2024年F1中国GP 予選:11番手以降 F1ドライバーコメント
2024年F1第5戦中国GPの予選で11番手以下だったドライバーのコメント。

角田裕毅(RB)は、19番手でQ1敗退となり、今季初めてチームメイトのダニエル・リカルドに敗れた。また、予選と決勝にむけてスプリント後にパルクフェルメを解放するという新ルールは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)にとって悪い方向にはは働き、2年ぶりとなるQ1敗退を喫した。

11番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今朝のスプリントはペースが上がらず、なかなか前進できなかった。予選前にセッティングをいくつか変更したものの、マシンはまだ僕が必要としている状態ではないし、僅差でQ3進出を逃したのは悔しい。明日はポイント獲得のためにベストを尽くす」

12番手:ダニエル・リカルド(RB)
今のところ、今シーズンで一番ポジティブなレースウイークになっているし、シーズンのベストだ。シャシーを交換し、マシンの感触がだいぶよくなり自信もついたけど、まだこのサーキットだけでの感覚なので分からない。上海では過去によいレースをしてきたので、これからの数レースで僕たちのパフォーマンスを証明し続けていくことが必要だと思っている。明日の決勝レースに向けて学んだポジティブなこともあり、スプリントは楽しかった。スプリント中盤のDRSトレインは少し苦労したけど、バルテリ・ボッタス(ザウバー)を追い抜いた後は、ケビン・マグヌッセン(ハース)に追いつくまで時間はかからなかった。何周かよいバトルができたけど、スプリントでポイントを獲得するのは難しく、残念ながら手が届かなかった。個人的に今日は調子がよかったし、スプリントは今までのレースに比べて多くアタックしたレースだった。昨日とコンディションが大きく変わり、雨のせいで路面が滑りやすく風向きも変わっていたので、予選前は多くの課題があった。予選の結果には満足しているし、これ以上のものはなかったと思う。予選Q3は接戦だったライバルが何台かいて、彼らの方が少しペースがよかったけど、僕たちの方がいいペースの時もあったと思う。同時に後ろから何台かがアタックしようとしていたようだ。今日のスプリントは自信につながったので、明日のレースが楽しみだ。ロングランでもよいパフォーマンスが発揮できることを願っている。おそらく1ストップレースになると思うけど、フロントタイヤに厳しいサーキットなので、2ストップの可能性もありだ。12番グリッドからのスタートはまずまずの位置だと思うので、前方のマシンに追いついてポイント獲得のチャンスも十分にあるだろう」

13番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「昨日や以前のレースと比べると、全体的にはいい一日だった。堅実なレースができたし、スプリントでは4つポジションを上げることができた。今季最高のスタートポジションだし、2台ともQ2に進出できたので、そういった意味でも満足のいくセッションだった。パフォーマンス的には小さなステップだけど、無視できるものではない。タイムを見ると、まだまだ上位勢との差は大きい。スプリントでのタイヤの挙動を見る限り、デグラデーションはかなり高かったけど、対処できる範囲内だったので、レース全体を通して、そしてスティントの終わりに戦うチャンスが得られることを願っている。どのような戦略オプションがあるのか検討し、明日のグランプリで前進することを目指す」

14番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「ここまでトリッキーな週末だったし、今日は14位が精一杯だった。僕たちのマシンはこのコースの長いコーナーで苦労しているし、高速コーナーと低速コーナーが混在しているのでセットアップも難しい。低速コーナーを優先させなければならず、高速での安定性が損なわれてしまった。風もバランスに影響し、クルマがかなりばらばらに感じられた。今日は今後取り組むべきことが明確になったし、チームはセッション前に行った変更を誇りに思うことができる。決勝用のタイヤアロケーションもいいし、風も弱くなるはずだから楽観視している。明日は間違いなくここから戦える」

15番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「久しぶりに中国に戻って来られて嬉しい。「とてもユニークなサーキットだし、グランドスタンドでファンのみんなに会えてうれしい。スプリントレースは波乱万丈だったけど、僕たちにとっては堅実な結果だった。予選に向けてかなりアグレッシブなセットアップ変更を行ったけど、今シーズンこれまでQ2に進出するのは難しかったし、難しいセッションになることはわかっていた。だから各セッションでタイヤの調子を上げながら、ここまでクリーンな週末を過ごせたことをうれしく思っている。明日のレースは、特にタイヤのデグラデーションという点でとても興味深いものになるだろう。明日はハードにプッシュし続け、可能な限りマシンの力を引き出すつもりだ」

