サインツ、フェラーリF1の戦略に激高『ハミルトンなんてどうでもいい!』
スクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツは、F1モナコGPでの戦略をめぐる対立について、熱くなっている中での無線メッセージであったと一蹴した。

サインツは、日曜日の最後の表彰台獲得を狙ってエステバン・オコンをアンダーカットするために何度もピットインするよう指示されたが、ラップの後半ではステイアウトするよう指示された。 ハードタイヤでスタートしたサインツは、レース終盤まで走りきるつもりだった。

32周目にルイス・ハミルトンのメルセデスがピットインしたため、その後すぐにサインツはハミルトンの躍進をカバーするためにピットインしたが、その理由をチーム無線で聞かされたサインツは先行するオコンに集中していたため、『ハミルトンなんてどうでもいい!』と言い返した。

レース後半に雨が降り出し、全ドライバーが雨天用タイヤを履くことを余儀なくされ、サインツは8位でフィニッシュしチェッカーフラッグが出るまでに2度目のストップを余儀なくされた。当初は上位3位以内を狙っていたものの、モンテカルロの厳しいコンディションのなかでは、コースにとどまることに苦労した。

しかし、自分の戦略の展開に対する明確な不満について尋ねられたサインツは、当時はその理由が「よく分からなかった」としつつも、自分が戦略を立てたのかについては自分に非がないわけではないと認め、さらにフェラーリの戦略は最適とは言えなかったと語った。

レース後、Sky Sports F1のインタビューに応じたサインツは、「モナコではいつものようにアドレナリンが出て、無線でも興奮が高ぶっていた」と語った。

「今日の最初のピットストップで、僕はちょっと驚いた。ハードタイヤを履いていたので、エステバンをオーバーカットしようと思っていたからね」

「ピットインして1秒差だったけど、本当に理解できなかった。これから彼らと話すつもりだ」

「でも、イエローフラッグやレッドフラッグのリスク、雨が降ってきたことで、もう少しハードを使おうと思っていたけど、それだけだったし、おそらく2回目のストップは1周遅すぎた。でも、仕方ないことだ。私のせいでもある。最初のストップでのフラストレーションを埋め合わせようとして、何か別のことを試みたけど、間違ってしまい、ピットインが遅すぎた」

サインツは序盤にオコンと接触し、ヌーベルシケインに向けてブレーキング中にアルピーヌの後方に突っ込んだ後、レースの大部分でフロントウイングを損傷した状態で走行していた。

ピットボックスでの作業時間を短縮するため、残りのレースではフロントウイングを交換しないことを選択したが、スペイン人は、モナコの狭い空間が現在のドライバーにとって仕事を厳しくしていると説明した。

「彼はコースのちょうど真ん中でブレーキをかけたので、僕は左にも右にもスペースがなく、危うく彼を巻き込むところだった」とサインツは語った。

「何事もなかったのは良かったが、このコースは僕たちには合わない。2台の車が入れない、もう狭すぎるということを示している」

カルロス・サインツJr. スクーデリア・フェラーリ F1 モナコGP

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カテゴリー: F1 / カルロス・サインツJr. / スクーデリア・フェラーリ / F1モナコGP