F1 バーレーンGP
2017年 フォーミュラ1 第3戦 バーレーンGPのフリー走行が14日(金)、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた。

夕方スタートのトワイライトレースとして開催されるF1バーレーンGP。日中に行われたフリー走行1回目の暑いコンディションと、気温が下がるレースと同じ時間帯のフリー走行2回目では、マシンの挙動が異なるため、各ドライバーがフィーリングを得るのに手を焼いていた。

メルセデス
バルテリ・ボッタス (2番手)
「今日は全体的にうまくいった。もちろん、FP1はかなり気温が高いので多くのことを学ぶのは難しいし、メインのセッションは照明の下でのずっと涼しくなる午後だ。でも、僕たちはショートランおとロングランでFP2から良いデータを得ることができた。クルマのフィーリングはいい。間違いなくもっと良くできるはずだけど、ポジティブなスタートだし、予選を楽しみにしている。今日はとても暑かったし、通常、トラックは砂がなくなってかなり改善していくので、明日はずっと速くなると確信している。どれくらい速いか探ってみるつもりだ。この新しいクルマで暑いなかを走りのは以前よりも大変なのは明らかだ。でも、棒はフィンライドのサウナに慣れているので問題はないよ! ここでもフェラーリとかなりの僅差という傾向は続いているように思う。でも、レッドブルも良さそうだし、集団全体がかなり近づいている。トップ6は特にね。これからセットアップを微調整していくつもりだし、見つけられる全ての追加要素はどんな小さなものでも予選とレースでとても重要になる」

ルイス・ハミルトン (5番手)
「実際、かなりノーマルな金曜日だった。序盤は信じられないくらい暑かったし、最高にタフなコンディションだった。身体的にも、タイヤの面でもね。それを乗り越えて、夕方はだいぶ涼しくなったし、予選とレースの感じをより掴んでいくことができた。FP2ではクルマの状態についてかなり理解を深めることができた。最速はフェラーリだし、とても接近している。レーストリムでは彼らの方がコンマ数秒速そうなので、明日と日曜日は素晴らしいバトルを期待している。ギャップを縮められるように懸命に仕事をしていく。ここには素晴らしいファンのグループがいて、コースに出るたびに彼らに手を振ろうとしたよ。彼らの笑顔は大きな力になる」

レッドブル
ダニエル・リカルド (3番手)
「今日は良い一日だった。ここでのFP1はクルマのセットアップがいつもトリッキーだ。と手も暑いし、レースはとてもすぐ敷くなるからね。1回目のセッションで学んだことを引き継ぐことができないことに気を付けなければならない。でも、FP2は問題なさそうだった。通常、午後の遅くにトラックがクールダウンするとグリッドをはるかに良くなるし、それは助けになる。ただ、風向きが変わって、実際に風がトラックを遅くしていた。軽い燃料のでのペースは競争力がありそうだけど、今のところ、競争力がありすぎるかもしれない。好ましいことだけど、フェラーリとメルセデスは明日にむけて隠していると思う。でも、全体的に良い一日だった。これ以上は求められない。ロングランはもう少しペースがありそうだ。今日はやるべきことをやれたと思うし、満足している。明日も良い一日になるといいね」

マックス・フェルスタッペン (18番手)
「今日はバランスにちょっと手こずったし、クルマのリアから望んでいたグリップを得られなかった。1回目のプラクティスはあまり信用したり、深読みはできない。でも、FP2では誰かのTウイングに当たって走行時間を失ってしまった。不運としか言えないし、正直、あんなにフロアにダメージがあるなんて驚いた。チームは急いで交換して、コースに戻る前にクルマをチェックしてくれた。もう片方のガレージはかなり競争力がありそうなので、2台のうちどっちの構成の方がいいのかを調べて、明日はそれを適用する。FP3では今日失った時間を取り戻すためにできるだけたくさん走ることが目標だ。そうすれば週末の目標のアイデアがもっと得られるだろう」

フェラーリ
セバスチャン・ベッテル (1番手)
「なぜクルマが止まってしまったのかまったく説明ができないけど、リカバーして、ガレージでエンジンを再始動することができた。幸い、それはラップの終盤で起こってくれた。今日は僕たちにとってベストな一日ではなかったし、僕たちはまだもっと良くしていく必要がある。一発でのクルマの感触はいいけど、レースシミュレーションは明日にむけてさらに改善できるはずだ。ロングランには完全には満足していないけど、最終的には問題ないし、ちょっとトラフィックにも捕まってしまった。これから明日何ができるか見てみよう」

