2026年F1イギリスGP 予選:全22人ドライバーコメント
2026年F1第9戦イギリスGP予選では、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が今季5回目のポールポジションを獲得し、シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトン(ともにフェラーリ)が続いてフェラーリ勢とメルセデス勢がフロントロウを独占した。

予選後、各ドライバーは決勝に向けた手応えや課題を語り、アントネッリはスプリント勝利に続く快走を振り返る一方、フェラーリ勢はレースペースと戦略で逆転を狙う姿勢を示した。

一方、中団ではレーシングブルズが2台揃ってトップ10入りを果たし、アイザック・ハジャーとアービッド・リンドブラッドが存在感を発揮した。各ドライバーは予選やスプリントで得た収穫をもとに、決勝でのポイント獲得や上位進出への意気込みを語っている。

1番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
「マシンは一日を通して良い感触で、スプリントでも予選でもすべてをうまくまとめることができた。スプリントの序盤は流れに乗るのに苦労したが、ルイス(ハミルトン)に追いついてオーバーテイクモードに入ると、抜ける自信があった。クリーンエアに出てからはギャップを築くペースがあり、そのままマシンを優勝まで持ち帰ることができた。昨日と同じように、予選はフェラーリ勢との大接戦になると分かっていた。実際その通りになった。Q2ではロックアップして少し自信を失ったが、いくつか設定を変更して再び流れを取り戻せた。最後のアタックは非常にきれいなラップで、ポールポジションには十分だった。ここまでは前向きな週末になっているが、明日は長いレースになる。良いスタートを決め、フェラーリ勢を抑えるために懸命に取り組む必要がある。彼らはここシルバーストンで素晴らしいペースを見せているので、彼らに勝つには僕たちがベストを尽くさなければならない」

2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「スプリントではスタートでいくつか順位を落とし、その後はさらに前へ進むためにいくつかバトルをしなければならなかった。ペースは悪くなかったし、レースに向けて変更したい点についていくつか考えがあるので、それに取り組んで、さらに強くなれればと思っている。予選には満足している。ここ数戦はすべてをまとめるのに苦労していたので、再びフロントロウからスタートできるのは良い気分だ。ここにたどり着くために舞台裏で多くの作業があったので、今日は僕たちにとって前向きな一日だ。まだ始まりに過ぎないが、正しい方向への一歩だ。明日はチームとティフォシを誇らしい気持ちにさせるために全力を尽くす」

3番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「長い一日だったので、まずここに来てくれたすべてのファンに心から感謝したい。雰囲気は素晴らしく、グランドスタンドからの声援はスプリントでも予選でも本当に力になった。今朝はキミ(アントネッリ)との戦いを本当に楽しみ、2位で良いポイントを持ち帰るために全力を尽くした。予選については、もちろん昨日の再現ができていればもっと嬉しかったが、キミとシャルルが今日さらに伸ばしてくることは予想していた。今回も非常に僅差だったし、2台が上位にいることで明日に向けて選択肢が増えた。利用できるすべての選択肢を検討し、チームにとって可能な限り最高の結果を争うために全力を尽くす」

4番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日は僕の側では簡単な一日ではなかった。マシンのバランスはかなり強く、快適に感じていたが、ストレートスピードに苦しんでいた。そのためスプリントではマクラーレン勢、フェルスタッペンのレッドブル、そしてシャルル・ルクレールのフェラーリとの戦いになった。4位まで戦って上がることはできたが、僕たちのペースならおそらくトップ3に入り、ルイス(ハミルトン)とキミ(アントネッリ)を追いかけられるだけの強さがあった。予選のQ1では小さなコースオフがあったが、そこから立て直してポール争いに加わることができた。ただ最後のアタックではアウトラップでトラフィックに引っかかり、タイヤを適切なウインドウに入れられなかった。そのためプッシュラップは最初から妥協を強いられ、4番手に甘んじることになった。悔しいが、明日は前進できることは分かっている。そのために全力を尽くし、最前列の争いに加わりたい」

5番手:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
「スプリントについては複雑な気持ちだ。再びスタートで苦しみ、いくつか順位を落としたので、それを取り戻すためにレースを戦わなければならなかった。レースペースは完全には揃っていなかったが、いくつかオーバーテイクを決め、ポイント圏内に戻るところまで近づけた。予選については間違いなく満足している。セッションを通してマシンにとても快適さを感じ、走るたびに改善できた。最後のアタックではすべてを出し切り、少しスライドが多くなりすぎたので、もう少しラップタイムは残っていたと思う。5番手はおそらく達成できる最大限の結果だったので、受け入れる。メルセデスやフェラーリと戦うための純粋なパフォーマンスはまだ足りないが、明日はマクラーレン勢と戦い、しっかりポイントを持ち帰りたい」

6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「厳しい予選だったし、現時点では単純にペースからかなり離されている。ストレートでもコーナーでもかなりのタイムを失っているようで、それが僕たちのパッケージ全体の限界を示している。今夜、すべてのセッションのデータを見直して、できるだけ明確な全体像を作るつもりだが、改善が必要なことは分かっているし、ファクトリーと現場の全員が開発プログラムを通じてギャップを縮めるために本当に懸命に働いている。明日のレースに向けては現実的でなければならない。すぐ前のマシンに挑むチャンスはあるかもしれないが、先頭勢と比べると、僕たちの全体的なペースでは最前線で戦うのは難しいだろう。とはいえ、スプリントで3位に入った自分のパフォーマンスには本当に満足している。今の限界を考えれば素晴らしい結果に感じたし、明日のレースを通して利用できるものをすべて最大化し、マシンから最大限を引き出したい」

7番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
「僕にとっては良い予選ではなかった。すべてが少しずつずれているように感じた。スプリントではトップスピードに苦しみ、予選に向けていくつかまずまずの変更を加えたが、セッション全体を通してストレートで遅く、バランスにも問題があった。違いを生むようなものは何も見つかっていないので、そこには問題があるとかなり確信している。今日苦しんだすべてのことを理解するのは難しく、把握すべきことがたくさんある。明日どうなるか見てみよう」

8番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「今日はより厳しい一日だった。スプリントでは良いスタートを切ったが、バトルが落ち着くと、僕たちにはペースがなかった。午後にはいくつか良いセットアップ変更を行ったが、その恩恵をコース上で十分に見ることはできなかった。マシンは神経質で、特に高速コーナーではそうだったので、グリップとペースが足りなかった。こうした課題があっても、うまく決まれば昨日のように上位争いに戻れることは分かっている。昨日は3番手までわずかコンマ1秒だった。マシンをより適応力のあるものにするために取り組むべき明確な領域があり、チームはそれに懸命に取り組んでいる。メルセデスは今明らかに一歩先にいるが、フェラーリのようなチームは完全に倒せない相手ではないと信じているので、少しずつ削り取り、タイヤを管理し、自分たちに何ができるか見ていきたい」

9番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
「全体として、とてもポジティブな一日だった。このサーキットを走るのはいつだって特別だし、ファンのみんなが信じられないような雰囲気を作ってくれる。今朝のスプリントでは明日のレースに向けて貴重なデータを集めることができたし、セッションの合間にマシンへ施したいくつかの変更のおかげで予選でも一歩前進することができた。Q1は決して簡単ではなかったけれど、その後のセッションに向けてマシンをより良い作動領域に入れることができたのはチーム全体の素晴らしい仕事だった。予選でのラップタイムはどれも非常に似た内容だったけれど、まだ少しタイムを残していた部分もあったので、さらにパフォーマンスを引き出せるポイントを探っていきたい。ここ数戦は競争力のあるマシンを与えてもらっているので、素晴らしい仕事をしてくれているチームには本当に感謝している。焦点は明日のレースに移る。ポイントが懸かっているので、このレベルのパフォーマンスを維持し、良い結果を持ち帰れるよう全力を尽くす」

10番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
「今日の午後のスプリントでポイントを獲得できたことにはかなり満足している。その後の予選ではQ3進出を果たせたことは良かったけれど、本当にギリギリで通過したという感じだった。非常に良かったQ1のタイムから改善できなかったので、セッションを通してなぜマシンのバランスを失ってしまったのか分析する必要がある。チームとしては、明日良いスタートを決めて最大限のポイント獲得を目指すことに集中している。この週末は競争力のあるパッケージがあるので、中団トップ争いを維持できるよう必要な改善を施したい」

