F1ベルギーGP予選 コメント:全22人のドライバーが決勝への展望を語る
メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが、2026年F1ベルギーGP予選で今季6回目のポールポジションを獲得した。2番手にマックス・フェルスタッペン、3番手にランド・ノリスが続き、トップ10は1秒以内に9台がひしめく接戦となった。

各ドライバーは予選後、それぞれの走りを振り返るとともに、決勝に向けた展望を語った。ポールを獲得したアントネッリやフロントローを確保したフェルスタッペン、グリッド降格を受けながらも速さを示したノリスをはじめ、全22名のコメントを予選結果順で紹介する。

1番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
「ポールポジションを獲得できて本当にうれしい。特に昨年苦戦したこのサーキットで達成できたことは格別だ。Q1は風向きが変わって難しいコンディションだったが、セッションを通して着実に改善することができた。Q3ではマシンのフィーリングがとても良く、最後のアタックではすべてをうまくまとめることができた。土曜日にポールを獲得できたのは素晴らしい結果だが、ポイントが与えられるのは日曜日だ。ターン5までの長いストレートがあるので、スタートが非常に重要になる。決勝でしっかり仕事をやり遂げることに集中したい。チームは一晩でマシンを改善するために素晴らしい仕事をしてくれたし、このパッケージには自信がある。タイヤのデグラデーションは大きくなると予想されるので、今夜しっかり分析し、決勝で最高の状態に臨めるよう準備したい。」

2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
「今日はチームとして本当にうまく仕事ができたし、フロントローからスタートできることをうれしく思う。週末を通してポジティブで、マシンは良いウインドウに入っており、バランスも悪くない。ただ、ストレートスピードだけは他チームに少し劣っていたが、マシンのポテンシャルは最大限引き出せた。もちろんQ3ではアイザックが最終セクターでトウを与えてくれた。本当に感謝しているし、それが明日の決勝で2番手に座っている大きな理由だ。約0.3秒を得ることができたので、トウがなければおそらく6番手前後だったと思う。それほど差は接近していた。明日は前を見るよりも後方を守る展開になるだろうが、面白いレースになってくれることを期待している。」

3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「今日は3番手を獲得できてとてもうれしい。Q3は素晴らしいスタートを切ることができ、マシンからすべてを引き出し、理想的なラップをまとめられた。残念ながら10グリッド降格があるので、この位置からスタートすることはできないが、チームが正しい方向へ進んでいることを示せたのは良かったし、大型アップグレードを投入できるようになれば将来に向けても励みになる。メルセデスがポールを獲得したことは驚きではないし、キミ・アントネッリにおめでとうと言いたい。それでも前向きな要素は多い。グリッド前方にいる何台かよりも僕たちの方が速いことは明らかなので、決勝ではオーバーテイクを決め、できるだけ前方へ戻れることを期待している。何ができるか見てみよう。」

4番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日のQ3最後のラップには満足しているし、フロントローに届く内容だったと思った。この数戦はペースに苦しんでおり、チーム全員で原因を探っている。要因はいくつか考えられるが、今週末は自分のドライビングスタイルにも取り組み、それが改善につながるか試してきた。前向きな兆候もあったが、ここではエネルギーデプロイメントが期待どおりではなかったことも明らかだ。チームとしてあらゆる可能性を調査し、この差をどう解消するかを理解しようとしている。良いニュースは、それでも3番グリッドからスタートできることだし、キミがポールを獲得したようにマシン自体は速い。スパでは何が起こるかわからないし、実際によく波乱が起きる。明日は良いレースにしたいし、全力で戦う。」

5番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「Q3最初のラップにはとても満足していたが、2回目のアタックではピットレーンでアイザック・ハジャーに関する黄旗が振られているのを見てアクセルを戻したため、少しタイムを失った。そこで数百分の数秒は稼げたかもしれないが、今日のマシンから引き出せるものはほとんど残っていなかったと思う。全体的なペースは悪くないが、ライバルたちは非常に高いレベルで走っており、依然として大きな差がある。明日どんな結果を持ち帰れるか見てみたい。このサーキットは僕たちのマシン特性にはあまり合っておらず、決勝では特にストレートでオーバーテイクもディフェンスも難しくなるだろう。スタートでいくつか順位を上げ、その後の展開につなげたい。表彰台なら良い結果だと思う。」

6番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「まずはFP3のクラッシュ後、マシンを組み上げてくれたチームに心から感謝したい。いつもながら彼らの努力には本当に感謝している。予選ではマシンの安定性がやや不足しており、第1、第3セクターが最大の課題になることは分かっていた。それでも今日のパッケージから最大限の力を引き出すことはできたと思う。明日は悪くない位置からスタートできるし、少しでも順位を上げられるよう全力を尽くす。」

