アウディ ル・マン24時間レース
今年90周年を迎えるル・マン24時間レース開催まで残り6週間となった。

2013年6月22-23日、アウディは3台のアウディ R18 e-tron クワトロで臨む15回目のル・マンで「Vorsprung durch Technik (技術による先進)」を証明するために12回目の優勝を目指す。マシンには、超軽量デザイン、最適化されたエアロダイナミクス、ドライバーアシスタンス システム、マトリックスビーム ヘッドライトシステム、そして何より高い信頼性と効率性が与えられている。

アウディモータースポーツ代表のDr. ヴォルフガング・ウルリッヒは「アウディほど短期間でル・マンの記録を塗り替えた自動車メーカーは他にありません。長年に渡ってル・マンは、未来に続く道を作り続けてきました。他のレースにはない独自のレギュレーションによって、燃費向上を始めとする革新的技術の誕生を後押ししてきたのです」と述べた。

1999年以来、アウディはこの世界最高峰の耐久レースにどの自動車メーカーよりも熱心に挑戦し続けてきた。過去14年間で11回の優勝をアウディにもたらしたのは、その時々のル・マンの歴史の中で、いずれも他の追随を許さない画期的な技術の数々だった。

1923年に始まったル・マン24時間レースには、ディスクブレーキ(1953)、ロータリーエンジン(1970)、ターボチャージャー(1974)、カーボンブレーキ(1990)、そしてアウディのTFSI直噴ガソリンエンジン(2001)、TDI直噴ディーゼルエンジンに搭載されたVTGターボチャージャー(2011)、さらにアウディ R18 e-tron クワトロ(2012)など、数多くの革新的技術が登場し技術の進歩を促してきた。

ル・マンに参戦し始めてから、アウディは燃費性能を中心とする効率性向上を非常に重要な課題と考えるようになったが、それは今やアウディブランドの根幹に成長している。

ル・マンの歴史に刻まれた、アウディの数々の記録
・ アウディは1999年から過去14回出場し11回の優勝を獲得、勝率は78.6%。最多優勝回数記録第2位。現在の最多優勝記録保持ブランドは、1970年から28年間で16回の優勝を果たした、ポルシェ。

・ アウディは優勝を含み、合計27回という驚異的な回数の表彰台を獲得。
2000年、2002年、2004年、2010年、2012年には、表彰台の1-3位を独占。歴代ベストエントラント記録2位。

・ アウディは2010年に優勝したアウディ R15 TDIがこれまでの記録を75.4kmも上回る5,410.713kmの最長走行距離新記録を樹立。それまでの記録は、1971年にポルシェが達成したものだった。その後、ストレートにシケインが設置されるなど、ラップタイムが大幅に低下するコース改修が行われた為、今後ポルシェの記録が更新されることはないだろうと言われていた。

・ アウディのレース技術革新が常に持っている2つの柱は、効率性向上と市販車へのフィードバック。これまでTFSI直噴ガソリンエンジン、VTG (バリアブル タービン ジオメトリー) ターボチャージャーを搭載したTDI直噴ディーゼルエンジン、クワトロ 4WDシステム、e-tronハイブリッドテクノロジー、超軽量デザイン、LEDライトテクノロジーを始めとする数々の技術が誕生し、市販車に装備されてきた。

・ わずか10年間での驚異的な進歩で証明されたアウディの高い技術力により、2000年から2010年の10年間で、レース中の燃費10%以上、平均速度208.6km/hから225.2km/hに向上した。

・ 2012年ハイブリッド技術の採用により、レース中の平均燃費が33.34L/100km (2.99km/L)と、前年の優勝マシンに比べ10%向上した。

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カテゴリー: F1 / アウディ / ル・マン24時間レース