フェラーリF1のシャルル・ルクレール、0.048秒差で“ほろ苦い”予選2番手
0.048秒--レッドブルリンクで金曜日に行われたF1オーストリアGPのスリリングな予選で、シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)とポールシッターのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)の間に立ちはだかったのはそれだけだった。

フェラーリはマラネッロの拠点で全力を尽くし、当初ハンガリーで投入が計画されていたアップグレードを前倒しでオーストリアに持ち込んだ。

フロアとフロントウイングへの変更は功を奏し、金曜日の予選ではルクレールが2番手、チームメイトのカルロス・サインツが3番手につけた。

それでもルクレールは、レッドブルリンクでアゼルバイジャンGPに次ぐポールポジションを獲得できなかったことへの落胆を隠せなかった。

「2位になっても決して嬉しくない。パッピーなのは1位になったときだけだ」とルクレールは残念そうな笑みを浮かべた。

「今日は僅差でポールポジションを逃した。でも、正直に言うと現実的になる必要もあるし、今シーズンを振り返ると、もちろんバクーで全員を上回ったことを除けば、これはおそらくこれまでで最高の予選だった」

「チームはこれらのアップグレードをシーズンにできるだけ早く導入しようと素晴らしい仕事をしてくれたし、これまでのところ僕たちを助けてくれていると思う。今はそれをレースで確認する必要がある。でも、ほろ苦いものね。マックスまであと一歩のところまで来ているけれど、あと一歩が足りない。それがもどかしい」


ガレージの反対側ではサインツも悔しさをにじませていた。彼の場合は、多くのドライバーがトラックリミット違反でタイムを抹消された後、Q2でフェラーリが安全策をとったことについてだ。

3番手だったことにがっかりしているかと尋ねられたサインツは「ちょっとね。でも、Q2ではトラックリミットにちょっと翻弄された」と語った。

「トラックリミットに問題がなかったときに、実際にはもう一度走らなければならなかった。でも、安全策をとったし、エキストラ・セットを使った。少し混乱していたかもしれないし、理想的ではなかった」

「でも、全体的にマシンのフィーリングは良く、1日を通して速かった。カナダからのうまくキャリーオーバーしているし、今は明日もまた力強い一日を組み立てることに集中できる。でも、少なくとも日曜日の3番手はいいスタート位置だと思う」

サインツは、スプリントシュートアウトでSQ3に進出した場合に必要な新品のソフトタイヤがないため、土曜日に雨が降ることが祈るだろうが、ルクレールは「いつも通り全力を尽くす」ことを誓い、1位(8ポイント)から8位(1ポイント)まで与えられるスプリントでのポイント獲得数を最大化することを目指している。

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カテゴリー: F1 / シャルル・ルクレール / スクーデリア・フェラーリ / F1オーストリアGP / カルロス・サインツJr.