キミ・ライコネン (4番手)
「ここで僕たちに何ができるかを言うのはまだ早すぎるし、今日はトリッキーなコンディションだった。1回目のセッションの序盤に不具合に見舞われてストップした。エンジンとは無関係で、むしろターボのエリアの問題だった。スタッフは2回のセッションの準備するために素晴らしい仕事でクルマを修復してくれた。もう少しいい一日にできたかもしれないけど、そういうものだ。このサーキットは好きだけど、他の場所よりも特別なものがあるわけではない。もちろん、とても暑いし、タイヤにとってちょっとトリッキーだ。いつもの金曜日のように明日の備えてやらなければならない作業はたくさんある」

フォース・インディア
エステバン・オコン (12番手)
「プラクティスセッションはかなりうまくいったし、自分たちのパフォーマンスにはかなり満足している。クルマのフィーリングはいいし、よく知っているサーキットだし、楽しい。シンプルにパフォーマンスに集中することができたし、新しいパーツとタイヤについて必要な情報を得ることができた。暑さはタフだったし、タイヤに厳しいトラックだ。明日の準備としては、タイヤを長持ちさせて、そこからパフォーマンスを引き出すことが焦点だ」

セルジオ・ペレス (15番手)
「大きな問題もなく、多くの周回を走れたとてもストレートな一日だった。2つのセッション間で路面コンディションは大きく変化したし、気温が下がったことで2回目のセッションではクルマはそれほどバランスが良くなかった。ソフトとスーパーソフトの両方でちょっと方向性を見失っていたように感じるし、そこが今夜理解して、改善する必要のある部分だ」

ウィリアムズ
フェリペ・マッサ (7番手)
「ポジティブな一日だった。新品タイヤと特に古いタイヤでのクルマのパフォーマンスには満足している。レースシミュレーションでかなり一貫性があった。今日はかなり合理的なパフォーマンスを示したと思う。今夜は全てに集中して、日曜日だけでなく、明日の午後にむけてもさらにいいクルマを準備する必要がある。良い週末を本当に楽しみにしている」

ランス・ストロール (16番手)
「FP1ではクルマに乗ってすぐにとても快適に感じたし、自信も感じていた。FP2ではクルマに苦しんだし、何が良くなかったかを確認しなければならない。でも、まだプラクティスなので心配はしていない。セッション終盤は足元にちょっとした火災があった。クルマから降りなければならなかったので、それが何だったかを調査しなければならない。ポジティブなことはFP1でのクルマのフィーリングが良かったことだ。でも、FP2はちょっと奇妙なセッションだったので、何が起こったのか調べる必要がある」

マクラーレン・ホンダ
フェルナンド・アロンソ (14番手)
「今日はいい一日だった。残念ながら、ストフェルはいろいろと問題を抱えていたが、少なくとも僕にとってはいい一日だった。まずまずの走りをし、マシンのセットアップと方向性に関しては、前向きなニュースがいくつかあった。最速のマシンからは1.5 秒差でしたが、これは今までで断トツとなる最少のタイム差だ。また、今日は31周という、かなりの距離を走行することができた。今は徐々にマシンのポテンシャルを引き出しつつある状態だと思う。僕たちは正しい方向に向かっているとは思うけど、まだ長い道のりが待っている。明日はまずまずの予選を迎えられるよう願っている。明日のFP3では、一周一周を大事にうまく活用する必要がある。予選でもいい走りをし、日曜日の決勝では攻めの走りをしなければならない。問題にうまく対処できているという自信はまだ100%あるわけではないので、チームと一緒に問題解決に向けて引き続き取り組んでいく」

