2023年 F1ベルギーGP 予選:ドライバーコメント(11番手以降)
2023年F1第13戦ベルギーGPの予選で11番手以降だったドライバーのコメント。
Q1はウェット、Q2では中盤からドライと金曜日の午後は難しいコンディションでの予選となり、路面への対応やアタックのタイミングなど、ある意味でチーム力が問われるセッションとなった。
11番手:角田裕毅(アルファタウリ)
「ペースがよく、うまくまとめることができよかったです。Q2終盤に差し掛かるとほとどんどのマシンが僕の後方にいて、路面が出来上がった中で走ることができていました。チームからピットに呼ばれ、あまり期待していなかったソフトタイヤへ変更したのですが、結果的にそれが正しい選択になりました。チームはすばらしい判断をしてくれたと思います。このサーキットをドライタイヤで走る時はいくつかのコーナーを全開で走ることができるので、とても楽しいです。今日はまだ路面が乾き切っていない状態だったので全開とはいきませんでしたが、明日が楽しみです。オーストリアで苦戦をしていたインターミディエイトタイヤでのパフォーマンスをチームは改善してくれたので、大きく前進できました。手応えはよかったので、期待できると思います。トラックリミットがなければダニエル(リカルド)もQ2に進めていたはずなので、チームにとってポジティブな予選になりました」
12番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「ウエットからドライに変わるコンディションは、周回を重ねるごとに状況が変わっていくので、常にチャレンジングだ。無理をせず、すぐに行動に移さなければならないので、このような状況はエキサイティングだ。Q2の最後のプッシュラップは、おそらく最高のコンディションでスタートできたわけではなかったと思うけど、それでも、ある意味でこのようなコンディションに対応できるクルマのセットアップができていなかったことがラップタイムに表れていると思う。セクター1は僕たちにとってかなり強かったけど、長くてタイトなセクター2は苦戦を強いられた。でも、そこが決勝ではプラスに働く可能性があるし、ポイント獲得を目指して戦うことになるだろう」
13番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「ターン9でコースオフしてウォールに接触し、クルマにダメージを負ってしまった。その後、ファステストラップを更新したけど、マシンにダメージがかなりあった。もう少しタイムはあったような気もするけど、あのようなコンディションでは、ラップタイムという点では常に何かを残してしまうものだ。日曜の13番手はまずまずだと思うし、そこから進めて生きた。雨のコンディションは大成功するか、大失敗になるかのどちらかなので、すべてを賭けることができるし、そこが好きだ。明日のスプリントも同じようなコンディションになるかもしれない。ここスパの天気は常に興味深いので、何が起こるか見てみよう」
14番手:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
「今日はかなりトリッキーだった。大雨のため唯一のフリープラクティスセッションではトラックタイムが限られていたが、その後の予選ではラップごと、セクターごとにグリップの感触が異なっていたため、コンディションを読むことが非常に重要だった。Q2の最後にスリックタイヤを履いたのは僕たちが最初だったんだけど、残念ながらタイミングが合わなかった。もちろん、残念な結果だったが、ペースは良かったので、明日のシュートアウトとスプリントレースに向けて励みになる」
15番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「今日はコース上で楽な一日ではなかったし、Q3に進めなかったのは残念だ。天候のせいで全員にとってトリッキーなセッションになった、Q2に進むために良い仕事をしたと思う。残念ながら、ターン9でウォールに接触してマシンにダメージを負ってしまい、コースがベストの状態だった時にソフトタイヤで2回目のプッシュラップができなかった。明日はスプリントレースでポイント獲得のチャンスがあるので、確実にポイントを狙いたいと思う。日曜日は15番グリッドから厳しい戦いになるだろうけど、全力を尽くすつもりだ」
16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「今日は厳しかった。このような天候に対応できるダウンフォースがあるとは思えないし、スライドが多くてタイヤがすぐにオーバーヒートしてしまい、タイヤがなくなってしまうことなくラップを終えるのが困難になってしまった。今日は僕たちの日ではなかった。このようなミックスドコンディションは僕たちにとってトリッキーなので、完全なウエットか完全なドライが望ましい。問題はわかっているけど、それを解決する方法は明らかではない。コンディションがドライかフルウエットなら問題ないはずだけど、今日はトリッキーだった。普段こういうコンディションは嫌いじゃないけどね」