16番手:周冠宇(ザウバー)
「僕にとって、新しいトラックでのレース、初めてのホームレース、新しい週末フォーマット...この週末がチャレンジングなものになる可能性があることは分かっていた。スプリント予選はもっとうまくいったかもしれないけれど、今日はポジティブなことがたくさんあった。9位という結果はポイント獲得には十分ではなかったが、19周で見せたペースには自信を持っている。予選でQ2進出を逃したのは残念だったけど、決して楽なセッションではなかった。最初の走行ではターン1でブロックされ、最後の走行ではターン14でロックアップに見舞われた。そこでコンマ2秒半を失ってしまい、最終的には100分の6秒差で敗退となった。Q3まで行けるポテンシャルはあったけど、このようなタイトなフィールドでは完璧なラップが必要で、今日は少し足りなかった。それでも、特にミディアムタイヤではかなり競争力があったし、それはレースに向けて良い兆候だ。明日は限界までプッシュして前進できるとわかっている。ここではいろいろなことが起こり得るし、今朝と同じようなコンディションになるだろうからレースを楽しみにしている。観客のサポートは信じられないほど素晴らしいし、これまでの人生で感じたことのないものだった。観客に笑顔になってもらえるようなレースをしたい」

17番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「スプリントで10位をキープするのはかなり大変な作業だった。RBとザウバーが僕たちより少し速かったようだ。だから、明日のレースではもう少しタイヤを長持ちさせられるようにしたい。予選では、計量ブリッジに呼ばれたので1回目の走行で1ラップしかできなかった。2本目は1周しかできなかった。8コーナーでサージェントが僕の前でコースアウトしてしまい、そこで少しタイムをロスしてしまった。最近のとてもタイトだし、ここではQ1で敗退してしまった。ちょっと運が悪かったと思う」

18番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「スプリントの最前列に座ることができて、最高の気分だった。ターン1に入ってトップに立つと、このスポーツが大好きなことを思い出させてくれた!チャレンジングなレースだったけど、2位を獲得できたのは素晴らしかった。とはいえ、午後の予選はもっと厳しいものになるとわかっていた。スプリントのあと、低速コーナーでのマシンを改善するためにセッティングを大幅に変更した。コーナーによっては悪くなかったけど、それ以外のところでは苦労した。ターン14でリアタイヤを止めるのが難しく、最終ラップにはそこでロックしてしまった。それがなければQ2に進めただろう。明日はベストを尽くす。18番手からのスタートでもまだ楽しめるはずだ」

19番手:角田裕毅(RB)
「タフでした。今朝のスプリントでは、自分のやり方を見つけ、マシンを動かして、もう少し学ぼうとしましたが、まだ苦労していました。データを確認して、予選に向けて一歩前進できたと感じていました。複雑な気持ちです。スプリント予選では、僕の方からまとめることができなかったと感じましたが、今日の予選では自分のラップにかなり満足していました。今週末はずっとリアのグリップに悩んでいて、ステアリングのトレースも他のマシンと比べてみると、自分のマシンとかなり戦っているような感じでしたが、エンジニアと一緒に懸命に改善と解決策を探っていきました。予選に臨むにあたり、良い感触を得ることができ、自分たちのパッケージに対する答えを見つけることができたと自信もありました。ラップ自体には満足していますが、タイムにはその感触が反映されていないので、行き詰まっているように感じます。また19位になってしまったのは悔しいし、残念ですが、分析して理解し、解決策を見つけたいと思っています。明日に向けては、もっとペースを上げるために何かを変えなければならないし、ポイントに近づけることを願っています」

20番手:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「スピンを喫するまではいいラップを刻んでいただけに悔しい。午後の高速走行では、特にバンプや舗装路の変化でマシンがギリギリの状態だった。それでも、もっといいセッションにできたはずだ。スプリントはロングランをこなすためのチャンスとして活用し、予選に向けて感触と明日への課題をもとにマイナーチェンジを行った。だから、それがレースでどう出るかを見る必要がある。現実的には簡単なことではないけど、全力を尽くして、その結果どうなるかを見てみたい」

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カテゴリー: F1 / F1中国GP / F1ドライバー