ジェローム・ダンブロシオ
ジェローム・ダンブロシオは、F1ブラジルGPのレース前の木曜日に2012年のヴァージンのシートを失うことを知らされていたことを明かした。

日曜日のF1ブラジルGPのレース後、2012年からマルシャとして参戦するヴァージンは、2012年にジェローム・ダンブロシオに代えてシャルル・ピックを起用することを発表。

しかし、ジェローム・ダンブロシオは木曜日の段階ですでに来季のシートがないことを知らされていたことを明らかにした。

ジェローム・ダンブロシオは、F1ブラジルGPの予選では23番手ながらティモ・グロックを上回り、レースでは19位で完走した。

「最後を飾れたよ。素晴らしい週末を過ごせたし、おそらくシーズンでベストなグランプリだったかもしれない」とジェローム・ダンブロシオはブラジルGPの週末を振り返った。

「堂々とした予選ができたと思うし、レースも素晴らしいかったと思う。うまくやれたと思う。2台のHRTの後ろのグリッドだったけど、とても良いスタートをして1周目にリウッツィとリカルドの前に出ることができた。良い第1スティントを走れたし、1回目のピットストップまで3秒くらいのリードを築くことができた。第2スティントはちょっと厳しかったけど、第3スティントは良かった。とても良いレースだった」

ダンブロシオは、良い関係を築いていたメカニックやエンジニアに別れを告げるのは感情的だったと述べた。

「木曜日にチームからピックと契約したので来年はチームにいられないことを個人的に知らされた。でも、チームは僕のシーズンに満足してくれていた。F1初年度としては素晴らしいシーズンだったと思っているし、目標のほとんどを満たすことができた。当然、目標のひとつは来年もF1にいることだ。契約できれば全ての目標が達成される」

「とても満足している。素晴しいカタチでシーズンを締めくくることができた。最後の5レースのうち予選で3回ティモを上回ることができた。スパやシンガポルールも良いグランプリだったし、今週末のブラジルも良かった。グランプリのたびに経験を積んで、よりセッティングができるようになった。いくつかのエリアでずっと強くなった」

グラビティという強力なマネジメントがついているジェローム・ダンブロシオは、2012年もF1に残る道を探している。

「様々なオプションを議論している。名前は言えないけど、多くのオプションがある。でも、まだ決まっていはない。良いシーズンを過ごしてパドックでも知られるようになったことを除けば、状況は去年と変わらない。去年よりもパドックで信頼を得ている」

「動きの早いマーケットなのでまだどんなことも起こりえると思うし、どうなるか様子をみてみるつもりだ。2012年も一員でいられることを願っている。自分の仕事をしてきたし、自分を非難するようなことはしていない」

関連:ヴァージン、2012年のシャルル・ピックの起用を発表 - 2011年11月28日

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カテゴリー: F1 / ジェローム・ダンブロシオ / ヴァージン