サインツ、F1ベルギーGPで接触のピアストリの動きは「楽観的だった」
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ピアトリは1コーナーへの進入でサインツの前に出ようとしたが、メルセデスのルイス・ハミルトンとサイド・バイ・サイドで走行していたサインツにエイペックスで挟まれてしまった。この接触で、サインツもピアストリもリタイアに繋がるダメージを負った。
ピアストリはレース後、衝突の責任は誰にもなかったと語ったが、サインツはマクラーレンのドライバーが熱心すぎたと示唆した。
「僕はルイスと一緒にアタックしていて、ターン1への進入もほとんど決まっていた。クリーンにエイペックスを通過した」とサインツは語った。
「でも不運なことに、オスカーが僕にちょっと楽観的な動きをしようとした」
「ここスパでの過去のレースを振り返ってみると、ターン1の典型的なアクシデントがどのようなものか分かると思うし、少し残念だけど、それはまさにそれだった」
「ターン1でイン側のラインに入ろうとしたり、あそこを回り込もうとしたりすると、誰もがインシデントやクラッシュを起こすのが常だけど、今回は僕が受ける番だった」
「少し経験が足りなかったのか、少し楽観的だったかはわからないけど、またしてもレースインシデントが発生し、レースが犠牲になった」
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衝突の前、サインツはコーナー進入中にロックし、ハミルトンをパスしようとしてイン側に寄ったが、「完璧にエイペックスを通過してルイスを抜いた。僕のオンボードを見れば、確かにロックアップはしているけど、コーナーに深くは入っていない」と主張した。
大きなダメージを負いながらも、フェラーリはサインツをしばらくトラックにとどめていた。
しかし、フェラーリがマシンのリタイアを決断したとき、サインツは順位を下げ、ポイント圏外を走っていた。
「かなり走行不能だったけど、走り続けた」とサインツは語った。
「僕たちはは決して諦めない。雨が降って赤旗が出る場合に備えていたけど、通過して赤旗が出なかったのでリタイアした」
カテゴリー: F1 / カルロス・サインツJr. / スクーデリア・フェラーリ / F1ベルギーGP