カルロス・サインツJr. ウィリアムズとのF1テスト初日に5番手「ポジティブ」
サーキットのインフラ設備の停電による午後の長時間の混乱を除いては、サインツとチームメイトのアレクサンダー・アルボンは、ウィリアムズの新型車の開発と微調整に熱心に取り組み、セッションを順調にこなした。
アレクサンダー・アルボンは63周を走り、1分31秒573の最速タイムを記録した。一方、元フェラーリのドライバーであるカルロス・サインツJr.は68周を走り、1分30秒955の自己ベストを記録した。
序列で言えば堅実な5番手
「全体的には、チームにとってポジティブな初日だった。特に、停電によるトラックの停止があったことを考えるとね」とサインツはコメントした。
「予定していた走行プランをすべてこなし、初日の主な目標である周回数を稼ぐことができた」
「第一印象はポジティブだけど、これから数日間でショートランとロングランの両方でマシンのバランスを改善していきたい」
アレクサンダー・アルボンは午後のセッションを担当し、トラックコンディションがやや暖かくなったにもかかわらず、自身の走行を終えた時には満足感を表明し、さまざまな燃料負荷とタイヤコンパウンドにおけるFW47の一貫性を強調した。
「今日はまあまあだった」とアルボンは認めた。「まだ取り組むべき課題がいくつかあるけど、ベースとなるマシンはかなり良い感触だ。これがテストの目的であり、システムを理解し、対処すべき問題があるかどうかを確かめることだ」
「マシンにはいくつか変更を加えたけど、ポジティブな変更だ。チームとしては、今年すでに何度かマシンを走らせる機会があったので、それは良かった。でも、ドライバーとしては、もっと時間があればと常に願っている。とはいえ、全体的には走ることができて良かった！」
131周を走破したFW47
ウィリアムズの車両パフォーマンス部門のトップであるデイブ・ロブソンは、ドライバーたちの楽観的な見方に同意し、「新しいマシンをようやくトラックに持ち込み、そのパフォーマンスと個性が期待値にどれだけ近いかを理解し始めるのは、いつでも良いものだ」と語った。
「昨年のマシンの弱点を解消し、FW47が幅広いコンディションで競争力を発揮できるよう、マシン開発期間中、私たちは懸命に努力してきた」
「アブダビで昨年のマシンを走らせたカルロスのフィードバックにより、我々が正しい領域に焦点を当てていたことが確認されたが、その焦点が報われたかどうかを理解するプロセスは今日から始まる」
「今日は終日、気温が低く突風が吹いていたが、来月のグランプリでここに戻ってきた際の天候を必ずしも反映しているわけではないものの、マシンをプッシュし、その安定性を確認するには非常に有益なコンディションだった」
「マシンは終日安定して走行し、両ドライバーとも貴重な経験を積むことができた。今日の両ドライバーの経験と、700km以上のスムーズな走行から収集したデータに基づいて、プレシーズンテストの残りの2日間の計画を立てるつもりだ」
ウィリアムズは木曜日にF1テストを再開し、まず午前中にカルロス・サインツJr.がコックピットに戻り、午後はアレクサンダー・アルボンが走行する。
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