セナ最後のマクラーレンF1マシンが復活 グッドウッドで33年ぶり公開走行へ

なかでも最大の注目は、セナが最後にドライブしたマクラーレン「MP4/8B」だ。このマシンは1993年にクライスラー・ランボルギーニ製V12エンジンを搭載してテストされた特別仕様車で、一般公開されるのは実に33年ぶりとなる。
セナ最後のマクラーレンが33年ぶりに姿を現す
グッドウッドは毎年F1やモータースポーツ界の名車が集結するイベントとして知られているが、今年のマクラーレンは特に豪華なラインアップを用意した。
現役F1王者ランド・ノリスは2023年型MCL60をドライブする予定で、リザーブドライバーのレオナルド・フォルナローリも同車で走行を担当する。
さらに1976年にジェームス・ハントをワールドチャンピオンへ導いたM23も登場。ハントのタイトル獲得50周年を記念した特別展示となる。
また、1993年オーストラリアGPでセナにF1最後の勝利をもたらしたMP4/8もヒルクライムに参加する。
幻のMP4/8Bが一般公開へ
今回の目玉となるMP4/8Bは、マクラーレンが1994年シーズンに向けてランボルギーニV12エンジン採用を検討していた際に開発されたテストカーだ。
白一色のカラーリングが特徴で、1993年9月にポルトガル・エストリルで行われたテスト以降、公の場に姿を現していない。
このテストではアイルトン・セナとミカ・ハッキネンがステアリングを握っており、MP4/8Bは結果的にセナが最後にドライブしたマクラーレンとなった。
マクラーレン首脳「モータースポーツファンへの特別な贈り物」
マクラーレン・レーシングのチーフ・マーケティング・オフィサーであるルー・マキューエンは、今回の展示について次のように語った。
「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、モータースポーツファンが素晴らしいマシンと走行を間近で体験できるイベントであり、今年も参加できることを嬉しく思っています」
「今年はジェームス・ハントの世界タイトル獲得から50周年となるため、チャンピオンマシンであるM23を持ち込むことは欠かせませんでした」
「MP4/8の優勝車両もヒルクライムを走ります。これはアイルトン・セナが1993年オーストラリアGPで優勝した際のマシンです」
「特にMP4/8Bを公開できることを楽しみにしています。アイルトン・セナとミカ・ハッキネンが1993年にエストリルでテストして以来、初めて一般公開されることになり、すべてのモータースポーツファンにとって特別な機会になるでしょう」
ブルーノ・セナも走行を担当
走行ドライバーにはランド・ノリス、レオナルド・フォルナローリに加え、アイルトン・セナの甥であるブルーノ・セナとロブ・ガロフォールも参加する。
セナ最後のマクラーレンが33年の時を経て再びエンジン音を響かせる瞬間は、今年のグッドウッド最大級の見どころのひとつとなりそうだ。
カテゴリー: F1 / アイルトン・セナ / マクラーレンF1チーム
