F1ドライバー ボイコット
F1ドライバーの組織GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)は、F1ドイツGPに先駆けて、タイヤ問題が繰り返されるようであれば、レースをボイコットするとの声明を発表していたが、金曜フリー走行後、GPDAの理事を務めるセバスチャン・ベッテルがこれを撤回した。

ピレリは、F1イギリスGPでのタイヤバースト問題を受けて、ケブラーベルトを使用したタイヤの導入やタイヤ圧とキャンバー角の規制などの対策を導入。

その甲斐あってか、F1ドイツGP初日のフリー走行は特にタイヤトラブルが発生することなく無事に終了した。

GPDAの会長を務めるペドロ・デ・ラ・ロサは、ドイツGP開幕前から“ボイコット”という言葉を使うべきではないと強調してきた。

GPDAが4日(木)に発表した声明文では、今週末のレースでタイヤにさらなる不具合が生じた場合は「ドライバーは直ちにイベントから撤退する」と警告していた。

ペドロ・デ・ラ・ロサは「ボイコットとするというのは適切な言葉ではない。これは安全性に関わることだ」と述べた。

GPDAの理事を務めるセバスチャン・ベッテルも、ニュルブルクリンクでボイコットを撤回した。

フリー走行後のレッドブルのプレスリリースで、セバスチャン・ベッテルは大部分をボイコットの脅威を明確にすることに割いた。

セバスチャン・ベッルは「シルバーストンでレースをした状況は受け入れられないものだったけど、あのような問題が再び起こることはないと思う」とプレスリリースで述べた。

さらにセバスチャン・ベッテルは、GPDAの姿勢を“脅威”と報じたメディアを非難した。

「あれは脅威などではなかった。みんなが誤解しただけだ」とセバスチャン・ベッテルは Sky にコメント。

「僕たちは『レースをしない』などとは言っていない。確かにみんなで集まったけど、それは脅威を与えるためにしたことではなかった」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー