ブレンドン・ハートレー、ルノーに付き合ったことで失った入賞
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8番グリッドからウルトラソフトでスタートしたブレンドン・ハートレーは、オープニングラップでケビン・マグヌッセン(ハース)に抜かれて9番手に後退する。
23周目、10番手を走行していたニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)がアンダカットを狙ってピットインしてミディアムに交換。
ブレンドン・ハートレーは翌周にヒュルケンベルグをカバーするためにピットインして同じミディアムを選んでヒュルケンベルグの前でコース復帰する。
だが、この動きを見た8番手を走行していたカルロス・サインツ(ルノー)もハートレーをカバーするためにピットインするという連鎖を生む。3名ともミディアムで第2スティントを迎える。
しかし、周囲のドライバーがウルトラソフトもしくはソフトで走行するなか、ミディアムのこの集団はペースが上がらない。
その結果、39周目まで第1スティントを延ばした7番手のフェルナンド・アロンソと8番手のストフェル・バンドーンのマクラーレンが、サインツを先頭とするハートレーが属するグループの前に出ることに成功し、8番手と9番手で復帰する。
チームメイトのピエール・ガスリーはウルトラソフトで33周まで第1スティントを延ばして順位をキープしている。タイヤも第2スティントはソフトを選んで6位でフィニッシュしている。
アンダーカットをカバーするという判断はその時点では避けられなかったかもしれないが、トロロッソ・ホンダはルノーよりもタイヤに優しく、ルノーに付き合えずに第1スティントを延ばしていれば、入賞できたレースだったと言える。
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カテゴリー: F1 / ブレンドン・ハートレー / トロロッソ / ホンダF1 / F1ハンガリーGP