2025年F1 中国GP スプリント予選:トップ10 ドライバーコメント
2025年F1 中国GPのスプリント予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。3月21日(金)に上海インターナショナル・サーキットで2025年のF1世界選手権 第2戦 中国グランプリのスプリント予選が行われた。

今年初のスプリント予選では、ルイス・ハミルトンがフェラーリ移籍後初となるポールポジションを獲得。角田裕毅(レーシングブルズ)が8番手タイムをマークした。

1番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「最高だ! 結果にとても満足している。オーストラリアの後、マシンにはもっと速さがあると思っていたが、ここでは1周目からその速さを発揮することができた。メルボルン以来、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。スプリントレースのポールポジションは素晴らしい結果だが、まだやるべきことはある。まだドライコンディションでまともにレースを走ったことがないので、明日は本当のテストになるだろう。他のチームも速いだろうが、僕らは戦っているし、プッシュし続けるよ」

2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「今日の自分のパフォーマンスにはとても満足している。最初のプラクティスセッションではかなり遅れていたと思うので、フロントローを獲得できたことを本当に嬉しく思っている。ラップはとても良かった。ミディアムタイヤからソフトタイヤに履き替えるのはいつもとても大変なので、参考になるものがない中でうまくラップをこなせたのは素晴らしい。もちろん、ポールポジションと比べると、僕たちは信じられないほど僅差だった。だから2位になれてとても嬉しい。フロントローに並ぶべきではなかったと思うし、セットアップに劇的な変更を加えたわけでもない。特にペースに苦しんでいたときには、持てる力を最大限に引き出そうと努力し続けた。これは僕たちにとって良いことであり、モチベーションの向上にもつながる。マクラーレンは最後の走行まで速そうに見えたので、スプリントでは彼らを後ろに抑えるのは難しいだろうが、楽しいレースになることを期待している」

3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「全体的には、中国でのコース上での初日はポジティブな一日だった。SQ1とSQ2は感触が良かったが、SQ3ではマシンのペースを引き出せなかった。新しいサーフェスに慣れるのは難しいところもある。グリップは昨シーズンよりもずっと良くなっているが、起伏が激しい。マシンをコントロールし続けるのは大変だったが、チームはスプリント予選に向けてうまくマシンを仕上げてくれた。マシンのペースは依然として非常に良く、明日のスプリントでは3位より上位でフィニッシュできると確信している」

4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日はすべてをまとめ上げることはできなかった。 1~3コーナーが最大の課題だったが、それ以外はすべてうまくいったので、明日はどこまでやれるか見てみよう。 スプリントレースを4番手からスタートするのは理想的ではないが、全力を尽くしてトップを目指して戦うつもりだ。 ここではタイヤが最大の焦点となるが、日曜のレース前の予選で何ができるか見てみよう」

5番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「スプリント予選ではタイヤから最大限の力を引き出すのが難しかった。SQ2では一瞬でトップ10圏外まで落ちたかと思うと、次の周回では2番手まで上がっていた。どちらの周回も感触は似ていたのにだ。 それだけ今日のギャップが小さかったということだが、5番手は妥当な結果だと思う。SQ3でのラップにはかなり満足しているし、スタート位置としては悪くない。プラクティスが1時間しかなく、トラック上での走行がほとんどなかったため、スプリント予選で好成績を収めるのはいつも難しい。だから、自分たちの努力には満足できる。明日はスプリントと予選の両方で何が起こるか見てみよう。マクラーレンがSQ3で少し苦戦しているのは驚きだったし、トップ5に4つの異なるチームが入っている。スプリントで順位を上げて前方のチームに挑むチャンスは間違いなくあるので、うまくいけばそれが実現するだろう」

角田裕毅 2025年F1 中国GP

6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「フラストレーションの溜まる予選だった。今日はマシンに苦戦する場面もあって、コンディションも難しかった。最終ラップでは少しハードにプッシュしすぎてしまい、順位を下げてしまった。全体的には、マシンはまだ良い状態にあるので、今日のセッションから多くのことを学ぶことができた。これからチーム一丸となって夜通し作業に励み、明日また頑張って、しっかりポイントを獲得したい」

7番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
「予選を通してマシンには満足していた。特にSQ2のラップは好調で、SQ3でもそれを維持できると思っていた。しかしソフトコンパウンドでは第1セクターで苦戦した。タイヤが冷えすぎていて、アウトラップでのウォームアップがうまくいかなかったのだと思う。それでも、メルボルンよりは良い予選セッションだったし、学び続けることができた。明日は何ができるか見てみよう。7番手スタートは、まだやるべきことが残っているが、今日はマシンに快適性と信頼性を感じていた。特にミディアムタイヤでのペースが良かったので、他のコンパウンドでも同じようにうまくいくことを期待している」

8番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
「結果にはもちろん満足していますし、内容にも満足しています。セットアップに関しては、もう少しうまくできた部分もあったと思います。100%の感触ではありませんでしたし、マシンのパフォーマンスを最大限に引き出すこともできませんでした。これからよく検討する必要がありますが、とにかく今はとても満足しています。アイザックにとっては残念な結果でしたが、同時に、SQ2で僕をうまく引っ張ってくれたおかげで、助かりました。彼に感謝します。チームの努力の賜物です。では、明日も頑張りましょう!」

9番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「かなり満足しているが、マシンに関してはまだやるべきことがあると思う。今のところ、このトラックは僕たちにはあまり合っていないので、いくつか変更を加える必要がある。タイヤに関しては、何をすべきかを見極めるのがそれほど簡単ではない。タイヤはかなり敏感だ。中国のようなロングコーナーでは、タイヤに負担がかかりやすい。タイヤを良い状態に持っていくのは難しく、多くの面でタイヤを管理し、過剰に管理しなければならないと感じている。今夜は作業を行い、明日はもっと強くなって戻ってくるつもりだ」

10番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日のスプリント予選は僕たちにとって好調なセッションだった。SQ3に進出できて嬉しい。明日の予選に向けてタイヤを温存するために、SQ3ではユーズドのソフトタイヤで走ることにした。そのため、特にミッドフィールドが僅差であることを考えると、僕たちが周囲と比べてどの程度の位置にいるのかを判断するのはまだ難しい。週末の残りの時間で、どのように改善できるか引き続き検討していく」

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カテゴリー: F1 / F1中国GP / F1ドライバー