F1カナダGP スプリント予選SQ1:アロンソがクラッシュ 赤旗で大混乱

セッション終盤にターン3でフロントタイヤを激しくロックさせたアロンソは、そのままウォールに直進。残り1分46秒で赤旗中断となり、多くのドライバーが最後のアタックを行えないままSQ1終了を迎えた。
その結果、セルジオ・ペレス、ランス・ストロール、ピエール・ガスリー、バルテリ・ボッタスに加え、FP1でマシントラブルとクラッシュに見舞われたアレックス・アルボンとリアム・ローソンが敗退。スプリント週末特有の短いセッションと赤旗タイミングが、大きく明暗を分ける形となった。
アロンソのクラッシュでSQ1は赤旗終了寸前の混乱
SQ1終盤、フェルナンド・アロンソはターン3進入でフロントを完全にロック。そのまま減速できずバリアにクラッシュした。
「フロントをロックさせた。ああなるともう乗客状態だ。カナダには逃げ場がない。我々は後方にいるし、ペースも不足している。P14だったから、本来より7〜8ポジション上を狙ってプッシュしていた」とアロンソは説明した。
F1 TV解説のジョリオン・パーマーも「超人的なスピードを持ち込もうとしたが、ブレーキングと同時に完全にロックした。ドライバーが責任を認めているし、フェルナンドはこのアストンマーティンで何か特別なことを起こそうとしていたのだと思う」と分析した。
アロンソは自力でマシンを降り、無事をアピールしたものの、アストンマーティンはフロントウイングなどにダメージを負うことになった。
最後のアタック合戦で明暗
赤旗前のタイミングシートではルイス・ハミルトン(フェラーリ)がトップ。キミ・アントネッリ(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)が続き、4チームが上位を分け合う接戦となった。
一方でジョージ・ラッセルはシケインを乗り越えてラップを中断。ピエール・ガスリーにはインピーディングが記録される場面もあった。
赤旗後、セッションは残り時間わずかで再開。ピットレーン出口では“先頭争い”が始まり、カルロス・サインツが真っ先にコースインした。
しかし全車がチェッカー前に最終ラップへ入れたわけではなく、サインツとストロール、ハミルトンら一部のみが間に合う展開となった。
その結果、ペレス、ガスリー、ボッタスはタイム更新できず敗退。ストロールもラップを断念し、地元カナダGPでSQ1敗退となった。
ローソンとアルボンは走行不能のまま終戦
リアム・ローソンはFP1序盤に油圧系トラブルでストップ。パワーステアリングを失った影響で走行時間を大きく失い、SQ1開始直前までマシンは分解状態のままだった。
レーシングブルズは新型フロアを投入していたが、ローソンは十分なデータ収集もできないまま欠場状態となった。
一方、アレックス・アルボンもFP1でマーモットと接触してクラッシュ。ウイリアムズはパワーユニットとギアボックス交換が必要なレベルの損傷を確認し、SQ1欠場を決定している。
メルセデス優勢の流れは継続
FP1ではキミ・アントネッリがトップタイムを記録し、ジョージ・ラッセルとのメルセデス1-2を達成。大型アップグレードを投入したメルセデスは依然として最速候補とみられている。
ただしSQ1ではハミルトン、フェルスタッペン、ノリスらもトップ争いに加わっており、スプリントポール争いは混戦模様となっている。
また、アービッド・リンドブラッドはカナダ初走行ながら上位争いを継続。レーシングブルズのアップグレード効果も含め、引き続き注目を集めている。
■ SQ1敗退ドライバー
17番手:セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム)
18番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
19番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
20番手:バルテリ・ボッタス(アウディ)
21番手:アレックス・アルボン(ウイリアムズ)
22番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
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