F1オーストリアGP 予選:ランド・ノリスが圧巻のポール 角田裕毅はQ1敗退

Q1とQ2をいずれも最速で突破したノリスは、Q3の最初のアタックでも暫定トップに立ち、その後のアタックでさらにタイムを更新。1分03秒971を叩き出し、ポールポジションを決定づけた。今季3回目、通算12回目。
2番手にはフェラーリのシャルル・ルクレールが続いたが、ノリスには及ばず。3番手はマクラーレンのオスカー・ピアストリ。最終盤にアロンソのスピンによるイエローフラッグの影響を受け、最後のアタックを完了できず悔しい結果となった。
フェラーリのルイス・ハミルトンが4番手、カナダGPを制したメルセデスのジョージ・ラッセルは5番手につけた。
レーシングブルズのリアム・ローソンは好調を維持し、6番手という堂々たる結果で地元チームのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を上回った。フェルスタッペンもイエローフラッグの影響でアタックを断念し、7番手に沈んだ。
キック・ザウバーのルーキー、ガブリエル・ボルトレトは初のQ3進出を果たして8番手。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが9番手、アルピーヌのピエール・ガスリーが10番手でトップ10を締めた。
アストンマーティンのフェルナンド・アロンソはQ3進出を逃し11番手。同じく脱落したウィリアムズのアレックス・アルボンは12番手。レーシングブルズのアイザック・ハジャーはQ2終盤でラップを中断し13番手となった。
以下、アルピーヌのフランコ・コラピントが14番手、ハースのオリバー・ベアマンが15番手で続いた。
Q1で最大の波乱はウィリアムズのカルロス・サインツが19番手で敗退したこと。無線ではマシンにダメージがある可能性を訴えていた。ほか、Q1敗退はアストンマーティンのランス・ストロール(16番手)、ハースのエステバン・オコン(17番手)、レッドブルの角田裕毅(18番手)、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ(20番手)だった。
角田裕毅はQ1で18番手に終わり、今季3度目のQ1敗退となった。明確なトラブルやミスはなかったものの、最終アタックでタイムを伸ばしきれず、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに約0.25秒遅れる結果となった。

2025年F1 オーストリアGP 予選 順位・ラップタイム
1.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分03秒9712.シャルル・ルクレール(マクラーレン) - 1分04秒492
3.オスカー・ピアストリ(レッドブル) - 1分04秒554
4.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) - 1分04秒582
5.ジョージ・ラッセル(フェラーリ) - 1分04秒763
6.リアム・ローソン(メルセデス) - 1分04秒926
7.マックス・フェルスタッペン(メルセデス) - 1分04秒929
8.ガブリエル・ボルトレト(アストンマーティン) - 1分05秒132
9.アンドレア・キミ・アントネッリ(レッドブル) - 1分05秒276
10.ピエール・ガスリー(ザウバー) - 1分05秒649
11.フェルナンド・アロンソ(レーシングブルズ)
12.アレクサンダー・アルボン(ザウバー)
13.アイザック・ハジャー(ウィリアムズ)
14.フランコ・コラピント(ウィリアムズ)
15.オリバー・ベアマン(アストンマーティン)
16.ランス・ストロール(ハース)
17.エステバン・オコン(アルピーヌ)
18.角田裕毅(ハース)
19.カルロス・サインツJr.(アルピーヌ)
20.ニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングブルズ)
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