カルロス・サインツJr. マンホール問題再発に警戒心「良い記憶じゃない」
カルロス・サインツJr.は、2年前にラスベガス・ストリップ・サーキットで経験したマンホール(排水溝)カバー問題が再発したことに懸念を示した。

木曜日のフリー走行2回目は、ターン16と17の間でマンホールカバーの緩みが疑われ、2度の赤旗中断が発生した。幸いにもマシンに損傷は出なかったが、サインツは2年前のFP1でフェラーリを駆っていた際、ターン14へ向かうロングストレートで緩んだカバーに激突し、マシンに大きなダメージを負った苦い記憶がある。

当時はパワーユニット交換を余儀なくされ、その結果グリッド降格ペナルティを受け、予選2番手からスタートすることができなかった。

今回のFP2では、マーシャルがカバーの動きを発見してレースコントロールへ報告したことから赤旗が出され、現場確認のうえ再開された。しかしスタッフが引き続きその場に残って監視していたところ、走行再開後もドライバーが通過するたびにカバーが動いていることが判明し、2度目の赤旗が出された。この時点で残り時間はなく、セッションは再開されなかった。

「排水溝のフタなのか、マンホールカバーなのか、何が問題だったのか見てみないといけない」とサインツは走行後に語った。「あまり良い記憶じゃないからね。しっかり対処してくれていることを願っている」

その後、F1アカデミーの予選がトラブルなく実施され、サーキットでの走行は再開された。

ラスベガスグランプリ(2023年)

2023年のラスベガスでは、サインツは緩んだ排水溝カバーにヒットしている。今回の赤旗の影響で、多くのドライバーはソフトタイヤで代表的なタイムを記録することができなかった。

「残念ながら、みんなにとって特に貴重な時間が奪われてしまった。特に僕にとってはね」とサインツはF1公式チャンネルに語った。「セッションの後半に出ていったんだけど、結局ソフトで1周もタイムを出せなかった」

ウィリアムズ勢はFP1をトップ5内で終えており、サインツは彼らが競争力を発揮する可能性を期待している。

「ペースは良さそうだし、マシンバランスも悪くない。タイヤは限界ぎりぎりだけど、予選はタフになると思う。でも僕たちは良い方向に向かっていると思うよ」と語った。

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カテゴリー: F1 / カルロス・サインツJr. / ウィリアムズ・レーシング / F1ラスベガスGP