イギリスグランプリ

11番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
「まず最初に、素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。Q1の序盤に小さなギアボックスのトラブルが発生したけれど、チームは素晴らしい仕事でマシンを修復し、コースへ戻ってタイムを記録しQ2へ進出するチャンスを与えてくれた。Q2ではターン6でミスをしてかなりタイムを失ってしまい、それですべてが終わってしまった。それでも今日はQ3進出も可能だったと思っているし、最終的な順位にはかなり満足している。今朝のスプリントは特に大きな出来事はなかった。スタートで少し苦労したので、その点は引き続き改善していきたい。今は明日のレースに集中している。すべてをうまくまとめ、トップ10争いができればと思っている」

12番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「今日は難しいスプリントと厳しい予選セッションで、僕たちにとっては大変な一日だった。ここではライバルたちに比べてペースが足りず、一貫して前を行かれてしまっているという現実を突きつけられた形だ。スプリントでは良いスタートを決めて8番手まで上がったが、レーシングブルズ勢とアイザック(ハジャー)が追いついてくると、彼らについていくことができなかった。昨日から多少の進歩はあったように感じるが、それではまだ足りず、もっと大きな前進が必要だ。明日もレーシングブルズとアウディが主なライバルになるだろう。スプリントからいくつか学べたことがあるので、それをレースで生かし、ポイント争いができればと思う。簡単ではないが、ここはいつも長く厳しいレースになり、何が起こるか分からない」

13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
「今日目指していた予選結果ではなかったし、13番手以上のポテンシャルはあったと思っている。Q2ではラップをうまくまとめきれなかったし、最後のアタックでは前のマシンがピットに入ったことでスリップストリームを失い、ストレートで少しタイムを失ってしまった。明日はまた新たなチャンスだ。クリーンなレースを実行できれば、まだ順位を上げられる可能性は十分にある」

14番手:オリバー・ベアマン(ハース)
「スプリントでは良いスタートを切り、1周目もうまくいったので満足している。その後は僕たち本来の位置まで後退した。アウディ勢はスタートが悪く、アイザック・ハジャーのレッドブル・レーシングもデプロイメントの問題があったようで先行することができた。でもその後は正直、僕にできることはあまりなかった。アウディ勢が本来のペースを取り戻すと追いつかれてしまった。最初の数周は良かったが、その後は左フロントタイヤに苦しみ始め、それで終わってしまった。予選ではいつも最大限を引き出そうとしているし、今日はそれができたと思う。Q1は非常に接戦だったが、Q2へ進出できたし、ウィリアムズ勢より前に出られたのは前向きだ。現実的には14番手以上は難しかったと思う。それほどマシンは難しかった。高速コーナーが一番の問題ではなく、低速から中速コーナー進入で苦労している。そこを何とか乗り切れるようなセットアップにすると、高速では強いアンダーステアに制限されてしまう。これまでとは違う問題だ。スプリント後にダウンフォースを増やすための作業もしたが、あまり効果はなかったようだ。明日はベストを尽くす。母国のファンの声援はいつも力を与えてくれる」

15番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「スプリントは特別な内容ではなく、ハースの後ろで詰まり、デプロイメントにも苦しんだ。予選では風が強くなり、僕たちのマシンはその影響を非常に受けやすかったので、とても運転が難しくなり、結果的に競争力を失ってしまった。チームのためにいくつかテスト項目や2台比較も行ってパフォーマンスを探ったが、うまくいかず、依然としてペース不足に苦しんでいる。決勝では新しいフロントウイングとマシンについて引き続き多くを学びたい。明日何ができるか見てみよう。目標は利用できるものをすべて最大限に生かすことだ」

16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「今日はほぼ予想していた通りの一日だった。マシンについてさらに理解を深め、異なる方向性を試すため、セットアップを変更してスプリントはピットレーンからスタートした。結果として有意義な走行になり、良い点も悪い点も含めて有益な情報を得ることができた。昨日も今日も15番手と16番手で予選を終えていたので、いくつかのアイデアを試す良い機会だと考えた。他の中団チームは大規模なアップデートを投入している一方で、僕たちのアップデートはバクーまで入らないため、現状では改善できる範囲に限界がある。それまでは実験とデータ収集が中心になる。低速コーナーではまだ苦しんでいるが、高速コーナーはオーストリアやバルセロナより良くなっている。前向きな点としては、おそらく今季で一番マシンの感触が良かった。フロントウイングの効果もあったのかもしれないが、シミュレーターが約束してくれるほどではない。明日は風の影響で誰にとっても簡単なレースにはならないし、信頼性も結果を左右するだろう。僕たちはアルピーヌよりもハースとの戦いになると思っている」

