ジェンソン・バトン SUPER GT
元F1ドライバーのジェンソン・バトンが、先週末のSUPER GT 第6戦 SUGOでSUPER GT初優勝を飾った。

9月15日(土)~16日(日)、スポーツランドSUGOで2018年度SUPER GTシリーズ第6戦が開催された。猛暑に見舞われた第5戦から一転、初秋の爽やかな気候の中でレースウイークを迎えた。今回、GTアソシエイションによる性能調整の見直しが実施され、NSX-GTの最低重量は1034kgから1044kgへと10kgの増加となった。

土曜日午前中の公式練習は途中から雨が降り出し、後半はウエットコンディションとなったが、午後になると雨は上がり、公式予選はドライコンディションで行われた。予選中に発生したクラッシュの影響を受け10分間に短縮されたQ1セッションでは、5台中4台のNSX-GTがQ2進出を果たし、#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン組)はコースレコードでポールポジションを獲得した。

日曜日午後2時、快晴の空の下で決勝レースがスタートしました。スタートドライバーを務める#100 RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴は危なげなく先頭を守り、次第にリードを築く。

各車ピットインのレース折り返しを前にして、#12 カルソニック IMPUL GT-Rが#100 RAYBRIG NSX-GTを抜き返して首位を奪ったが、ドライバー交代直後、山本尚貴からステアリングを引き継いだジェンソン・バトンの#100 RAYBRIG NSX-GTが、ピットアウトしたばかりの#12 カルソニック IMPUL GT-Rをとらえ、39周目に首位を奪還。

レース終盤、GT300クラスのマシンのクラッシュによりセーフティカーが導入されたが、ジェンソン・バトンはレースリスタート後も危なげなく首位を守りきり、81周のレースを優勝。NSX-GTにとっては今季3勝目、山本尚貴にとっては2015年の第6戦スポーツランドSUGO以来の優勝、ジェンソン・バトンにとってはSUPER GT初優勝となった。

この結果、山本尚貴/ジェンソン・バトン組は再びポイントランキング首位に立った。

ジェンソン・バトンは「いろいろなことが起こるサーキットだとは聞いていたけど、その噂通り、タフ以外のなにものでもないレースだった」とコメント。

「僕自身にとっては2012年F1ブラジルGP以来6年ぶりの勝利で、とても感動的な結果になった。タイヤチョイス、セットアップ、メカニックも含め、チーム全員が完ぺきな仕事を成し遂げた成果だと思っている」

「最終コーナーでGT300を抜くときにコースアウトしたけど、ダメージがなかったのは幸運だった。SUPER GTではまだ学ぶことが多いけど、ここではアウトからオーバーテイクしてはダメなんだと今回も勉強させてもらったよ」

山本尚貴は「JBとのペア6戦目にしてレースに勝ててうれしく思います」とコメント。

「ポールポジションもうれしかったんですが、あまり喜びすぎずに平常心を保ってレースをやろうと心がけていました。案の定、SUGOのレースらしく、すんなり終わらせてもらえず、セーフティカーも入ったりしましたが、うまくレースを組み立てることができました」

「昨年からメンテナンスガレージとして一緒にやっているATJのメンバーにとっても今回が初優勝で、チームのスタッフが泣いているのを見て、みんなの思いを乗せてレースをやっているんだなと改めて思いました」

ホンダのプロジェクトリーダーを務める佐伯昌浩は「今回のレースより10kgウエイトが増えましたが、グラム単位の軽量化を行い、重心を下げ、コーナリングスピードを損なわないような準備をしました」とコメント。

「また、フォーミュラでの経験を基にタイヤに負担をかけないエンジン特性を目指したマップを入れてきました。こうした準備に加え、秋になって気温が下がってきたのも有利に働きました」

「今年のNSX-GTは低重心化を目的にインタークーラーのレイアウトを変更していました。夏場の冷却には限界があったことから苦戦する側面があり、今回は気温が下がることで狙ったパフォーマンスが出せたものと思います。この勢いで戦っていきたいと思います」

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カテゴリー: ジェンソン・バトン | SUPER GT