F1
F1バーレーンテストの2日目が終了。晴天のサーキットで各チームが作業を行った。

2日目はケビン・マグヌッセン(マクラーレン)が前日のベストタイムを1.5秒更新するパフォーマンスを披露。また、ここまで走ることにさえ苦戦していたレッドブルを含めたルノー勢もそれなりの走行距離を重ねてきている。

この日は小林可夢偉(ケータハム)が走行。終了間際にタイムを更新して6番手でセッションを終えた。

セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「もちろん、今日は良い一日だった。これまでよりも走れたので励みになる。クルアをチェックし、信頼性を確認したりするのは良いことだけど、やらければならないことはまだたくさんある。初めてクルマの感触をきとんと得られたし、感触はOKだけど、まだまだここからだ。他の人たちが何をやっているのかわからないので、ライバルにしての巻き返しについて話すのは難しい。でも、これまでよりもたくさん走れし、それが大きい。ラップのクオリティがベストではないこともあるけど、全てのラップごとに学んでいる。でも、何より重要なのは走ることだし、それができた。ここ2日間はとても有益だったと思う。明日はダニエルがもっと周回数を伸ばせることを願っている」

ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「今日もかなりの周回数を稼げたし、信頼性というテストの基本的な部分はうまく進んでいる。小さな問題はいくつかあったけど、何がまだ完全に機能していないかを確認し、見つけ出していくことが重要だ。あらゆるコンディションでクルマがどのように働くかを見ていくためにも、クルマを限界までプッシュしていかなければならない。パフォーマンスについてはまだ自分たちがどのポジションにいるのかわからないけれど、今日は初めて新車の扱いに余裕を感じることができたし、個人的には最高の一日だった。全てのセッティングが思い通りにいったし、もうステアリングホイールのボタンにも慣れて楽になってきている。土曜日にまたマシンに乗るのが楽しみだ」

フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「まだパフォーマンスに集中できる状態にはいないけれど、重要なのは走行距離を伸ばしていくことだ。テストに向けてチームが冬の間にしっかりと準備を整えてくれたので、おかげでこの新しい複雑なテクノロジーに関連するあらゆる部分を試したり、多くの作業に取り組んだりすることができる。現時点ではすべてが予想通りにいっているけど、まだ学ばなければならないたくさんの新しいエレメントがある。どのチームもドライバーもそれほど時間がないので、メルボルンに到着するまでに準備を整えておくのは誰にとってもかなり大きなチャレンジだ」

ロマン・グロージャン (ロータス)
「今日はもう少し走れたけど、まだやらなければならないことがたくさんある。できるだけ多くの距離を稼ぎたかったのでフラストレーションの溜まる数日になっているけど、少なくともクルマについて学んでいる。来週のテストでまたマシンに乗って、そこまでに成し遂げた進歩を確認するのを楽しみにしている」

ケビン・マグヌッセン (マクラーレン)
「マシンに乗るたびに夢みたいだ。ここにいて、走れることはとにかくかなりクールなことだ。本当に楽しんでいる。残念ながら、午前中はあまり多くのラップを走り込めなかったけど、後半はそれなりに走れてよかった。午後は良かったし、プログラムに取り組めた。チームは僕を助けるために素晴らしい仕事をしてくれている。本当に良いガイダンスを与えてくれるし、自身を感じさせてくれる。ラップタイムについてはいろいろと言われていると思う。良いタイムを記録できたのは良い気分だけど、冬季テストはテストにすぎない。タイムは重要ではない。まだクルマについていろいろと学んでいるところだ。まだ来週も4日間のテストがあるし、やるべきこともたくさんある。今からオーストラリアまでにピットレーン全体の状況は大きく変わると思う」

ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「僕が走った2日間はとてもポジティブだった。クルマにいくつか改良を施し、多くのデータを収集することができたし、走るたびに学ぶこともできた。今はまだ始まったばかりだけど、クルマを理解する点では僕たちが遂げた進歩に満足している。ヘレスのパフォーマンスに比べれば、明らかに今年のクルマのポテンシャルを見られるようになってきていると思う。でも、かなり短期間で多くのことを学んでいるので、タイムはもっと速くなっていくと思う」

エステバン・グティエレス (ザウバー)
「今朝はとても生産的だった。やらなければならなかった多くのラップを走れたし、いろいろなことを理解できている。全てを正確に理解するにはまだ多くの作業に取り組まなければならない。特にエンジンや電気系はね。ヘレスでは全てが動いて機能していることが重要だった。ここバーレーンは、全体をきちんとまとめて、全全てのコンポーネントがきとんと調和していることを明確にしていく時だし、クルマのポテンシャルの作業を始めていける」

ジャン・エリック・ベルニュ (トロ・ロッソ)
「テストが始まってから一番良い一日だった。午前中は相対的にトラブルフリーだったし、課題リストのアイテムをかなりこなせたと思う。でも、終盤にいくつかマイナーなテクニカルトラブルが発生してしまい、走行時間が短縮された。トラック上でクルマをプッシュできたのは今回が初めてだったし、バランスについては良い感触が得られたと言えるね。ダニールがドライブする明日からはもっと走行距離を伸ばしていけることを願っている」

バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「今日は良い一日だった。昨日はトラブルを抱えていたので、116周を走破できたことは嬉しい。まだ取り組んでいることがいくつもあるけど、必要な空力作業はできたし、レースシミュレーションも完了している。分析していくためのデータもたくさん集めることができた。まだまだやらなければならないことはたくさんあるので、今日のような日をもっとたくさん過ごせるようにしなければならない」

マックス・チルトン (マルシャ)
「僕の初日は良いスタートだった。空力プログラムに取り組み、最終的には何度かロングランもできた。でも、残念ながら、燃料システムの問題が起きてしまい、そのルーツを探るのあはかなり長く複雑なプロセスということもあり、午後の大半を費やすことになってしまった。時間との戦いにだったし、みんなが懸命に頑張ってくれたおかげでセッションが終わるまでにさらに3周を走れることができた。こういうトラブルはテストの一部だけど、この先の数日間はもっと多くのマイレージを稼げることを願っている」

小林可夢偉 (ケータハム)
「午前中はテレメトリーの問題で何度もプログラムが中断してしまいましたが、結果的には66周走行できたので、役に立つ一日になったかなと思います。僕たちがどの位置にいるのかを判断するにはまだ早いので、とにかく毎日距離を重ねることがクルマのポテンシャルを最大限に引き出す唯一の方法だと思っています。特に今年は信頼性が重要ですが、今日もトラブルにきちんと対応してテストを続けられました。テストでのラップタイムは意味がないということはみんな分かっていますが、一日をまずまずのタイムで終えることができました。少しずつクルマ本来のパフォーマンスが見え始めたことはチームにとってよかったと思います」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1ドライバー