17番手:エステバン・オコン(ハース)
「スプリントでは最高のスタートを決めたが、前方との間隔が急激に詰まったため、一度アクセルを緩めなければならなかった。そうでなければもっと多くのポジションを上げられていたはずだ。その後はカルロスとアウディ勢2台を抜き、序盤は激しく戦ったが、最終的にはアウディ勢の方が速く、順位を譲らざるを得なかった。あと1周あればカルロスにも抜かれていただろう。そして予選では、最後のラップで起きたことが本当に悔しい。しかも原因がイエローフラッグで、単独の黄旗の影響を受けたのが僕だけだったというのだからなおさらだ。チームは素晴らしい仕事をして、本当に良いマシンを用意してくれた。スプリント予選やここ3~4戦よりも大きく前進していた。マシンの状態は良く、ライバル勢より前にいて、最後のアタックまではQ2進出圏内だった。しかしそのラップで約コンマ2秒もアクセルを戻さなければならなかった。さらに減速したことでエネルギー回生もうまくできず、出口でもタイムを失った。リアグリップは非常に良く、高速区間もかなり自信を持って走れた。良い感触だっただけに、Q2で残り2セットのタイヤを使ってどこまで行けたのか試したかった」

18番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
「今年の中では良い予選の一つだった。セッションを最大限に生かすことができたし、最後のアタックも良く、これ以上タイムを残していたとは思わない。昨日の予選と今日のスプリントを踏まえてセットアップを改善し、その変更によって予選ではバランスも良くなった。ただ、その変更は明日の決勝でさらに効果を発揮するはずなので、何ができるか楽しみにしている」

19番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「セッションの合間にチームが施してくれた作業と、特に低速・中速コーナーでのマシンのフィーリング向上を考えると、このような形で一日を終えることになったのは残念だ。スプリントでは良いレースができたし、燃料を多く積んだ状態ではマシンの競争力も増していた。ただ、それでもレーシングブルズと戦えるほどではなかった。それでも明日に向けて少し希望はあるし、順位を上げられればと思う。午後は風が強くなり、予選はさらに難しくなったが、条件は全員同じだった。ベケッツでリアを失い、完全に不意を突かれた。あのコーナーは今のF1マシンなら全開で通過できる場所で、これまで一度もそんな挙動は感じたことがなかった。本当に珍しい出来事だったので、リアが急に流れた原因をデータで分析する必要がある。明日は厳しい位置からのスタートになるが、ベストを尽くしたい。ここはレースをするには本当に楽しいサーキットなので、良いバトルができて最終的にどこまで行けるか楽しみにしている」

20番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
「今朝のスプリントはフェルナンド(アロンソ)との接触後の学習の機会として活用した。あの件については彼にも謝罪したし、幸い彼のレースへの影響は大きくなかった。予選では高速コーナーでのバランスに苦しみ、それを改善するために多くの変更を加えた。しかし、そのうちの一つで何か問題が起き、高速区間でフロントのグリップをまったく得られなくなり、大きくタイムを失ってしまった。それでも明日に向けて良い情報は集まったし、決勝ではかなり競争力を上げ、中団争いに加われることを期待している。レースではいろいろなことが起こるはずなので、チャンスが来た時にその場にいることが重要だ」

21番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今朝のスプリントではセットアップがうまく決まらなかったが、いくつか変更を加えたことで予選ではより良いウインドウに入れることができた。マシンにはより満足している。まだ目指している位置には程遠いので大きな意味はないが、自分としては良いラップを走れたと思う」

22番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「今回も厳しい予選になった。マシンはここ数戦とまったく同じ状態で、これが今の僕たちの実力だ。ただ、デプロイメントやエネルギーマネジメントには良い点もあったし、今朝のスプリントで示したようにスタートも良かった。全員が改善に向けて懸命に取り組んでいるので、明日のレースで何を学べるか見ていきたい」

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カテゴリー: F1 / F1イギリスGP / F1ドライバー