ストフェル・バンドーン (20番手)
「今日も僕にとっては難しい一日だった。FP1ではエンジンの不具合が発生し、FP でも再び問題があったため、走行周回は非常に限られてしまった。あれだけの走行時間を失ったことは残念だし、特に FP2 は予選と決勝のコンディションと非常に似ているので、なおさらだ。今のところ理想的な週末ではないけど、明日はもっとスムーズな走行をし、問題にうまく対処できることを願っている。僕はほとんど走行できないまま明日の予選に臨むけど、今日フェルナンドがかなりの周回を走行したことはポジティブな点だ。フェルナンドのマシンから得た情報をもとに準備を始めるけど、それは僕のマシンにも生かせる情報だと思う。僕たちは信頼性の問題を抱えており、今のところグランプリごとにトラブルが発生しているので、理想的なかたちでシーズン開始を迎えたとは言えない。困難な状況ではあるものの、それがいまの現状だ。今回も難しい週末になることはわかっているけど、明日は今日よりもいい一日となることを願っている。明日なにができるのかは、見当がつかないし、目標を設定できる状況ではない。スムーズな走行ができるようにちゃんと準備した上で、出来る限りの走りをしたいと思う」

トロ・ロッソ
ダニール・クビアト (10番手)
「FP2はとても忙しかった。1回目のプラクティスセッションはとても暑かったし、レースは夜に行われるためあまり多く走らなかったのからね・・・なので、夜はロングラン、ショートランとたくさんのことをこなした。僕たちは望んでいたすべてをカバーできたと思う。今は今夜詳しく調べるためのデータがたくさんあるし、僕たちは明日と残りの週末に前進できると信じている。ベストを尽くて、できるだけうまく準備していく。僕たちにとってポジティブな週末のスタートになったし、これを続けられることを願っている」

カルロス・サインツ (18番手)
「僕にとってバーレーンの週末はかなりフラストレーションの溜まるスタートになった。今日のFP2はとても重要だったし、数周しか走れなかったのはかなり不運だ。週末にむけてちょっと劣勢に立たされてしまったけど、もう一台から可能な限り多くの情報をピックアップして分析し、データ不足をカバーしていて、明日リカバーしたい。残念ながら、FP3はあまりに代表的なセッションではないので、予選とレースには手探りで挑むことになるけど、それが現状だ。良い仕事ができると自信を持っている」

ハース
ロマン・グロージャン (9番手)
「かなり堅実な一日だった。とても暖かかったね。今年このようなコンディションは初めてだ。僕たちはクルマでの作業を続けていく必要がある。タイヤがロングランで厳しい時間があるのは明らかだ。予選ラップは1周だけだし、かなり楽しい。明日にむけて多くの仕事があるけど、言ったように今年暖かいコンディションは初めてだ。今日は学ぶことがたくさんあったし、明日にむけてもう少しパフォーマンスを見つけられることを期待している」

ケビン・マグヌッセン (11番手)
「今日はまずまずの一日だった。明日にむけて調べていくための興味深いことをいくつか得られた。でも、ここまでの状況はそれほど悪くはない」

ルノー
ニコ・ヒュルケンベルグ (6番手)
「極端に暑かったFP1で走行を抑えたことを除けば、かなりストレートな金曜日だった。クルマは全てがよりまとまっているし、午後と比較して夜にコース上でそう感じることができたので明日と日曜日を楽しみにしている。今日はクルマの感触がいい感じだったけど、もちろん、予選にむけて改善する余地は常にある」

ジョリオン・パーマー (13番手)
「FP1では走行はごくわずかだったけど、それほど暑いとは思わなかったよ! FP2はセットアップの理解という点で良い進歩を遂げることができて生産的だったし、僕たちにはまだ引き出せるポテンシャルがさらにある。気温が下がってコンディションは明らかに良くなったし、幸いにも予選とレースはその時間帯で行われる」

ザウバー
マーカス・エリクソン (17番手)
「今日は異なるタイヤコンパウンドで多くのラップを走ることができたし、ポジティブだった。全体的に僕たちは十分に情報を集めることができた。ただ、パフォーマンスを改善させなければならないのは明らかだ。今日のデータを分析し、残しの週末で前進する必要がある」

パスカル・ウェーレイン (19番手)
「まず何より、クルマに戻ることができて嬉しい。ラップタイムに関しては、この時点ではあまり重要ではない。今日の焦点はクルマに慣れて、失った時間を取り戻すためにマーレージを稼ぐことだった。クルマを快適に感じているし、チームとの手順もうまくやれている。僕たちは1回目から2回目のプラクティスセッションの間に前進を果たしたし、すでに明日を楽しみにしている」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1バーレーンGP