ジュール・ビアンキ
フェラーリの元幹部の二人が、ジュール・ビアンキには将来のフェラーリシートが約束されていたことを明かした。

ジュール・ビアンキは、昨年のF1日本GPでの事故で頭部に重傷を負い、9カ月の入院生活の後、17日(金)に息を引き取った。

フェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーだったジュール・ビアンキは、過去に何度もフェラーリのテストに参加しており、2014年にはF1イギリスGPで大クラッシュを喫したキミ・ライコネンに代わり、翌週に実施されたシルバーストンテストを担当している。

元チーム代表を務めたステファノ・ドメニカリは「フェラーリをドライブするという夢を叶えるため、ジュールはいつもマラネロにいた」とコメント。

「我々の考えとしては、マルシャの後、さらなる成長のために別のチームに行き、フェラーリ加入のビッグジャンプに備えるはずだった。これが数年前に考えた私たちのプランだ。しかし、残念なことに悲運がそうさせてくれなかった」

「本当に悲しい数カ月だった。ジュールはフェラーリ・アカデミーの最初のドライバーだし、ジュールに会うといつも笑顔で、常にポジティブだった。彼には素晴らしい将来が待っていると誰もが確信していた」

「彼には別の運命がふさわしかったと思っている」

また、2014年10月までフェラーリの会長を務めていたルカ・ディ・モンテゼーモロも、キミ・ライコネンがチームを離れることになった場合の後任候補にジュール・ビアンキの名前が並んでいたと明かした。

「ジュール・ビアンキは我々の一員だった。フェラーリファミリーの一員であり、ライコネンとのコラボレーションが終わった後の将来に向けて彼を選んでいた。彼はとても優秀で、控えめながらも、速くて教養もあり、非常にフェラーリらしかった。彼には明るい未来があった」

「運命のいたずらが彼を連れ去り、我々に大きな虚空を残していった。私はジュールの家族とも、フェラーリにいる彼の友人たちとも親しい。彼の家族は非常につらい時間の中で数カ月に渡ってとてつもない勇気を示してきた。素晴らしい人を失った。誰しもが大きな愛を持って彼のことを忘れないだろう」

関連:ジュール・ビアンキが永眠、享年25歳

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: ジュール・ビアンキ | フェラーリ