7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「今日は僕たちにとって少し難しい一日だった。マシンの適切なバランスを見つけ、最大限のラップタイムを引き出すことに苦労した。Q3最後のラップでは改善できたが、それでも簡単なセッションではなかった。安全策としてQ2で新品タイヤを追加で使わなければならなかったことが、その難しさを物語っている。決勝のペースを正確に予想するのは難しい。走行量が限られていたからだ。周囲の争いは非常に接近しているが、このサーキットはいつも波乱があり、特にオープニングラップではチャンスが多い。あらゆる機会を生かしたい。今後に向けてマシンの特性を改善するアイデアもあるので、これからのレースをもう少し戦いやすいものにしていきたい。」

8番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
「とてもポジティブな土曜日になったし、この素晴らしいサーキットでF1マシンを走らせられることが最高の気分だ。チームは今週末に向けて素晴らしいパッケージを用意してくれたし、マシンは速く、新しいアップグレードも非常にうまく機能している。最終シケインでは少しタイムを失ったので、まだ少しラップタイムを残してしまった悔しさもあるが、それでも今季自己最高の予選結果を獲得できて満足している。チームは着実に前進しており、それを見るのは本当にうれしい。懸命にマシンを開発してくれた全員に感謝したい。明日はランドとアイザックが後方から追い上げてくると予想しているので、現実的に考えなければならない。それでも一つひとつのチャンスを最大限に生かすことへ集中する。」

9番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
「今日は本当に満足している。持っているものをすべて出し切れたし、それ以上のものまで引き出せたと思うので、とても満足している。明日は簡単ではない。レーシングブルズが前にいるし、彼らはかなり速いので厳しい戦いになるだろう。それでも持てる力をすべて出し切り、どこまで戦えるか試したい。それから、今週末スタンドから応援してくれているヒンウィル、ノイブルク、ビスターのチーム全員にも感謝したい。彼らの声援は本当に大きな力になるし、明日良い結果を目指して戦うモチベーションになっている。」

10番手:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
「今日の僕たちのミッションは明確だった。そして、それをやり遂げることができたので、この一日の仕事には満足している。Q3へ進出することが自分の役目だと分かっていたし、レース仕様のセットアップだったため一発の速さには限界があったが、それでも比較的余裕を持って達成できた。マックスは十分速かったが、彼とチームのために役割を果たせたことをうれしく思う。現在のレギュレーションではエンジンの挙動が読みにくく、デプロイメントの管理も変わるため、トウを与えるのは簡単ではない。それでもタイミングをうまく合わせることができた。明日は辛抱強く順位を上げ、ポイント圏まで戻っていきたい。」

ベルギーGP 2026年のF1世界選手権

11番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
「今週末はここに持ち込んだパッケージを考えれば予想どおり少しペース不足だった。それでも予選ラップ自体は良くまとめられたと思う。バランスは良い領域にあり、マシンにも満足していたが、最終的にはQ3へ進出するだけの速さが足りなかった。それでも今季チームが遂げてきた進歩は本当に大きく、全員の努力の賜物だ。アービッドのマシンに投入されたアップグレードが確実に機能していることも分かり、来週自分のマシンにも導入されるのがとても楽しみだ。明日は厳しいレースになるが、今季を通して決勝ペースは強みなので、それを再び発揮し、順位を上げていきたい。」

12番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「まず昨日のクラッシュからマシンを修復し、今日の走行に間に合わせてくれたチームに感謝したい。あのコーナーはバリアの位置が少し不運で、FP3ではルイス・ハミルトンにも同じようなことが起きていた。予選については12番手には満足していない。僕たちの目標は常にQ3だからだ。ただ、それが今の僕たちの実力でもあり、明日トップ10で戦うにはまだ改善が必要だ。グリッド降格のおかげで10番グリッドからスタートできるので、トラックポジションを生かしたい。ライバルはレーシングブルズよりもアウディになるだろう。彼らはまた速さを見せていた。長期的にはパフォーマンスを加え、再び彼らと戦えるようにならなければならない。スパはオーバーテイクのチャンスがあるサーキットなので、セットアップを最大限生かし、順位を上げてポイント獲得を目指す。」

13番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「今日のスパでは、もっと良い結果を期待していた。しかし、前方のマシンにグリッド降格があるため、明日は11番グリッドからスタートする。最後のアタックで少しタイムを失ったので、もう少し上を狙えたかもしれないが、結局のところライバルたちに対してペースが足りなかった。シルバーストン以降、パフォーマンスは少し前進していると感じており、それはポジティブだ。この流れを決勝にもつなげたい。レーシングブルズは再び速く、アウディも少し前にいるので、そこが僕たちの戦う相手になる。今後は何が足りず、どこを改善すべきかを理解し、再び彼らの前に出られるようにしなければならない。今は明日の決勝に集中しており、目標はポイント獲得だ。良いスタートを決めてトップ10争いに加わりたい。」

