F1カナダGP主催者、マーシャル事故死は「安全上の不備」
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マーク・ロビンソン氏は、レース終盤にクラッシュを喫したエステバン・グティエレスのクルマの撤去作業中にクレーンに轢かれ、病院に搬送されたが帰らぬ人となった。
ケベック州の労働健康安全局(CSST)は、事故の詳細な調査を行い、クレーンが時速11kmという速すぎる速度で走行したこと、クルマを2m以上の高さにつり上げたことなどを安全上でのミスがいくつも重なったことが原因であるとの結論を下した。
また同局は、トラックサイドの作業員がクレーンに近づくべきでなかったと主張。マーク・ロビンソン氏と他の作業員は、吊るされたザウバーのクルマを固定するためにクレーンの前方を歩いていた。
F1カナダGPの主催者は、今後のイベントに向けて安全面を改善することを約束し、レース終了後に観客がトラックを歩くことなどが禁止される可能性もある。
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カテゴリー: F1 / F1カナダGP