17番手:周冠宇(アルファロメオ)
「最終ラップのスタートがとても良かっただけに、Q2進出を逃したのは残念だった。セクター1ですでに0.5秒アップしていたので、Q2進出は簡単だったと思うけど、今日はそうはいかなかった。ポジティブな点としては、変わりやすいコンディションのなかでもマシンが問題なかったことだ。フィーリングも良く、そのおかげで戦いに食い込むことができた。もちろん、フリープラクティスではわずかな周回数しか走れなかったので、理想的なスタートではなかった。それでも、たとえ天候が変わらなかったとしても、明日はもっとスムーズに走れると確信しているので、楽しみにしている」
18番手:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「ポテンシャルを知っていただけに残念な一日だった。このコンディションでは、トラックが乾いているときはいつも少し苦労する。遅れてしまったことで、僕のセッションに支障が出てしまったけど、それでも多大な努力を払ってくれたチームに感謝している。2セット目のタイヤがあれば、もっといいポジションをキープできたはずだ。ドライコンディションで3周目にベストラップを出さなければならないというのは、決していいことではない。自信はあったけど、グリップが足りなかった。ポテンシャルは高かったけど、今日はクリーンではなかった。明日は立て直して、何ができるか見てみる」
19番手:ダニエル・リカルド(アルファタウリ)
「4コーナーのトラックリミットでタイム抹消となってしまい、とても残念だ。オー・ルージュを全開で走ろうと試したんだけど、走行ラインから外れてしまいコース上にとどまろうとしたところ滑ってしまった。4コーナーの縁石を乗り越えた時にもうダメな予感がしていたけど、実際は分からなかったのでその周はプッシュし続けて走った。うまくいった可能性はあると思ったけど、難しかったようだ。残念ながら、あまりよいスタートポジションとはならなかったけど、明日は十分にチャンスがあると思う。ミスしたことは悔しいけど、方向性は間違っていないはずなので、気持ちを切り替え明日に挑む」
20番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「1本目の走行中に油圧系のトラブルが発生し、修復を試みたが、ラップタイムを更新するために再び立て直すことができなかった。セッションの終わりには、トラックは乾いて速くなっていたので、20番手に取り残されてしまった」
カテゴリー: F1 / F1ベルギーGP / F1ドライバー
Q1はウェット、Q2では中盤からドライと金曜日の午後は難しいコンディションでの予選となり、路面への対応やアタックのタイミングなど、ある意味でチーム力が問われるセッションとなった。
11番手:角田裕毅(アルファタウリ)
「ペースがよく、うまくまとめることができよかったです。Q2終盤に差し掛かるとほとどんどのマシンが僕の後方にいて、路面が出来上がった中で走ることができていました。チームからピットに呼ばれ、あまり期待していなかったソフトタイヤへ変更したのですが、結果的にそれが正しい選択になりました。チームはすばらしい判断をしてくれたと思います。このサーキットをドライタイヤで走る時はいくつかのコーナーを全開で走ることができるので、とても楽しいです。今日はまだ路面が乾き切っていない状態だったので全開とはいきませんでしたが、明日が楽しみです。オーストリアで苦戦をしていたインターミディエイトタイヤでのパフォーマンスをチームは改善してくれたので、大きく前進できました。手応えはよかったので、期待できると思います。トラックリミットがなければダニエル(リカルド)もQ2に進めていたはずなので、チームにとってポジティブな予選になりました」
12番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「ウエットからドライに変わるコンディションは、周回を重ねるごとに状況が変わっていくので、常にチャレンジングだ。無理をせず、すぐに行動に移さなければならないので、このような状況はエキサイティングだ。Q2の最後のプッシュラップは、おそらく最高のコンディションでスタートできたわけではなかったと思うけど、それでも、ある意味でこのようなコンディションに対応できるクルマのセットアップができていなかったことがラップタイムに表れていると思う。セクター1は僕たちにとってかなり強かったけど、長くてタイトなセクター2は苦戦を強いられた。でも、そこが決勝ではプラスに働く可能性があるし、ポイント獲得を目指して戦うことになるだろう」
13番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「ターン9でコースオフしてウォールに接触し、クルマにダメージを負ってしまった。その後、ファステストラップを更新したけど、マシンにダメージがかなりあった。もう少しタイムはあったような気もするけど、あのようなコンディションでは、ラップタイムという点では常に何かを残してしまうものだ。日曜の13番手はまずまずだと思うし、そこから進めて生きた。雨のコンディションは大成功するか、大失敗になるかのどちらかなので、すべてを賭けることができるし、そこが好きだ。明日のスプリントも同じようなコンディションになるかもしれない。ここスパの天気は常に興味深いので、何が起こるか見てみよう」
