F1公式ゲーム『F1 2020』:前作との5つの違い
F1公式レーシングゲームの最新バージョンがひと足早く海外でリリースされた。9月24日にリリースされる日本版の購入を考えているファンのために、最新作の新たな魅力をリストアップした。

2020年7月上旬、F1公式レーシングゲームの最新バージョン『F1 2020』がリリースされた(日本版は9月24日リリース予定)。『F1 2020』を開発したコードマスターズは、『F1』シリーズを10年以上手がけており、その長年の経験を最新・最先端バージョンに注ぎ込んだ。

『F1 2020』に用意されている数々の新機能と新モードの中から、ベストを選んで紹介する。

1:“マイチーム” モード
F1チームを自分でいちから作り上げてみたいが、資金が圧倒的に足りないので諦めているというF1ファンは多いのではないだろうか? 『F1 2020』には自分でチームを作って運営できるモード “マイチーム” が初収録されている。このモードのプレイヤーはエースドライバーとしてレースを走りながら、マシンのリバリーやレーシングスーツのデザイン、チームの経営、ファクトリーのアップデート、F2ドライバーのリクルートなど、F1チームの運営に関わるすべてを担うことができる。

2:新レーストラック
現実世界のF1 2020シーズンには2つの新レーストラックが用意されていたため、『F1 2020』にもその2つが収録されている。残念ながら現実世界でのデビューは揃って延期となったが、今作ではベトナムGPのハノイ市街地サーキットとオランダGPのザントフールト・サーキットを走ることができる。尚、前者は完全に新しいレーストラックだが、後者は大改修を経て35年ぶりのF1復活を果たした歴史あるレーストラックだ。『F1 2020』では、この2つを含めた当初のレースカレンダー通りの全22戦を戦える。

3:向上した物理演算
『F1 2020』はゲームプレイのあらゆる部分が改良されているため、物理演算も過去最高レベルに達しており、ブレーキング、トラクションコントロール、ダーティエアなどがリアルに表現される。ブレーキングはフィーリングと慣性が改良されており、トラクションコントロールは現実世界のF1では禁止されているが、『F1』シリーズではドライバーアシストとして使用することができる。『F1 2020』でシリーズデビューを果たすビギナードライバーたちの大きな助けになるだろう。ダーティエアも、前作『F1 2019』で低評価を受けていたが、今作では大幅に改良されている。

4:画面分割マルチプレイヤー
『F1 2020』はクラシックな画面分割マルチプレイヤーが楽しめるようになっている。自分よりドライビングが上手いと豪語している友人がいるなら、自宅に呼んで決着をつけよう。また、マルチプレイヤー関連では他にもオンラインロビーシステムが改良されており、オンラインリプレイが新たに追加されている。

5:向上したAI
『F1 2019』のAIに対してかなり強いという印象を持ったプレイヤーもいるかもしれないが、『F1 2020』のAIはさらに賢くなっており、アタック能力とポジションキープ能力が高められている。また、今作のAIドライバーはハンドリング能力も高められているため、これまでよりも鋭くてクリーンなオーバーテイクを仕掛けてくる。

とりあえず5つに絞ってみたが、当然ながら『F1 2020』の魅力はこれだけではない。今作にはF1レジェンドのミヒャエル・シューマッハーのキャリアを辿ることができるトリビュートバージョン『F1 2020 Deluxe Schumacher Edition』も用意されている。

『F1 2020』はXbox・PS4・PC(日本語対応)で好評発売中。日本版はPS4のみ対応予定。

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カテゴリー: F1 / コードマスターズ