ケータハム F1オーストリアGP
ケータハムは、F1オーストリアGP初日のフリー走行で、小林可夢偉が21番手タイム、マーカス・エリクソンが22番手タイムだった。

小林可夢偉 (21番手)
「フリー走行1回目は24周を走りました。途中雨もありましたが、予定していた通りのプログラムをこなすことができました。これは普段の週末はもちろんのこと、今回のように新しいサーキットではさらに重要なことです」

「走るにはいいサーキットだと思います。特にターン5,6の連続左コーナーや、メインストレート手前の最後のふたつのコーナーがいいですね。でも路面温度が上がってタイヤがどう反応するのかまだ分かっていません。今日は土、日に予報されている天気よりは寒かったので、フリー走行3回目でしっかり仕事をしないといけないです。フリー走行2回目は、お昼休みの間のセットアップ変更で、走りはじめから特にブレーキングが改善されていました。最初のランではトラクションも改善され、クルマのグリップも増して、まだアンダーステアが残っていますが、フリー走行1回目から前進していました。その後スーパーソフトに履き替えてパフォーマンスランの後、同じタイヤでロングランを行いました。パフォーマンスランでは、コンマ6秒アップしていましたが、グリップレベル自体はソフトタイヤと同じだったし、そこまで大きな違いも予想していなかったので、非常に不思議でした。グリップが増えていないこともおかしいです。とにかく今晩検証しますが、より高い路面温度が少しは助けになると思います。とにかく明日ですね。スーパーソフトのロングランは、10周を走ったあたりでブレーキングでクルマが右に引っ張られるようになり、おかしいと感じてガレージに戻りました。その場でチームが原因究明にあたりましたが、はっきりとした理由が見当たらず、データからも確かな原因が分かりませんでしたが、とにかくコース上でのトラブルを避け、きちんとクルマを調べるためにセッション残り15分のところで走行を切り上げました」

マーカス・エリクソン (22番手)
「フリー走行1回目は、明らかに予定よりずっと早く終わってしまった。9周目に電気系システムに問題が起きた。ターン1を抜けたらクルマが勝手にスイッチオフしてしまい、どうしようもなかった。ガレージに戻ってきてから、ERS-Hのコントロールユニット関連の問題だったとわかった。昼休みの間にそれを修復して、フリー走行2回目までに余裕を持ってクルマの準備を整え直すことができた。それまではトラックを楽しんでいた。昨日、エンジニアとトラックウォークをして、レッドブル・リンクがとても良いチャレンジになることがわかった。たった8周だったけど、楽しかったよ! いつも通りフリー走行1回目はあまりグリップがなかったけど、良いリズムを掴んでいくことができたし、フリー走行2回目でもそれが続いた。フリー走行1回目は走行が限られてしまったので、フリー走行2回目はいつもよりたくさん仕事をしなければならなかった。まずソフトで13周するところから始めた。トラクションとオーバーステアの問題が少しあったけど、高速コーナーでのバランスはOKだった。それで、スーパーソフトでの最初の走行に出る前にいくつか変更を加えた。そのセットの最初の走行はまあまあだったけど、始めたときと同じトラクションの問題がまだあって、低速と中速コーナーでオーバーステアだった。それと、最速ラップのラスト2コーナーでトラフィックがあったので、大きくタイムロスしている。でも、僕たちの大きな課題は、コーナーの中間でラップタイムに響いているオーバーステアだった。引き続き走行プランに取り組み、週末の最初のロングランに入った。ソフトでスタートし、そのセットのデグラデーション状態はなかなか良かった、よく持っていたよ。ストップ後に交換したスーパーソフトも同様だった。午後は全体的に悪くなかった。午前中よりは明らかにいい。でも、オーバーステアを修正してグリップをもっと見つけるためには今夜たくさんすることがある。僕たちは今年、金曜から土曜にかけての改善を得意としているから、ここでもそうしたい」

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カテゴリー: F1 / ケータハム / F1オーストリアGP