東京オートサロン TOKYO AUTO SALON 2018 日産・R90CK 日産自動車
東京オートサロン2018の特別公開日に「東京オートサロン・オークション with BH AUCTION」が開催。日産ワークスとして1990年のル・マン24時間レースに参戦したグループCマシンの日産・R90CKが1億7300万円で落札された。

他にも1969年のスカイラインGT-R(ハコスカ)やトヨタ2000GTなど、希少かつ歴史的な価値のあるレースカーやチューニングカー、旧車など1台が出品され、最終落札価格の合計は4億5067万円に達した。

オークションに先立ち、「東京オートサロン・オークション with BH AUCTION」の発表会が行われた。昨年の東京オートサロンでこのオークション設立を発表した株式会社BHJの武井真司CEOは、今年の東京オートサロンで最初の公開オークションを行い、「日本におけるコレクタブルカーの流通を革命する」として述べており、今年これだけ盛大に行われることに感慨深げだった。

また、数千万、数億円単位の落札もあるだけに、発表会ではSMBC信託銀行とのパートナーシップによりオークション取引における決済資金を安全・確実にやりとりできることが、同社の古川英俊代表取締役社長もから発表された。

この他、主にヨーロッパを舞台に毎年展開される高級車による国際公道ラリー「ガムボール3000」が、今年は「Gumball 3000 20th Anniversary 2018 TOKYO FES」として英国のロンドンから日本の東京までで行われる発表と、イタリアの少数生産高級スポーツカーのPAGANIの正規ディーラー販売店「PAGANI JAPAN」が東京/永田町にオープンすることも発表され、創始者であるオラチオ・パガーニ氏によるパガーニ ウアイラ ロードスターのお披露目も行われた。

名誉会長を務める歌手でカーマニアとして知られる堺正章さんの「ただ見るだけにするか? 手元に置いて愛でるか? それは貴方の情熱次第です」という開会宣言でいよいよスタート。

オークションの進行はラジオDJとしても美声を知られるクリス・ペプラーさんが担当。彼が読み上げる価格に、ビッダーたちがさらに落札価格を増やしていく。場内のビッダーたちに加え、ステージでは海外からの電話参加の代理人たちも競り合いに参加。見る間に価格は上がり、最後は1対1の攻防に2階席で見学している大勢のギャラリーも盛り上がりを見せていた。

東京オートサロン・オークション with BH Auction 落札価格(手数料10%込)
LOT.001 1968 Honda S800 : ¥ 9,350,000
LOT.002 1969 NISSAN SKYLINE GT-R (PGC10) : ¥ 14,410,000
LOT.003 1967 DATSUN FAIRLADY 2000 (SR311) : ¥ 11,550,000
LOT.004 1969 TOYOTA SPORTS 800 (UP15) : ¥ 9,460,000
LOT.005 2013 SPOON S2000 ST-4 : 未成立
LOT.006 1972 DE TOMASO PANTERA GROUP 4 : ¥ 36,300,000
LOT.007 2001 NISSAN SKYLINE GT-R (BNR34) : ¥ 35,200,000
LOT.008 2002 SPOON NSX-R GT VERSION : ¥ 18,700,000
LOT.009 1969 TOYOTA 2000GT : ¥ 83,600,000
LOT.010 1997 IDING F512TR SIII TYPE :出品取消
LOT.011 1992 JUN BONNEVILLE 300ZX (CZ32) :未成立
LOT.012 1994 TOP SECRET TS8012V (JZA80)“TOYOTA SUPRA” : ¥ 9,900,000
LOT.013 1990 NISSAN SKYLINE GT-R (BNR32) : ¥ 8,800,000
LOT.014 1990 NISSAN R90CK : ¥ 190,300,000
LOT.015 1996 DATSUN 240Z “VINTAGE Z” (S30)¥ 13,200,000
LOT.016 1996 DATSUN 240Z “VINTAGE Z” (S30) : ¥ 9,900,000

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カテゴリー: F1 / 自動車ニュース