14番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
「予選の終わり方としては本当に悔しい。かなり早い段階からギアボックスに問題があり、シフトチェンジが正常に機能していなかった。そしてQ2終了直後、チームから油圧系トラブルのためコース上でマシンを止めるよう指示された。パフォーマンスには前向きな要素が確実にあっただけに残念だ。僕の側のガレージでは技術的な問題が続き、クリーンな走行ができなかった。一晩かけてしっかり対処し、明日は改めて挑みたい。」

15番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「ここまでは厳しい週末になっている。すべてのプラクティスで問題を抱えていたが、予選までに解決策を見つけ、ようやく本来の状態でマシンを走らせることができた。Q2進出はポジティブだったし、良いラップをまとめてマシンの力はすべて引き出せたと思う。明日はクリーンなレースをして周囲の混乱を避けることが重要になる。ポイント争いに加わるには何らかの波乱が必要だろうが、訪れたチャンスはすべて最大限に生かしたい。」

16番手:オリバー・ベアマン(ハース)
「厳しい一日だったし、Q3を争えるだけの速さはなかった。僕たちは持てる力をすべて出し切り、その結果が16番手だった。前のセッションではもう少し競争力があるように見えていただけに残念だが、正直に言えば他チームがまだ完璧にまとめ切れていなかっただけだと思う。予選では全員がしっかり仕上げてきた。その中で自分としては、内容という意味では今季でも最高の予選の一つだったと思う。すべてのラップをうまくまとめ、タイムも着実に向上させることができた。その点には満足しているが、パフォーマンスには満足していないし、チーム全員が同じ気持ちだ。それでも前戦からマシンバランスは大きく改善しており、それは前向きな要素だ。」

17番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「今週末を通してマシンの感触は良かっただけに、Q2へ進めなかったのは本当に悔しい。FP3と予選の間にセットアップ変更を行ったが、少し攻めすぎてしまったようだ。その結果、肝心な場面で届かなかった。週末を通してマシンとは良いリズムで走れていたし、少しずつ改善を積み重ねてきた成果も感じていた。明日はグリッド降格を受けるマシンも何台かいるので、状況を見ながらできることをやっていきたい。」

18番手:エステバン・オコン(ハース)
「厳しいセッションになることは分かっていた。ストレートスピードが本来あるべきレベルより大きく不足していたからだ。最初のランではストレートだけで約0.5秒失っていたので、前車に近づいてその損失を減らそうとしていた。ラップ自体は良く、チームも僕も満足していた。これまでは同じようなラップで簡単に突破できていたが、今回はそのストレート不足に加え、リアのダウンフォース不足もあって非常に厳しかった。今あるパッケージでは最大限の仕事はできたと思うし、明日も全力で戦い続ける。」

19番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
「すべてのセッションを問題なく走り切ることができた週末になったのは良かった。1周ごとに自信が深まり、マシンへの理解も進むからだ。週末を通してマシンには快適さを感じていたし、今日の予選ではパッケージから持てる力をすべて引き出せたと思う。まだ改善しなければならない部分はあるが、走るたびに多くのことを学べており、それが安定感にもつながっている。明日はあらゆるチャンスを最大限に生かし、レース距離の中で何ができるか試したい。」

20番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
「ラップ自体には満足しているが、FP1から続いているデプロイメントの問題を予選までに解決できなかった。その影響は非常に大きく、ストレートで失ったコンマ数秒があれば、あと数ポジション前からスタートできたはずだ。明日はまずチェッカーフラッグまで走り切ることが重要になる。良いスタートを決めて集団の中で戦うことが最大の目標だ。」

21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「今日は厳しい予選だったが、予想していたとおりでもある。ここ10戦ずっとそうだったように、僕たちは常にベストを尽くしている。明日も持てる力をすべて引き出し、少しでもパフォーマンスを見つけられるよう学び続けたい。明日はできる限り高いレベルで、自分たちにできることをすべてやるだけだ。」

22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「予選前にいくつか変更を加えたことで、マシンはいくつかの面で改善した。ただ、狙っていたような完璧なトウは得られず、その分コンマ数秒を失ってしまった。それ以外については、今日のペースは予想どおりだった。ここでは戦えるものがあまりないことは分かっている。この週末を終え、ブダペストで待っているものに集中することが重要だ。」

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カテゴリー: F1 / F1ベルギーGP / F1ドライバー