セバスチャン・ブエミ
セバスチャン・ブエミが、F1イタリアGPへの意気込みとモンツァの印象を語った。

セバスチャン・ブエミ (トロ・ロッソ)
火曜日(明日)はミルトンキーンズに行って、シミュレーターでレースの準備をする。午前中はハイメ、僕は午後にやる予定だ。昨年度はモンツァで3日間のテストがあったが、今できることは、これが精一杯。でも、シミュレーターはとてもリアルだよ。モンツァが終わったら、またミルトンキーンズでシンガポールと日本のコースの練習をする。僕は、このふたつのコースに詳しくないからね。

巨大なスクリーンに囲まれた、動くF1カーのコックピットに座ってやるのだが、本当にコースで運転しているような感じがする。実際と全く同じようにクルマは反応し、コーナーを走り抜ける時には体が大きく揺さぶられるんだ。サーキットでの仕事と同じで、数周走っては止まり、レースの週末と同じようにクルマのセッティング調整をしてもらう。それと同時に、例えばステアリングの重さなど、何かおかしいことがあればシミュレーターのエンジニアたちに意見を言う。本物じゃないから、本当に激しくアタックできる。限界を超えることもある。クラッシュしても怪我はしないからね。でも、それが分かっていても、コースアウトするとちょっと嫌な感じがするよ!

来週のセッションではモンツァのコースを再現したシミュレーターで練習する。モンツァのコースを下見することができるだけではなく、クルマにもモンツァに適したセットアップを施すことができる。今回の場合は高速コースなので、最低限の空力ダウンフォースのセットアップだ。モンツァは、今シーズンまだ経験していないほどのダウンフォースが低いコースなので、このシミュレーションでの練習は特にレースの助けとなる。ブレーキング時はクルマが非常に軽く感じるので、再度、加速する際には気を付けなければならない。このようなコンディションをシミュレーションし、本当のコースを走る前に感覚を覚えておくんだ。

開催日程:2009年 F1 イタリアGP

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ブエミ / トロロッソ