14番手:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
「今日はかなりトリッキーだった。大雨のため唯一のフリープラクティスセッションではトラックタイムが限られていたが、その後の予選ではラップごと、セクターごとにグリップの感触が異なっていたため、コンディションを読むことが非常に重要だった。Q2の最後にスリックタイヤを履いたのは僕たちが最初だったんだけど、残念ながらタイミングが合わなかった。もちろん、残念な結果だったが、ペースは良かったので、明日のシュートアウトとスプリントレースに向けて励みになる」
15番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「今日はコース上で楽な一日ではなかったし、Q3に進めなかったのは残念だ。天候のせいで全員にとってトリッキーなセッションになった、Q2に進むために良い仕事をしたと思う。残念ながら、ターン9でウォールに接触してマシンにダメージを負ってしまい、コースがベストの状態だった時にソフトタイヤで2回目のプッシュラップができなかった。明日はスプリントレースでポイント獲得のチャンスがあるので、確実にポイントを狙いたいと思う。日曜日は15番グリッドから厳しい戦いになるだろうけど、全力を尽くすつもりだ」
16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「今日は厳しかった。このような天候に対応できるダウンフォースがあるとは思えないし、スライドが多くてタイヤがすぐにオーバーヒートしてしまい、タイヤがなくなってしまうことなくラップを終えるのが困難になってしまった。今日は僕たちの日ではなかった。このようなミックスドコンディションは僕たちにとってトリッキーなので、完全なウエットか完全なドライが望ましい。問題はわかっているけど、それを解決する方法は明らかではない。コンディションがドライかフルウエットなら問題ないはずだけど、今日はトリッキーだった。普段こういうコンディションは嫌いじゃないけどね」
17番手:周冠宇(アルファロメオ)
「最終ラップのスタートがとても良かっただけに、Q2進出を逃したのは残念だった。セクター1ですでに0.5秒アップしていたので、Q2進出は簡単だったと思うけど、今日はそうはいかなかった。ポジティブな点としては、変わりやすいコンディションのなかでもマシンが問題なかったことだ。フィーリングも良く、そのおかげで戦いに食い込むことができた。もちろん、フリープラクティスではわずかな周回数しか走れなかったので、理想的なスタートではなかった。それでも、たとえ天候が変わらなかったとしても、明日はもっとスムーズに走れると確信しているので、楽しみにしている」
18番手:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「ポテンシャルを知っていただけに残念な一日だった。このコンディションでは、トラックが乾いているときはいつも少し苦労する。遅れてしまったことで、僕のセッションに支障が出てしまったけど、それでも多大な努力を払ってくれたチームに感謝している。2セット目のタイヤがあれば、もっといいポジションをキープできたはずだ。ドライコンディションで3周目にベストラップを出さなければならないというのは、決していいことではない。自信はあったけど、グリップが足りなかった。ポテンシャルは高かったけど、今日はクリーンではなかった。明日は立て直して、何ができるか見てみる」
19番手:ダニエル・リカルド(アルファタウリ)
「4コーナーのトラックリミットでタイム抹消となってしまい、とても残念だ。オー・ルージュを全開で走ろうと試したんだけど、走行ラインから外れてしまいコース上にとどまろうとしたところ滑ってしまった。4コーナーの縁石を乗り越えた時にもうダメな予感がしていたけど、実際は分からなかったのでその周はプッシュし続けて走った。うまくいった可能性はあると思ったけど、難しかったようだ。残念ながら、あまりよいスタートポジションとはならなかったけど、明日は十分にチャンスがあると思う。ミスしたことは悔しいけど、方向性は間違っていないはずなので、気持ちを切り替え明日に挑む」
20番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「1本目の走行中に油圧系のトラブルが発生し、修復を試みたが、ラップタイムを更新するために再び立て直すことができなかった。セッションの終わりには、トラックは乾いて速くなっていたので、20番手に取り残されてしまった」
カテゴリー: F1 / F1ベルギーGP / F1ドライバー