発揮して、トップ3チームの真後ろを争えることを期待している」
7番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「フランスにレースのために戻ってきたことを楽しんでいる。ここではジュニアフォーミュラでしかレースをしたことがないし、グランプリが開催されるのはクールなことだ。好きなサーキットだけど、難しいし、非常にテクニカルなトラックだ。特にターン6とターン7からバックストレートへ入るところはね。FP1はまずまずだったけど、FP2はちょっとトリッキーだった。少ししか走れなかったし、そのあと水漏れが発生してしまった。現在、調査中だ。残念ながら、それによってあまり多くのロングランができなかった。今日は新スペックのエンジンを走らせたけど、フレッシュでいい感じだ。でも、まだフルパワーでは走っていないし、もっと多くのポテンシャルを発見できるはずだ。水漏れの原因を特定する必要があるけど、新しいエンジンで走行を続けられると確信している。両方のセッションで競争力があったけど、フェラーリが金曜日にパフォーマンスを隠しているのはわかっているし、明日と日曜日が僕たちにとってどのような展開になるか見てみよう」
番手:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン)
「今日のコンディションはちょっとトリッキーだった。FP1では風が大きな役割を果たしたし、午後には風向きが変わった。コースは海に近いので常に風向きが変化する。かなり標準的な金曜日だった。サーキットを理解して習得し、良いベースセットアップを造り上げることに務めた。トラックはいい感じだ。とてもスムーズだし、新しいアスファルトはとてもグリップがある。それはドライバーにとって常に助かることだ。最終セクターがかなり気に入っているし、ターン11と12はかなりチャレンジングだ。日曜日にはそこでアクションが見られるかもしれないね。先行マシンにより接近するためにレーシングウラインを変更できるかもしれない。レース中にそれでオーバーテイクができるか見てみよう。FP2の最後にバーチャルセーフティカーが入ったことで、まだロングランでのタイアの情報が少し欠けているけど、明日のプラクティスで取り戻すつもりだ。明日はまだいくつかセットアップの可能性を追求できるし、もう少し競争力を上げられることを願っている」
9番手:ケビン・マグヌッセン (ハース)
「今日はいい感じだった。クルマはここで競争力がありそうだし、ポジティブだ。でも、タイヤに関して学ばなければならないことがある。タイヤを正しいウインドウに入れることが常に焦点を当てなければならないメインの部分だ。今夜はその部分を調べていく。高速な部分やいい感じのブレーキングゾーンがたくさんあるクールなトラックだ。実際、かなり楽しいトラックだ。明日、状況がどう進化していくかは様子を見てみなければならない。誰もが改善している。自分たちがどの位置にいるかはわからないものだ。でも、今週末をポイントを獲りたいし、そのためには予選をうまくやる必要がある。どうなるように頑張っていく」
10番手:ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ)
「初のF1フル参戦シーズンで母国GPの初日を走ることが出来て、いい気分だった。FP1で8番手、FP2で10番手というのはポジティブなスタートだし、いいペースで走れていると思う。まだまだいいパフォーマンスが出来ると思っているので、明日はもっとペースを上げられるように頑張る。今日の前半は風が強く、セッションの合間で風向きが変わるとても難しいコンディションで、正しいセッティングを見つけるのが大変だった。正しいセッティングを見つけられたと思うし、予選でいい結果を出して、母国GPを素晴らしいものにしたい」
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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1フランスGP