カルロス・サインツJr. ダニール・クビアト スクーデリア・トロ・ロッソ
元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、カルロス・サインツの活躍がダニール・クビアトのF1キャリアを終焉に追いやったと考えている。

カルロス・サインツは、ルノーでのデビュー戦となったF1アメリカグランプリで7位入賞を果たして称賛を浴びた。

「彼のルノーとの初めて週末はほぼパーフェクトだった。速くてアグレッシブだった」とフランスの L'Equipeは報じている。

元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、F1アメリカグランプリのパドックにゲストとして訪問。カルロス・サインツの走りを称賛した。

「彼の走りには本当に感銘を受けた」とファン・パブロ・モントーヤは AS にコメント。

「新しいクルマに乗り込んで、ミスをせずに競争力を発揮するのは簡単なことではない」

「今ではカルロス・サインツはベストのひとりだ」

ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールもカルロス・サインツのパフォーマンスを称賛している。

「カルロスは非常に意欲的で、しっかりと準備を整えていた。彼はアグレッシブなだけでなく、非常にインテリジェンスだった」とシリル・アビテブールは述べた。

ファン・パブロ・モントーヤは、カルロス・サインツのパフォーマンスが、元チームメイトのダニール・クビアトの評価に影響を与えたと考えている。

トロ・ロッソは、F1メキシコグランプリでダニール・クビアトを外してピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーを起用することを発表。

レッドブルのモータースポーツアドバンザーを務めるヘルムート・マルコは、シーズン終了までガスリーとハートレーを起用し、クビアトがトロ・ロッソのシートに戻ることはないと述べている。

ファン・パブロ・モントーヤは「レッドブル・プログラムのドライバーに関しては、時に公平ではないことがある」とコメント。

「カルロスはクビアトを倒していたし、それによってクビアトは十分ではないと言われた。おそらく、カルロスはトロ・ロッソではなく、今のルノーのワークスチームにいれば、素晴らしい仕事をしていただろう」

「カルロスにとっては良いことだ。レッドブルは時にドライバーを駄目にすることがあるからね。だが、カルロスはなんとかF1を続け、素晴らしいチームに入ることに成功した」

レッドブルは、2015年にセバスチャン・ベッテルがフェラーリに移籍した際、カルロス・サインツではなく、ダニール・クビアトを後任として昇格させた。

だが、レッドブルで実力を発揮できなかったダニール・クビアトは2016年シーズン途中にマックス・フェルスタッペンと入れ替わるカタチでトロ・ロッソに降格。それ以降も結果を出せずにいた。

一方、クビアトにレッドブル昇格のチャンスを奪われたカルロス・サインツは、腐らずにトロ・ロッソで地道に結果を残し続け、ルノーのワークスドライバーの座を獲得。レッドブルとの契約は続いており、将来、ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンのいずれかが他チームに移籍した場合には、レッドブルのレースシートを獲得すると目されている。

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カテゴリー: F1 / ダニール・クビアト / カルロス・サインツJr.